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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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muku11.JPG 合掌がようやく載った

  椋川古民家の構造模型制作はなかなかたいへん。毎日、夜遅くまでこつこつ作業をして一ヶ月、ようやく、完成に近づいた。図面を10枚程つねに見比べないと、梁の掛かり具合がわからない。これは建築図面を読む力をつけるにはなかなかいい方法かもしれない。1年生が最初に手がける木造住宅の構造模型とは雲泥の差だ。

muku12.JPG ようやく完成

 当初は1階の床を張ろうと、床の束や束石を省略していたが、やはり床板を入れると平坦になって、詰まらないと、急遽、束と束石を入れることにした。僕のいかつい手では入らないので、女子学生にやってもらった。ダイドコと称する中央の火袋吹き抜けのある部屋にいろりが切られるのだが、粘土でいろりとクドをこしらえてはめてみた。クドはまだ現場でも築かれていないはずだ。

muku18.JPG 模型内部を覗いてみる

 構造を見るのにつくった模型であるが、やはり母屋やたるきなどを入れないと、屋根の形が見えて来ない。といって、これらをきちんと入れると、中の構造が見えなくなってしまう。たるきは実際のものよりもまばらに透かして入れ、裏側では一部省略して内部を覗けるようにした。

muku13.JPG つしを覗いてみる

muku20.JPG  模型と同じポイントです


muku15.JPG 完成した模型(正面)

 やれやれ、やっと模型は完成。ただ、これはあくまでもタルキの構造ラインが見えているので、実際の建物はこの上に60cmほどの茅が厚く被せられており、全体のプロポーションはずいぶん違って見えてくる。アクリルのカバーも何とか出来上がり、現地に納めに行ったのは、竣工披露の前日のことであった。(さの 5につづく)


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無題 by これなが
まさに入魂の構造模型ですね!
2009/06/15(Mon)01:06:37 EDIT TOP▲
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