建築科1年のオサノです。
今日の設計の時間は、自由課題「住宅の設計」で6戸からなるまち並み協定をグループごとに発表しました。午前中、大きな紙に、まち全体を家の屋根伏せと庭を描きこんで行きます。
私のグループは「森の中の家」でしたが、実際にみんなで設計している家を寄せて見ると、なかなか森の雰囲気になりません。コンセプトを「緑の広がる家並み」に変えようということになりました。
これは隣のグループの様子。こちらは「洋風のまちをつくる」というテーマです。
何とか午後からの発表に間に合いました。
わがチームの発表です。協定事項として、4mの樹木を植える、柵を設ける、芝生を敷きつめる、を挙げました。こうして見ると、単純なかたちの家が多いですね。庭というよりも、家の周囲の空きを生かしたいです。大きな樹は落葉樹なので、落ち葉の問題が発生します。みんなで協力して掃除をするということで、コミュニティを活性化しようという狙いです。
サノ先生から、道路や隣地とのつながり方、車の置き方に工夫をと注文がありました。
他のグループからも一つ。これは先ほどのチームですが、「スペイン風」を出そうというコンセプトのようです。屋根を生地色のスパニッシュ瓦葺き、白いスタッコ壁、ご近所のつきあいを工夫、というルールを設けていますね。隣家との間は生垣で、ところどころ開いています。他のグループでは、裏道を設けているところもありました。
他のグループの発表はまた別の機会にお願いします。 (オサノでした)
今日の設計の時間は、自由課題「住宅の設計」で6戸からなるまち並み協定をグループごとに発表しました。午前中、大きな紙に、まち全体を家の屋根伏せと庭を描きこんで行きます。
私のグループは「森の中の家」でしたが、実際にみんなで設計している家を寄せて見ると、なかなか森の雰囲気になりません。コンセプトを「緑の広がる家並み」に変えようということになりました。
これは隣のグループの様子。こちらは「洋風のまちをつくる」というテーマです。
何とか午後からの発表に間に合いました。
わがチームの発表です。協定事項として、4mの樹木を植える、柵を設ける、芝生を敷きつめる、を挙げました。こうして見ると、単純なかたちの家が多いですね。庭というよりも、家の周囲の空きを生かしたいです。大きな樹は落葉樹なので、落ち葉の問題が発生します。みんなで協力して掃除をするということで、コミュニティを活性化しようという狙いです。
サノ先生から、道路や隣地とのつながり方、車の置き方に工夫をと注文がありました。
他のグループからも一つ。これは先ほどのチームですが、「スペイン風」を出そうというコンセプトのようです。屋根を生地色のスパニッシュ瓦葺き、白いスタッコ壁、ご近所のつきあいを工夫、というルールを設けていますね。隣家との間は生垣で、ところどころ開いています。他のグループでは、裏道を設けているところもありました。
他のグループの発表はまた別の機会にお願いします。 (オサノでした)
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木工制作課題にと上京区に町家をお持ちの方から改修・修繕の相談がありました。6日の実習の時間に、皆で自転車で5分ほどのところにある町家に行って来ました。まずはどんな家なのか、どのくらい傷んでいるのか、僕たちで直せるものなのか、見なくてはわかりません。
間口2.5間、奥行き3.5間、2階建ての長屋風です。玄関を入ると、人目でずいぶん歪んでいるのがわかります。1階の奥には小さな庭があるようですが、ずいぶん暗い感じです。窓を開けて、二階に上がります。二階はまずまず明るく、いい感じでした。
手分けして、平面図を取るための実測作業に入ります。内壁の上にベニヤを張っている部分はわかりにくく、苦労しました。断面は佐野先生が取ってくれています。多田先生は傷んだ箇所の床をめくって床下の様子をみるという作業をやってくれています。実測結果を持ち帰り、CADでまとめる予定です。
写真は畳を上げて、レーザーを使ってレベルを調べているところです。
畳は比較的新しいもので、荒床は昔の板のようです。ほとんど釘打ちされていないようでした。
床板を支えている大引きが鴨居だったり丸太だったり、使いまわしがほとんどなのに驚きました。
昔の借家では、ほとんどがこのような感じの間取りと材ということのようです。
この写真で多田先生が測定している柱は小黒柱と呼ぶのだそうですが、ずいぶん細いものです。北に2mほどの柱と比べて5cm沈下しているとわかりました。南隣の柱が隣家と共通の柱なので、一緒に上げることができません。この5cm下がっている柱に合わせて他の柱を下げるというのも一つの方法ですが、あまり健全ではないそうです。
多田先生の話では、まず柱の下の石をきちんと据えなおし、それから敷居、鴨居を付け直すという方がいいのではないかということでした。直し方にもいろんな考え方があると知りました。
床組みの材自身は、思ったよりも元気な状態なんだそうです。このままこの材を使っていくかどうかは、今後検討して行きます。ただ、床下の土は湿っぽく、もっと通気を必要としていると感じました。
上の画像では床板の上に敷居が見えていますが、隙間をもって据えられているのがわかります。昔から、敷居は踏まず、跨ぐようにと言われてましたが、なるほど、踏んではいけないなとわかりました。
