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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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オオシタ:今朝の朝食は残り物すべて使いました
ナカニシ:もう、すごい量で腹いっぱいで動けない
オグリ :カレーそうめん、イケたね〜
ナカニシ:おにぎり、デカ過ぎ!

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サノ  :今日は久しぶりの青空だね
ナカニシ:まず、野地板の上の小舞を打ちます
サノ  :オグリと二人で頼む
     オオシタはべんがらの残りを、モリタは油を頼む
     小舞だけでも塗ってしまわないと、トタン張ってからでは塗れないから
4人  :ハ〜イ!

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サノ  :後半始まって初めての天気だから、今日はお昼の後、1時間、川で泳いでヨシっ!
4人  :わ〜い!

サノ  :午後から冷蔵庫上の波トタンを張り出しました。3人は海パン姿のまま屋根の上で作業をしているので、焼けて真っ赤に。でも、もう陽はだいぶ傾いています。急がないと、真っ暗になってしまうぞ。さて、破風板をつけて、べんがらと油を塗ろう。

    :モリタ君、油塗り終わったら、上に上がって、皆と一緒に釘を打ってくれ

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サノ  :この屋根はただ張ればいいわけではなくて、あちこちで既存建物の壁面の凸凹を拾わなくてはならないし、庇の下の狭いところにも差し込まなくてはならず、かなり難しい屋根です。でも、この1年生たち、どんどん苦もなく、仕事してくれるので、素晴らしい。チームワークは今までのどの1年生にも負けないでしょう。飲み込みも早くなって、ずいぶん上手くなりました。かつて、木匠塾の期間中に作業が完成したことがなかったのが、今年は完成しそうです。

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 7時を回ったところで、一応、予定されたすべての作業が終了!完成です。よくやったね。
もう真っ暗な中、投光器を飛ばして、記念撮影です。

 これで今年の木匠塾はおしまい。参加者は過去もっとも少ない人数だったけど、内容は大したもの。今回は学生が自主的に考えたものではなくて、依頼された「仕事」だったので、本来の木匠塾の性格からちょっと外れてしまったけれども、参加した数人はいい勉強になったことでしょう。お疲れさまでした。Sさんご家族のみなさまも、長い期間中、食事ほか、いろいろとお世話になりました。心から感謝いたします。ありがとうございました。

                   (オグリ+オオシタ+ナカニシ+モリタ+サノ)
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オオシタ:やっぱ上松サイコー!
オグリ :いい経験だったよね
ナカニシ:最初の5分は練習だってのに、オグリ、入れてしまったし〜
オグリ :練習ったって、入れる気でやらなきゃ。入っちゃったものは仕方ナイ

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サノ  :すごい雨だったよ
ナカニシ:ちょうど投げる頃だけ止んでくれてよかったです
オオシタ:翌朝の片付けもすごい雨で何もできんかった
オグリ :当日の準備は朝一番に現場に行ったけど、誰もいなくて
オオシタ:午後からだった
ナカニシ:3人とも投げ入れたので、村の人から祝福されました
オグリ :晩に公民館でずいぶんごちそうになりました

8月23日 雨

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サノ  :京都を出る時、すごい雨だったけど、黒田はあまり降ってないみたい
ナカニシ:先生来てからきつい雨になった
サノ  :う〜ん、雨男は僕だったかも...
     さて、シートで仮屋根ができたので、野地板を張るぞ
オグリ :シートの下は暑いけど、雨、冷たい
オオシタ:このシート屋根、漏るんすよ
ナカニシ:べんがら塗ったらひっくり返して釘打つんすね
サノ  :そう、順番は大丈夫?
ナカニシ:番号書いておきました
サノ  :今日は垂木をすべて完了、小舞をほぼ入れてしまってべんがらを塗る
     もうトタンが届いたので、明日、最終日に張って、終わるぞ!
オオシタ:明日、モリタ君が来るそうなので、油塗りは頼めますよ
ナカニシ:やったー!


オグリ :ベンガラで汚れるんで、みな海パンでやって正解!
オオシタ:風呂で洗えば落ちるんすか?
サノ  :大丈夫、大丈夫







 
 毎年、夏のこの時期に行う土壁教室は、日本建築学会近畿支部と学校との共催イベント「親と子の建築教室」(伝統京町家の竹小舞編みと荒壁塗り)によるものです。今年で9回目となる。いつも近畿支部事務局さん、事業委員さんたち、そして京都左官組合の訓練学校指導員の林棟梁、京都府建築工業協同組合の木村棟梁にたいへんお世話になっています。ご協力に心より感謝いたします。

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 さて、教室はまずよしやまち町家から始まります。今年は11組の親子さんが参加されました。中には遠くから来られた方も。スタッフは委員と大学院生たち20名ほど、ずいぶんたくさんの人数になりました。お昼はたいへんなことになりそうです。スタッフのみなさん、よろしく!

