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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 建築科1年、木匠塾会計のヤマモリです。23日、夏休み前の最後の授業を終え、さあ京北に向けて出発!僕とマツウラ、ホリウチの3人はサノ先生の車に同乗、ヒライ・ヒラヤマの2名はまた自転車で再挑戦、そしてタケさんとリンはバイクです。先生が京北の森林組合で材を調達している間に、僕たちは食品の買い物をしました。今晩は定番のカレー。

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 買い物の後、今年のターゲットであるNPO鉾杉塾さんのやられている現場に立ち寄りました。もう小屋の骨組みが建っています。塾長のカワラバヤシさんとこれからの活動について段取りのミーティング。ぼくらは土を捏ねる作業をお手伝いします。よろしくおねがいしま〜す。

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  合宿所のある小塩に到着。さっそく、座敷の襖を閉じて、ダニ駆除剤を。2時間は入れないよ。その間に食事とお風呂の用意をします。

  と、自転車の二人から、周山にある道の駅に到着したと連絡が。学校から105分で24kmの山道を来たんだ。速い!そこで一息入れて、タケさんを待って、一緒に来ると。晩ご飯を早めに食べれるぞ。♪


  お風呂を焚いているうちに、自転車とバイク組が到着!道の駅からの12kmを30分足らずで走って来たんだ。二人ともくたくた汗びっしょり。よく走ったね、おつかれ〜!










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 先輩も駆けつけて、一緒に外でカレーを食べました。いただきま〜す!
 でも、外のテーブルの上に取付けた照明にたくさんの羽蟻が飛んで来て、どんどんご飯に入ってしまいます。仕方ないので、照明を消して、遠くにライトを点けての食事となりました。せっかく星を見ながら、涼しくて気持ちよかったのに、のんびりできない晩餐会となりました。ま、自然が相手だから、仕方ない。

 明日は朝早くからお迎えの車が来ます。早く起きて朝ご飯を済ませておかねば。さあ、はやくお風呂に入って、寝ましょう。

                     (木匠塾初日、報告はヤマモリでした)




 


 
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木工チームリーダー学生棟梁のナカニシです。今日はいよいよ平成京町家伝統型モデル(普及センター)の地鎮祭です。場所は河原町塩小路で、京都駅から東北、歩いて10分もかからないところです。朝9時に集合、組合のテントなど、会場設営の手伝いをしました。学園や組合の理事さんたち、地元の方々、京都市の関係諸氏が集まって来ました。式は新日吉(いまひえ)神宮さんによって執り行われます。昨日までの雨も治まり、天気は大丈夫そうです。

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式は粛々と進み、祝詞の後、四方の祓えに、タダさんと一緒に清めものを持って回りました。学生大工は皆揃いの法被を着用です。

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サノ先生が鎌で草を払い、理事長が鍬で穴を掘り、タダ棟梁が鋤で埋めモノを埋めました。えい、えい、えいっと3度の掛け声で進めて行くんですね。その後の榊の供えをみなさんでつとめます。学生を代表して、僕とタダさんが榊をあげました。後方ではほかの学生たちが動作を揃えて2礼2手です。これで主な式礼は終了です。

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神様を納めてから、なおらいの杯をいただきました。みなさんおめでとうございます。ありがとうございました。

神主さまより神社の由来について簡単な説明をいただきました。新日吉(いまひえ)って、ちょうど今大河ドラマでやっている清盛の頃に出来ているんですね。京都では新しい神社なんだそうですが、それでも800年以上の歴史があるんだそうです。高野山から招来した今熊野(いまくまの)さんと一緒に、比叡山東麓の日吉大社から招来されておられるとか。京都女子大の奥にある大きな神社がそうだったんだ。今度行ってみよう。

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最後に全員で記念写真です。みなさん、せっかくの日曜日にお越しいただき、ありがとうございました。こんな大勢の方々の期待が寄せられているとは、いよいよ頑張らなくては。次にお集りいただくのは、上棟祭のときです。予定通り進めば、8月5日になります。うまく行きますように!