秋からこの町家の改修作業に取り掛かるということなので、それまでにお住まいになられる方と話をしながら改修の設計を進めて行きたいです。実際の現場でお施主さんと一緒に検討しながら進められるのがとてもいい勉強になりそうですし、楽しみです。
(木工チーム 副リーダーのタイシでした)
6月に入り、このところ晴天がつづいて、さすがに暑くなって来ました。平成の京町家でも衣替えということで、放課後に建具を替えに行きました。奥の間の障子を取り払うと、何だかすっきり。ここに簀戸を建てます。
簀戸が入ると、まるで見違える世界。室内は暗くなりますが、なんだかひんやりした感じになるのが不思議。それにしても不思議にきれいです。この戸は前にここに建っていた家のものだそうです。ちょっと幅が合っていませんが、言わなればわからない程度です。
建具を建てる細工の次には、すだれ掛をつくります。皆で手分けして加工作業です。時折、吹き通る風が気持ちいい!(木屑を飛ばしてしまいますが、。。)
やっと出来上がって、取付けました。これでもう西陽が暑いと言わせん。簾は明日、取付けてもらいます。
掃除も終えて、表で記念写真。一緒にやってくれたタイシ、モッチー、マツウラたち、ありがとう。おつかれさま。 (建築科2年、木工チームのガクトでした)
昨年、ご夫婦から古民家に住みたいと、改修の相談をうけて、6月2日、学校から1時間ほど車で走った京北の山里の古民家へと木工チームの精鋭たちと出かけました。この日は小解体と実測調査の予定。ベニア板をはがすと、下から黒くくすんだ土壁や梁が姿を現してきます。お昼の用意ができる前にダイドコはすっかり昔のおもかげとなりました。
写真は畳に番号をつけて運び出しているところです。畳をとると、床組みがあらわれて来ました。大引きは意外にしっかりしていたものの、根太は一部朽ちていて、新しく取り替えることにします。
材の断面寸法がひとつひとつ違った材をつかっているところなど、昔の職人さんの腕は素晴らしく、手間をかけて仕事をしていると感心します。
新しい天井の上にかつての黒く光る天井や梁組みが見えて着ました。見た目もありますが、薪ストーブの使用には、このくらいの高さの方がいいと思います。
40年ほど使われていなかった土間のおくどさんを用いて、ご飯を炊き、お昼です。オーナーさんが準備してくれました。地元の野菜やいちごが美味しい!たっぷりいただき、みんなすっかり満足です。
食後、柱に番付をして、倒れ具合と沈下を実測します。1寸~1.5寸の沈下があるようです。中心の軸はほぼ大丈夫ですが、両脇の東西軸が沈下もあり、倒れも大きいとわかりました。全体に西に倒れる傾向があります。
おおよそ予定されていた作業を終え、記念写真です。みなで、この家をどう直していくか、意見交換をしました。これからの回収作業が楽しみですね。また報告します。 (木工チームリーダーのユウヒでした)
5月下旬になってやっと製図練習が終わり、いよいよ住宅の設計を行うところまで来ましたが、その前に、建築雑誌などから、自分が気になっている住宅、お気に入りの住宅作品を紹介する「お気に入り住宅発表」があります。5月31日、家でやって来たプレゼンを公表、皆で見て評価採点を行います。
採点風景
今年の1年生たちはどんな住宅を選んで来るのだろう、と毎年たのしみにしていますが、今回は意外によくがんばって来ていて、きちんとまとめてくれていました。選んだ作品も、意外にまともな家が多く、環境意識が浸透していることを実感させてくれます。
発表風景
採点会が終わってから、皆から投票で評価がよかった作品を選んでもらいました。
珍しいもの、目を引く作品が上位を占める中、ずいぶん地味で本格的な住宅を選ぶ学生もいて、やはり共感する人は少ないのですが、こちらからの推薦として、発表してもらいました。まだ1年生なので、それほど建築に精通しているわけでもないにも拘らず、まずまずのものを見ているところが、興味深い。
例年、思いも寄らなかった面白い家を探し出して来てうまくプレゼンしてくれる学生がグラン・プリを獲得するのですが、今年は比較的まともな家をまともにプレゼンしてくれる3、4名が並んでいて、特にグラン・プリに該当するものはありませんでした。みなさん、よくがんばってくれました。おつかれさま。
次は自分の考える住宅を設計してもらいます。草案スケッチを楽しみにしてます。 (さの)
採点風景
今年の1年生たちはどんな住宅を選んで来るのだろう、と毎年たのしみにしていますが、今回は意外によくがんばって来ていて、きちんとまとめてくれていました。選んだ作品も、意外にまともな家が多く、環境意識が浸透していることを実感させてくれます。
発表風景
採点会が終わってから、皆から投票で評価がよかった作品を選んでもらいました。
珍しいもの、目を引く作品が上位を占める中、ずいぶん地味で本格的な住宅を選ぶ学生もいて、やはり共感する人は少ないのですが、こちらからの推薦として、発表してもらいました。まだ1年生なので、それほど建築に精通しているわけでもないにも拘らず、まずまずのものを見ているところが、興味深い。
例年、思いも寄らなかった面白い家を探し出して来てうまくプレゼンしてくれる学生がグラン・プリを獲得するのですが、今年は比較的まともな家をまともにプレゼンしてくれる3、4名が並んでいて、特にグラン・プリに該当するものはありませんでした。みなさん、よくがんばってくれました。おつかれさま。
次は自分の考える住宅を設計してもらいます。草案スケッチを楽しみにしてます。 (さの)
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