小屋組担当カネコハン棟梁のカネコです。卒業式も目前にして、やっと仮組みに漕ぎつけました。土居桁(どいげた)に束柱を立て、肘木(ひじき)と腕木(うでぎ)を差し込み、棟木(むなぎ)を載せます。腕木に角ダボをはめて、出桁(だしげた)を載せて行きます。京北のヒノキは香りもよく粘りもあって、やっぱり杉よりいいなぁ。
でも、そのヒノキが乾燥に従って癖が出てきて、出桁が曲がっています。真っ直ぐに仕込むのが一苦労です。継ぎ手には車知栓(しゃちせん)を用いて締めて行きます。夕方近くになってやっと垂木(たるき)が納まりました。やれやれ、ご苦労様でした。明日は両妻面に破風板を納めます。ここまで何とか間違いなしでホッとしています。(アカサカ、カツラギ、カネコ)
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