                                               (学生棟梁 ナカニシでした)









「建築科1年のユウヒです!
『同じくタイシです!
「二人で今年の木匠塾のカンジを引き受けたけど、大丈夫やろか?
『入学前から木匠塾をたのしみにしてたんだし、大丈夫やろな。
「今年のプレ木匠は1年生だけで参加らしいで。
『2年生は平成京町家と京都建築スクールでそれどころではないのらしい。
「先生の話では、今年の木匠塾では、地元の人たちの茅葺き小屋を手伝うんやて。
『面白そうだな。がんばろう!
「なんかで俺らの頑張りを示したいな
『7日のプレ木匠に自転車で行くってのは?
「それは行くに決まってるやん。

・・・てなことで、7日、車3台、バイク1台、自転車2台、総勢17名で出発しました。

が、・・・時々どしゃぶりの中、自転車組の僕たちは早朝に出発したのに、雨宿りやら道を間違えるやら、すっかり遅れて京北周山の道の駅に到着。ごめんなさい!

道の駅からは悔しいけど自転車を軽トラに載せて、車で小塩の合宿所へ。さっそく掃除です。

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湿っぽく暗い古民家の雨戸を開け、座敷を掃き、雑巾掛けをしてやると、ずいぶん気持ちよくなってきました。次は食事の用意です。持って来た木切れを燃やして、炭を熾します。バーベキューや~!♪

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雨がずっと降り続くので、庇の下で焼き肉パーティです。一人300gのお肉もほどなく無くなり、続いて定番の焼きそば。韓国人のスンチョルの見事な捌きで、美味しい焼きそばを。次に丹後人の僕タイシとメガネのマツウラでつくりました。
『俺らのも美味しかったやろ?
「スンチョルの方がうまかったけども、タイシらのも気持ちがこもっとって良かったぞ!
食事の片付けを済ませたところに、林業家のSさんが。昨年はSさんの家の庇をこしらえたのだそうです。今年もできれば、離れの板壁の一部をやってもらえないかと。皆で見に行きました。4、5人のチームで何とかできそうです。

次に、常照皇寺という有名な古寺の近所にある茅葺き小屋の工事現場に行きました。こちらは地元のNPOのみなさんの取り組みで、都市と山村との交流拠点となるのだそうです。NPOのメンバーで学校の卒業生のMさんが説明してくれました。会長のKさんも来られたので、一緒に記念写真です。

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7月24日から建て方を始めるのだそうで、それにお手伝いで参加しようということになりました。
よろしくお願い致します。


その後、一昨年まで先輩たちが制作していた京北合併記念の森に行きました。まったく山の中です。

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「これが研修棟かあ、写真で見たよりもでっかいなあ~!
『こんなの生徒でつくれるんやな~。
「タダさんが学生棟梁で建てたんやって。
『でも、町家の方がずっと難しいって。
「先輩たちすごいなあ!
『で、あっちにあるのがその前の年の作品の管理棟らしい。
「土壁の仕事だね
『これもええな~。木に囲まれてるし。
「でも、山から水が湧き出とって、水浸しや。
『配水管からたくさん水が出ていて、ここで手を洗えるみたいやな。

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「先生が、柿渋をもう一度塗りたいんやて。
『やってみたいな~柿渋塗り。美山のツリーハウスもメンテが要るって言うてたな。
「あちこちに先輩がつくった作品のメンテも後輩の仕事やからね。
『まあ、でも先輩たちがつくったものが見られるのはいいことやな~。
「俺らも負けられんぞ。いいものつくりたいなあ。
『腕磨かなあかんな~。
「木匠塾、楽しみや。
『それまでに設計課題をやってしまわなあかんな~。
「それも手抜かずにみんなで良いモノつくろや!合宿でみんな男前になろな。

                               (タイシ、ユウヒでした つづきをお楽しみに!)