 自己紹介やプログラムの説明の後、皆で本校舎に移動。まずは竹小舞編みです。6体のフレームに貫、えつり竹がセットされていて、2組の親子さんで1体の壁をこしらえてもらいます。子どもたちの腰に2分縄が吊るされてますね。この縄で縦横の竹小舞を編んで行きます。12本の縦小舞を6本のえつり竹に編み付けるので、なかなか進みません。お昼までに終わるのかいな?横竹は13、4本ありますが、結わえ付ける縦のえつり竹は3本なので、大丈夫。そこからは早く進んで、ちゃんと1時間少々で編むことができました。

 町家に戻り、みなでわいわいお昼ご飯です。近所のお惣菜屋さんから大きなお皿に盛りつけたごちそうを皆で取り合います。あっという間に食べてしまい、うっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。食後、簡単に町家の説明をば。二階に上がって、お座敷の話し、建具や畳の話し。皆さん、行儀良く聞いてくれましたね。感心感心。

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 それからまた学校に戻って、いよいよ荒壁塗りです。子どもたちはめいめい、コテ板とコテを渡され、土を受け取るやいなや、「わ〜、重い!」。そう、土は思いのほか重いのだよ。林棟梁と下野君が才(さい)という大きなフォークで土を渡してくれます。慣れて来ると、遠くに投げてキャッチするのが面白くて、子どもたちはどんどんチャレンジして来ますね。今年は割合、行儀良く大騒ぎもなく、泥だらけになることもなく、壁が塗られて行きました。お父さんお母さん、スタッフの学生諸君も子どもたちに負けじと塗り付けています。

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 途中でお茶タイム。熱中症予防ですね。でも、雨模様の今日は意外に涼しくて、そんなにお茶が売れませんでした。そこで林棟梁の腕を見てもらいます。てんこ盛りの土を何気なく、すらすらと塗ってしまう姿に、子どもも大人も見入ってしまいます。「すご〜い!」。このデモンストレーション、なかなかよかったですね。プロの凄さ、わかったか!...なっとくしたみたいです。

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 みなさん、上手に表も裏も塗れました。荒壁塗り完成です。バケツとちり刷毛を持ってちり掃除をしてもらい、片付けを手伝ってもらいます。全員集まって、記念写真。朝と違って、みな好い顔になっていますね。やり遂げた充実感がいいです。

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 皆で泥だらけになった道具を洗います。夏は水洗いが気持ちよくて、楽しそう。僕はこんなアジア的な風景がどういうわけか、大好きです。チェンマイで象を洗っている子どもたちの光景を思い出しました。
 また町家に戻って、お茶とお菓子を。しばし休憩です。さすがの子どもたちも疲れたのか、走り回ったりしませんね。皆で今日の感想を話し合いました。みなさん、楽しかったと言ってくれましたよ。やがて、写真入りのちびっこ親方認定書の授与式が行われ、教室は無事終了しました。

 みなさん、お疲れさまでした。また来年もどうぞ来て下さい!     
そうそう、今年も10月頃に実際の町家の改修現場で土壁塗りをしてもらうチャンスをつくろうと思っています。うまく段取りができそうでしたら、学会を通じてご連絡します。ぜひチャレンジしてください。                            (さのはるひと)


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 お盆休みも明けて、18日から後半が始まりました。リーダーのナカニシです。といっても、初日はゆがんだ束などの手直しをして、翌日は垂木を入れ、3日目は小塩の上松の祭の準備で作業はできませんでした。あっという間に4日目です。今日はサノ先生も来てくれるので、進むかな?でも、朝からずいぶん雨が降っています。垂木が屋根に当たってしまうところが2カ所出てきたので、どうしよう?

 サノ先生の指示により、当たるところは仕方ないので、この庇を切るということになりました。2本の垂木を納めて、歪みを調整し、屋根の長さを決めて、垂木を切り落としました。二人の卒業した先輩も駆けつけてくれました。

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 小雨が降ったり止んだりの中、垂木を落して、南側半分に野地板を張ります。冷蔵庫の上側には、陽を当てない方がいいので、ボリカではなく、波トタンを張り、野地をします。その上に背の低い小舞を打って、トタンを張るのだそうです。まず、一番下側に小舞を決めて、それに合わせて野地板を張って行きました。上側で小屋に当たるところは難しいので、サノ先生にやってもらいます。

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 今日のお昼はパエリアをごちそうになりました。手羽先も美味しかったです。夕方になって、やっと野地が張れました。明日は小舞を入れるのと、ベンガラ塗りです。雨が止んで欲しいな〜。
(今年の上松では、われら3人組が活躍しました。後日、報告します。乞うご期待! ナカニシ)


 

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 木匠塾前半は今日が最終日。とっても暑い一日でした。山里の京北でも、日向ではとても作業ができません。昨年つくったヨシズを載せた渡り屋根がこんなときに役に立ちます。

 1日おいて見にくれば、物置の屋根が解体されてなくなっていました。大型冷蔵庫もちゃんと移動されています。1年生たちの話しでは、重くて5人掛かりでも大変だったそうです。







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 桁もいくつか仕込まれていて、感心感心。でも、後で見ると、寸法はメチャクチャでした。仕方ない、一旦外して1本ずつ位置を合わせてやりなおして行きます。母屋との取り付きのところも何とかきれいに納まりました。ここはとてもよい仕事ができています。感心感心。

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 今日のお茶に、とてもおいしいスイカをいただきました。いいですね〜。喉の渇きも止まりました。さて、がんばるぞ。最後のところで寸法を間違えて、短く切断してしまった桁に気づきました。万事休す。でも、まだ長さ調節していない別の通りの母屋桁と入れ替えれば何とかなる。ほぞなど
合わないところは、埋木して、何とかほぞの位置や格好を合わせてしまおう。

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 陽も落ちた頃、やっと母屋桁の仕込み完了です。 前半はここまでとしましょう。後半は垂木を仕込むところから始まることになります。みなさん、よくやってくれました。

 晩ご飯は鹿の肉でBBQ。とても美味しかったです。Sさんファミリーにはたいへんお世話になりました。心から感謝いたします。そして、後半もまたよろしくお願い致します。

(さの)
 
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京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
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