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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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jutak09192.jpg セキです。ノンちゃんと同じチームで、内側にコモングリーンスペースをもつ配置を考えてみました。
<コンセプト>
・各家は道路側に家を寄せて建て、庭を内側に広く取り合う
・中心の4軒は庭のテラスを中心に接するように設け、一つの大きなテラスをつくる。大きなテラスは6軒合同で使用できるようにする
・道路側に高さ1mほどの柵を設け、内側のグリーンスペースは6軒だけの閉ざされた空間とする

「模型はずいぶん色々な彩りになったね。」
「赤い家は日本の風土には合わないなあ。」
「家の形がさまざま過ぎたかな。」
「せめて庭の色は統一しておけばよかったね。」

<感想>
・テラス、庭がオープンな分、各家でプライバシーを守るための方法を考える必要があったが、考慮が足りなかった。
・内側GSをよりよい空間にするために、隣の敷地の人ともっと話し合うべきだった。

 さの:6戸の模型を俯瞰すれば、ほかのチームと比べても、内側GSの家並みは中央がゆったりしていて、いい感じです。ただ、そこを皆でどう利用するか、各家のプライバシーをどう考えるか、もっとつっこんで考える必要がまだまだありそうですね。セキさんの急勾配屋根の家などは、道路ともコモンスペースとも遮断してしまうという思い切った解決だけれども、はたしてそれでいいのかな?二階にオープンテラスを設けている例もあって、確かに一つの解決かもしれません。内側GSというテーマはもう一つのチームが試みているので、両方を後で比較してみましょう。

(静岡出身東北育ちのセキでした  (T_T))




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jutak09191.jpg   建築科1年のノンです。もう後期授業だね。みんなゲンキ?前期に行った住宅設計の作品発表会について報告をしま〜す。ずいぶん前にこのブログで紹介したのを覚えてる?今年は例年と同じ6戸からなる住宅団地でめいめいが住宅を設計するけれども、あらかじめ、どんなまちにするか、テーマごとにグループを分けて設計しました。(→6月19日見てね!)

 さて、9月19日、ほとんど全員が徹夜の眠い眼を擦りつつ、朝、製図室に作品を並べ、皆で採点です。採点は意匠、計画、図面、プレゼン、模型などを評価するんだ。ひとつひとつしっかり見て、コメントも入れたりするので、結構、疲れる。皆、いいもの出すな〜!

 その後、まち並みグループ毎に発表会をしました。

 チーム・ミゾカワ による和風のまち並み1
 チーム・シンタニ による和風のまち並み2
 チーム・ホンダ  による洋風のまち並み
 チーム・カネモト による塀のあるまち並み
 チーム・イナガキ による外グリーンスペース
 チーム・セキ   による内グリーンスペース1
 チーム・カツヒロ による内グリーンスペース2

 これも発表後に評価採点される。ノンも発表した。ドキドキだったよ。明日から、チームごとにブログで紹介します。見、て、ね!   (ノン。)





 jikken09161.JPG

 こんにちは。コバです。浜松出身の2年生です。前に空フレームの耐力試験を行いましたが、いよいよ壁土を塗って行きます。まず、貫にやや太めのえつり竹をつけるのですが、画像左端ではラチ坊が横えつりをえつり穴に差し込んでいます。中では付け送り塗りをしているチームもあるし、裏返し塗をしているチームも、また中塗りに入っているチームもあります。

jikken09162.JPG

 上の左端の写真に見る様に、ラチチームは縦小舞竹を編み始めています。今回の小舞竹は通常のえつり竹くらいに太い竹です。隙間を重視していますから、基準法のピッチよりもやや粗めになります。中の写真では、ラチ坊がもう荒土をつけていますね。右端は中塗りを付けているハマダなるなるAチーム。このチームが最初の試験をしますので、先行してもらっています。

jikken0930.JPG

 9月30日、しっかり乾いていますので、わがFチームは大壁仕様として、付け送り塗りをしてすぐに裏側に貫を仕込み、そこに横竹を釘打ちしていきます。縦竹を入れようと思いましたが、編むのは大変なので、やめました。この二重小舞に大壁に中塗土をつけていきます。右の写真で4チームの壁が見えていますね。いずれも75mm厚の土壁としています。ここに見えない2チームはまだフレームもできていません。大丈夫?          (遠州鉄道ファンのコバでした)


 
 moku0908231.JPG

  1年リーダーのイナガキです。23日、京北小塩での木匠塾も最終日を迎えています。今年は新型インフルエンザ休校の影響で、25日から学校が始まってしまうため、どうしてもこの日の内に仮組を完成させ、解体して撤収しなくてはいけません。
  そもそも仮組はこれまでばらばらに加工してきた各部材が、全体としてきちんと寸法通りに収まるかどうか、つなぎ梁とそれを受ける小屋束との接合部のような、はめてみないとわからないものが本当にはめられるかを確認するという理由で行われました。特に今回は太さも異なり、曲がりもある丸太同士をそれぞれの丸太の形通りにきれいに合わせる「ヒカリ付け」という技法を用いたために、寸法はあちこちですべて異なるという厄介な状態なので、この仮組は本組に向けてもとても重要な仕事となります。
 