2年生の授業に、伝統構法という授業があります。町家や民家などの伝統的な構法について学びます。この日はちょうど平成京町家の伝統型で初めて認定を取得した梓工務店さんの北区の工事現場が見学できるとあって、学生たちと行ってきました。


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ほぼ平屋の建物で、概観はおとなしい感じですが、中に入ると、いつもの梓工務店のワールドです。全体が1室になっていて、頭上の梁組が表しとなって目に飛び込んできます。一渡り見てから、床に座って、伊藤社長の説明を伺いました。

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「材料や栓打ちに興味をもつ生徒さんがいるが、この家では梁にカナダ産の目の詰まったベイマツをつかっている。床下の大引はやはりカナダ産のベイヒバ。柱は京北のヒノキ、板は杉。ある程度硬い材でないと、込み栓で引くことは難しい。」

「いろいろな仕口や継手が目立つかもしれないけれども、こういったものは、最近の若い者は、ちゃんとつくる。伝承される。でも、伝統構法というのは、そういった仕口の寄せ集めではない。伝統構法の本質は木組みの構造を考えるところにある。地震で揺らされて開いてしまう骨組みではダメ。揺らされることで締まっていく構造を考えることだ。それを若い者に伝承してもらいたい。」

「桁に兜蟻でかかる梁は開く方向、折り置きで桁を載せている梁は締まる方向、これを効かすように仕口を考えてやる。この力をうまく太い柱に伝えて下の基礎石に伝わるようにしてやる。それがわかるようになるまで、けっこう時間もかかると思うけれども、それを目ざして欲しい。」

「断熱材としては、壁は土壁t90の外側、床と天井には杉t30の外側にそれぞれスタイロt50を張っている。土壁は断熱性能としてはそう高くないが、蓄熱性能がいい。この家もストーブ1台でいいだろう。」

住まい手さんはエアコンもTVもいらないという外国人夫婦だそうです。照明にしても、まるで野武士のような質実剛健の好みの方のようですね。梓工務店のみなさん、どうもありがとうございました。

                                (さの)






意匠演習(建築科1年)という授業で、主に室内の様子をパース(透視図)スケッチでさっと描く練習をします。透視図の描き方は図学的に説明してやるのが一般ですが、もっと直感的に簡単にでも正確に描ける方法を教え、練習します。覚えた頃合いに、ちょうど設計している木造住宅のインテリアを描いてもらいます。

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自分で設計した家の見所をパースに描くのは、なかなかいいものです。結構、イメージしていたものとは違う発見があって、わくわくすること請け合い。あまり複雑なのは難しいので、なるべくわかりやすく、ドラマチックな空間を拾い出すのがいいでしょう。このスケッチ法は、壁に対して正面から見ることで、消失点が1である描き方ですから、補助的な作図も不要で、コツを覚えれば、すぐに描けます。ひとつ、ある生徒君の案を選んで説明がてら、黒板に描いて見ました。

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このくらいラフでよければ、30分でおおよそ描けます。定規できちんと描いていると、3、4時間はかかるかな。でも、自分の設計している空間がどんなものか、ざっくり捉えるためには、こんな風にざっとフリーハンドスケッチで捕まえてみるのがいいでしょう。

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ちなみに、この生徒君がスケッチブックに描いている平面図はこんな感じのものです。前に紹介しましたが、山荘やログハウスでこの地域を特色付けようというグループの設計ですね。試しに描いたスケッチがあまりに違っていたので、描き方を説明する材料に借りました。初心の生徒君にはまだ図面からだけで立体的な空間をしっかりイメージすることはなかなかできません。でもこうして描いてみると、よくわかります。これをもとに、階段をこうしたいとか、窓が欲しいとか、照明をこの辺から飛ばしたいなどと次々にイメージが沸いて来るものです。

明後日の金曜日には各自のケント草案(着色)の発表会です。その際にこのパースが説明に添えられるといいでしょう? みんな頑張ってね。

                                     (さの)





                                




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