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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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あけましておめでとうございます。1年のタダでっす。新潟のヤマコシ村の隣町から京都さ勉強に来ました。おら、15から大工に弟子入りして、もう10年大工をやって来たんだけんど、いやー、京都はさすがっていうか、いい勉強になります。大工10年やったって、たいしたことねえーっすよ。今回は清水焼の窯元さんってとこでちょこちょこって仕事させてもらってますが、こっちで教えてもらった込栓や、鼻栓やらを使って、いやー、いいもんっすね。

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木戸の取り付け寸法はサノ先生に測ってもらっていたんで、先に刻みをよしやまちで出来て、後は現地で柱にほぞ穴をあけて仕込めば終わりっすよ。マツシマ君も手伝ってくれるので、楽でしたっす。

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土台と頭繋ぎ、胴繋ぎを柱を逃がしながら仕込むんさー。何とか嵌りやした。けんどもう日が傾いちまった。朝が遅いっすから、仕方ないっすね。

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ま、こんなもんっす。先生の買ってきてくれた戸、えらく歪んでますで、ちっと見栄え悪いっすけど。さ、次はまた東寺町家に戻らしてもらいます。おお、美術館もやらにゃならんけど、あれ、苦手っす。正月休みには新潟に帰らんけん、家でゆっくりやります。また先生、見てやってください。(話:タダ 聞き取り:マツシマでした。)



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1年のマツシマです。あけましておめでとうございます。
年末に、サノ先生のお手伝いで、五条坂にある清水焼の窯元さんの窯周辺の整備作業をしました。町家の裏手の狭いところにどーんと登り窯があります。もう使われていないそうですが、そのまま保存されています。周りにある作業場では、職人さんや作家さんが静かに絵付けをされています。今でも京都にこんな世界があるんだと感動しました。

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で、登り窯の胴木間という一番低いところの焚口回りを最近発掘調査をされたとかで、低くなって危ないので、蓋をして欲しいと頼まれました。ぼくたちの大工の腕前を振うチャンスです。喜んで引き受けました。相棒のタダ君は新潟で大工修行を積んで来ていて、頼もしい限り!二人で東寺町家の建具周りをやっていましたが、ちょっと五条坂に浮気をすることに。

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 作業はほとんどタダ君がしてくれて、僕はほんのお手伝いです。暮の寒い中、一日で予定された作業を無事終えることができました。複雑な形でどうなるかとはらはらしましたが、そこはサノ先生とタダ君、次々と進めていきます。さすがだな~、僕はいつになったらそんなことができるようになるんだろう?出来上がった厚板のステージ、なかなかよく出来ていますよ。場所が場所だけに、ちょっと皆さんに見て頂くことはできませんが、ご主人さんも喜んでくれました。日も陰るころ、嬉しく片づけて引き上げて参りました。次はその横の通路の木戸をこしらえるそうです。これも楽しみです。(東京出身のマツシマでした)

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あけましておめでとうございます。さのです。
昨年秋の後期から再開した京北合併記念の森・管理棟建設は、年末までにほぼ大工工事を終え、左官工事に入っています。ここまでの経過をまとめましたので、ご覧ください。

山に遊ぶ学校をつくろう---右京区京北合併記念の森にて
(ondoyama's blog)

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その後の工事の模様については、このNLにて報告して参ります。お楽しみに!



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 さのです。お久しぶりです。このところずいぶん忙しくて、ブログの更新ができませんでした。あっという間に冬休みに入っています。設計演習は休み中に補講として、1年生の最後の課題である美術館の中間発表をしました。今年はウオヤ先生と敷地を変えて2分しています。ウオヤ先生は都心の三条高瀬川の敷地、僕の方は宝ケ池公園で敷地を各自探して来るというものです。何人かに設計を紹介してもらいましょう。

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ナカチャンです。宝ケ池に面した山の頂上付近に、昆虫や動物の展示館を設計しています。アプローチを楽しむようにつくりたいですね。1階はRC造、2階を木造という混構造で考えています。周辺の樹木と建築が絡み合うような設計にしたいな〜と。前回の草案批評の折に、先生にぼこぼこにされて、発表前日に新しい案をつくってきました。(え〜〜ん、今日もぼこぼこに!(T_T))

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 さの:ナカチャンの設計は1階をRC造、2階を木造として、平面も断面もよく考えていますが、ボリュームを抑えようとして、全体としてやや窮屈な感じがします。もう少し空間の広がりを生かしてみてください。造形としては、等高線や山の面の変化をどう読み込むかにかかっていますね。この設計は、等高線はそこそこ拾えていますが、肝心の軸線が山の勢いとずれていて、ちょっと不自然な印象があります。自然に沿って、飽きのこない愛される建物を目指して欲しいです。


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セキです。美術館の課題の話が出たとき、まっさきに浮かんだのが井上直久さんの美術館でした。井上直久さんの個展に何度か行く機会があり、その世界感がとても好きでした。宝ヶ池の敷地に、井上さんの「イバラード」を自分なりに表現したい!
 