  そんな仮組も何とか午後にほとんどの柱梁が組み合わされ、厄介なつなぎ梁の実寸取りも行われ終了。皆で記念写真です。カワサキさん、みなさん、お疲れさまでした。

 さて、記念写真の後は、遅めの昼食をさっと済ませ一気に解体です。部材が外されて行く様子の写真撮影を重ねて行きました。下にその中から6枚を選んで掲載しました。まだまだ明るいから大丈夫と余裕をもっていたら、最後は陽が沈み、夕暮れ時になってしまいました。解体完了の達成感に浸る暇もなく、荷物をまとめ、合宿所を整理。掃除して山を下りる頃にはすっかり真っ暗でした。
  さあ、今夜は久しぶりに家でしっかり寝るぞ!眼が覚めたら、木造住宅設計の図面と模型をやらなくては…。
 
(木匠塾シリーズのアンカーは三重県出身のリーダー:イナガキでした)

moku0908232.JPG

 
  
  1年のフミです。ここ小塩のお祭りは上松(あげまつ)です。京北では松揚げと呼んでいるそうですが、小塩では上松です。毎年、学生たちも参加させてもらっています。昔は余所者にはさせてもらえなかったそうですが、最近は段々高齢化が進んで、松明を放り上げられる元気な者が減ってきたということもあって、特別に、僕たちに参加させてもらえることになったようです。

 もともと上松は、この辺りに残っている風習で、地蔵盆の頃の送り火の意味合いもあるのかと思いますが、日吉神社の神事として行っているのですから、もともとは、火之神である愛宕信仰に端を発しているものに、神仏習合となったのでしょう。(えへん、比較文化専攻のカネモトでした。)

 朝から学生たちも参加して、準備の手伝いをしました。15mほどの大きな柱に2m以上もある大きな松明(たいまつ)を村人がこしらえます。太いものやら細いものやら、竹を入れたり、杉の枝を入れたりしています。その周りには、たくさんの地松明を立てて行きます。夜に、これに火をつけると、辺りは神秘的な光の空間になります。萬灯会(まんとうえ)の光景に近いものがありますね。


moku090822.JPG

 さて、8時頃になると、観光バスやら自家用車でたくさんの人たちが集まって来ました。僕らは神域に入り込み、大きな焚き火を囲んで、小さな投げたいまつに火をつけます。合図とともに、これをぐるぐる回し、勢いをつけてセイ!と投げ上げます。でも、悲しいかな、手を離れたたいまつは後方に飛んで行って、人に当たったり、背後の杉の枝に引っかかってしまたり。棒で叩いて落とし、水をかけて火を消してもらいました。

 はじめはなかなかコツがつかめませんでしたが、そのうち何とか前に飛ぶように。でも、なかなか届かないです。火をつけると、ぼうぼうと、抵抗が大きくなって、あまり飛ばないみたい。鉦の音に混じって、焚き火の音、掛け声が谷間に響きます。自分で投げたたいまつは拾いに行きますが、頭上から松明が降って来て、危ない危ない。やがて、誰かの一投が大松明に入り、よかったよかった。それでもまだ投擲は続きます。最後のあたりで僕の投げた松明が燃え盛る籠に入ったようです。嬉しいですね。ひそかに誇らしくしてました。

 火はどんどん大きくなり、中に仕込まれた竹がはでて大きな爆裂音とともに、火の粉が暗闇の中に勢いよく散りこぼれます。最後には、どどーっと、大きく火が崩れ落ち、大きな火の粉が天高く舞い上がり、歓声があがります。なるほど、火之神への信仰の表現になっていますね。柱を支えていたロープを放ち、柱はどーんと倒れ、周りは火の海になります。さっそく、消防が出て、散水、火の勢いを押さえ、神事は終了しました。

 有名なのは花背別所や広河原の松上げで、倒れた後、皆で火の中に飛び込んで火の粉を舞い上がらせるパーフォーマンスがあったり、引揚げてから下駄を履いて踊り堂で念仏踊りを夜通し踊るという神事が続くそうです。小塩では、片付いてから、関係者が公民館に集まって、酒宴となります。

                      (感動でいっぱい、東京育ちのフミでした)




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