[モダニズムと数寄屋]
2007年9月29日(土)午後1:00~4:00
ハートピア京都3F大会議室(中京区烏丸通り丸太町下る東側)
講師:桐浴 邦夫(京都建築専門学校伝統建築研究科講師)
入場料無料
学外の方は下記までE-mailか電話にてご予約ください
お問い合せ 京都建築専門学校 ℡:075-441-1141
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建築における近代は、歴史を否定してきた大きな側面があります。それによって旧慣にとらわれない新しい世界が広がりました。しかし一方、日本の伝統建築である数寄屋は、近代という、歴史からたいへん遠いところにある時代に、大きく注目をあびるのです。この講義を通じて、歴史が近代においてどのように注目されてきたかということを知り、そして近代数寄屋のみかたについて学んでいきたいと思います。学外の一般の方もどうぞお気軽にご参加ください。
1.モダニズム 日本の系譜
●近代建築と日本
まず日本における近代建築の概要(かなりおおざっぱ)について学びます。
あとのお話の基礎となる部分です。それぞれの時代の特徴をとらえて下さい。
●武田五一が南方録にみた千利休
京都府立図書館の設計や京都市役所の建築にかかわった武田五一は、一般にモダニズム以前の建築家として理解されています。では武田と千利休とモダニズムとのかかわりは?
●堀口捨己のオランダでみたもの
堀口捨己は若いころ、欧州を旅して、オランダの新しい建築に興味を持ちます。それは数寄屋建築に通ずるものだ、というのですが、さていかに。
2.モダニズムとしての数寄屋
●桂離宮の再発見
桂離宮は数寄屋建築の代表、といっても過言ではありません。でも大きく注目をあびるのは昭和時代。近代において桂離宮がどのように注目をあびたか、ということを明らかにしていきます。
●近代建築家の作品から
堀口捨己/吉田五十八/谷口吉郎
これまでのお話のまとめとして、建築家たちの作品を概観します。歴史とモダンとの接点としての近代数寄屋、そのみかたを学びます。
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