私が気に入っているイバラードの景色のひとつに、島の周りに海が層状に重なっている「多層海」というものがあります。まず、エントランスのエレベータで多層海を表現してみようと考え、ガラス張りのエレベータの周りを三層くらいの水面ができるように水槽を配置しました。
 
多層海のエレベータで2階の高さまで上ったら、美術館の建物までイバラードの「市電」に似た8人乗りの小さな乗り物で移動します。
 
そのまま美術館の建物に入り下車すると、停留所の前に美術館の受付があります。
 
展示ゾーンはイバラードの町並みを表現したようなものにしたいと考えていますが、
まだまだあいまいのイメージのままなので、これからどんどんイメージを固めていかないと!
先生にも指摘されましたが、正面のデザインもまだだいぶイバラードの雰囲気とはかけ離れています。自分なりにもっともっとイバラードの世界をかみくだいていかなくちゃ!
 
図書館で借りていた井上さんの画集を引き続き借りようと思い、再貸し出しの手続きをしに図書館へ行ったら、返却日が3日過ぎていて、ペナルティを課せられて再貸し出しできませんでした〜…(T_T) 冬休み、どっぷりイバラードの世界に浸かって頑張っていきたいです。
まだ年賀状もクリスマスカードも書いてない〜…
 
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さの:セキチャンの設計はアニメの宮崎駿作品に出て来る世界です。多分に未来的でノスタルジックな世界をいくぶん乙女チックに描いたイバラードなる物語風景の美術館。きっと未来は文明が滅びて、人間はずっと自然界の掟に従順に、つつましやかに棲息していることでしょう。現実世界に建てるのだけれども、そんな廃墟の、しかしバラ色の世界にもっと浸っていいのではないでしょうか。

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にっしーです。車いすでも上がれる緩やかなスロープを巡らした美術館を設計しています。周辺に自然がいっぱいあるので、閉ざされた空間にするのはもったいないと思い、スロープに窓を大きく開けて、自然との距離を縮めようと考えています。1/3ほど上がったところに第一展示室、2/3上がったところに第二展示室、上がりきったところに池を望めるバルコニーと喫茶室を設けています。スタッフ関係諸室は中庭に面して処理しています。宝ケ池では、南側から見る池の眺めが気に入っています。冬休みの間にこの案をもっと煮詰めて行くつもりです。

 さの:なかなか素晴らしい構成と感心しています。スロープはギャラリーを兼ねるのではなく、周辺の豊かな自然を眺め、気を落ち着かせて2段の展示室に向かうという設定は素直でなかなかいいと思います。池に向いた正面のデザインを楽しみにしています。


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ノンちゃんです。私の美術館は、バレーボールの展示館です。大きな空間に曲面のパーテーションがあって、その中にいろんな展示や映写室が入っています。まだ外観を決められません。どんなんがいいんかな?

 さの:ブースの一つに入ったら、バレーボールの選手になってコートに立って、まさに相手からアタックを受けてボールがすごい勢いで飛んで来る、というような映像が見られたら面白いだろうな!逆に、こちらからトスを受けて、高所から相手コートに強烈なボールを打つというリアルな映像が見られたら、気持ちいいだろうなあ!選手の額に小型カメラを取り付ければいいのだから、案外簡単にできそうだ。そんな展示館、つくって!








 









jutak09198.jpg ミゾです。グループで決めたルールは、

 ①屋根に瓦をつかう
 ②庭に木をたくさん植える
 ③引戸を用いる

の3項目を守り、ほかは自由としました。設計にそれぞれの個性がそれなりに出ていると思います。

「模型はなんだか完成!と言えへん」
「白い模型はさびしい」
「色は想像におまかせちゅうことや」
「あら~、誰も木を植えてへん!」
「はじめての設計で、間取りや構造ばかり考えてた」
「外観にもっとエネルギーをかければよかった」

 これからは製図ばかりではなく、模型にも同じくらい大事にしようという反省の5人でありました。
(ミゾでした。)


 さの: かつては、建築模型と言えば、白一色でした。色や質感よりもフォルムを重視したかったからでしょうね。学生が模型をつくる意味は、プレゼン手ーションよりも、スタディ模型として、形やプロポーションがうまくいっているか?色や材料の選択の方針はどうするか?といった設計を詰めていくための模型という位置づけにより大きな意味があったように思います。彼らが言っているように、色は見る者の想像にまかせる、固定しないという積極的な意味もあるでしょう。
 ただ、最近は、より作者の思いを伝えたいということなのか、色や素材、質感に対する思いが強くなってきているように思います。それがマイナスにはたらく場合も多く見受けられますが、こうして眺める分には、ぱっと見では、色がついているものの方が主張がつよく、全体に楽しげな町に見えることは確かですね。
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