中京区夷川通りの町家をカフェに改修するというプロジェクトの工事を紹介します。
10月から不要な部分や傷んだ箇所を解体撤去する作業をしながら、補強方法を考えていました。11月から本格的に沈下した柱を揚げる作業や、傷んだ柱の足元を根継ぎする作業を始め、これは中旬頃の写真です。既存の框を別のところに移して、補強のために入れた新しい柱に仕込みます。
こちらは大黒柱と反対側に補強で入れた柱とを根がらみ材で結ぶ作業です。4寸角のひのき材をわなぎ留め、ボルトで締め付けます。その前に、柱の前の仕口の穴を埋め木してふさいでから、あらたに穴を掘って仕込むので、手間がかかります。
根がらみを3つの構面で補い、新たに設けた3枚の耐震壁をつなぐことができました。壁に貫を仕込み、えつり竹を入れて、小舞竹を編んで土塗り壁の下地ができあがり。早く荒壁を塗りたいのですが、その前に、ここに取り付くコンセントと電気配線を電気屋さんに仕事してもらうことになります。その間に、次の大引きを据える準備として、束石を据え、ボルトで引くアンカーをこしらえます。
(さの)
10月から不要な部分や傷んだ箇所を解体撤去する作業をしながら、補強方法を考えていました。11月から本格的に沈下した柱を揚げる作業や、傷んだ柱の足元を根継ぎする作業を始め、これは中旬頃の写真です。既存の框を別のところに移して、補強のために入れた新しい柱に仕込みます。
こちらは大黒柱と反対側に補強で入れた柱とを根がらみ材で結ぶ作業です。4寸角のひのき材をわなぎ留め、ボルトで締め付けます。その前に、柱の前の仕口の穴を埋め木してふさいでから、あらたに穴を掘って仕込むので、手間がかかります。
根がらみを3つの構面で補い、新たに設けた3枚の耐震壁をつなぐことができました。壁に貫を仕込み、えつり竹を入れて、小舞竹を編んで土塗り壁の下地ができあがり。早く荒壁を塗りたいのですが、その前に、ここに取り付くコンセントと電気配線を電気屋さんに仕事してもらうことになります。その間に、次の大引きを据える準備として、束石を据え、ボルトで引くアンカーをこしらえます。
(さの)
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