今年の秋の見学バス遠足は岡山県閑谷学校です。秋晴れのもと、三上校長以下、教職員、学生、OBらのバス1台分の参加者で出発!途中、神戸の西にある太山寺に立ち寄ります。
太山寺のお目当ては鎌倉期建造の国宝本堂ですが、まず先に仁王門。古味のある柱の雰囲気はいいですが、屋根は後世の改造でプロポーションが残念なことに。石と漆喰の塗り塀の参道を見ながら、三重塔を望み、石段上の本堂の正面に出ます。本堂は正面7間、奥行き6間。出三斗と蔀戸という簡素な壁面構成ですが、銅板葺きのおおらかな入母屋屋根が印象的。内部も簡素ながら木がらの太さといい、間の構成の確かさといい、古代的な雰囲気をよく残してくれています。ちょっと高い場所に建てられたことで湿気から逃れており、京都と違って、乾燥しているのが保存にいいですね。これで屋根が檜皮葺だと本当にいいでしょうな。
プロポーションの悪いと評判の塔も、景観のバランスには欠かせないいいものと思いました。あまり知られていない寺ですが、参道も参道沿いの茅葺きの子院や周囲の山もなかなかいい雰囲気で、また訪れてみたいものです。
(さのはるひと)
太山寺のお目当ては鎌倉期建造の国宝本堂ですが、まず先に仁王門。古味のある柱の雰囲気はいいですが、屋根は後世の改造でプロポーションが残念なことに。石と漆喰の塗り塀の参道を見ながら、三重塔を望み、石段上の本堂の正面に出ます。本堂は正面7間、奥行き6間。出三斗と蔀戸という簡素な壁面構成ですが、銅板葺きのおおらかな入母屋屋根が印象的。内部も簡素ながら木がらの太さといい、間の構成の確かさといい、古代的な雰囲気をよく残してくれています。ちょっと高い場所に建てられたことで湿気から逃れており、京都と違って、乾燥しているのが保存にいいですね。これで屋根が檜皮葺だと本当にいいでしょうな。
プロポーションの悪いと評判の塔も、景観のバランスには欠かせないいいものと思いました。あまり知られていない寺ですが、参道も参道沿いの茅葺きの子院や周囲の山もなかなかいい雰囲気で、また訪れてみたいものです。
(さのはるひと)
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