建築科1年では前期に木造の設計製図を学びます。最初は教科書にある木造住宅の平面図や断面図、立面図をコピーしながら、図面の描きかた、家のなりたちなどを勉強していきますが、途中でグループごとにその住宅の構造模型を1/30でつくります。基礎から始めて、2階、小屋組みまで来ました。
木造はすべての部材に名前と固有の役割があるのです。名前を覚えてもらおうと、一人ひとりに名称クイズを。答えられないと、そのグループの全員から減点となるので、みんな真剣。なかには難しい(ちょっと意地悪な)問題もあって、ちゃんと勉強していないと答えられません。
グループごとでの模型作りはいろいろと悩みもありますが、建築ってそんなものです。ひとりではできません。いろんな人たちの協同作業でなりたっています。リーダーには設計を読みぬく技術力のほかにチームをまとめる力が求められます。楽しくみんなで作業を進められるチームが一番ですね。
模型の後はそれを図面にする勉強が待っています。 (さのはるひと)
風薫る5月、たしかにそう。この日、朝まで降り続いた雨も上がり、素晴らしい天気に。午後から空いているというタカハシ君とナガセ君を連れて、久しぶりに京北合併記念の森に出かけた。研修棟の入り口付近にある杉木立には、目も覚めるような藤の花が。藤は杉をダメにしてしまう嫌われ者であるが、こんな見事な花を見てしまうと、ちょっと切れない。林家の人もそう思ったにちがいない。風向きで藤の香が届いてくる。
研修棟では、ダブルに入っているすじかいの中央を結ぶ作業を。座屈長さを短くして強度を得るよう、実験で確かめているので、ここでもそうすることにした。1年生の二人に取付作業をしてもらっている間に、付近を散策、森の整備工事を見て歩いた。すこしずつではあるが、手が入って生き生きとして来たところ、自然なしずかさが破られて残念に思われるところ、さまざまである。やがて、強い雨が盛り土を削り流し、元の自然な山に近付けていく。わが管理棟や研修棟はどうなって行くだろうか。
陽が陰り出したころ合いに、すべての作業が終わり、研修棟の前で記念写真。ごくろうさまでした。次は研修棟の土間に車で入れるように、進入路をつくる作業が待っている。また天気のいい時に一年生たちを誘って路肩の石を積む作業に来よう。お昼はバーベキューでもして楽しくやりましょう。 (さのはるひと)
5月は恒例のソフトボール大会。御所のグランドに昼と夜間の学生たちが集まりました。陽射しはつよいけれども、ときおり雲に隠れていい感じ。ここちよい5月の風もあって、木陰ではほんとに気持ちがいい日和です。
集まったメンバーで、夜間チームと昼1年チームの試合となりました。
夜間のイケイケ2年生がとってもあかるく元気!女の子たちがつくってくれたカラフルなお弁当をちょっといただいて、元気を分けてもらいました。試合の方も夜間イケイケメンバーが圧倒!エンジン全開です。
第2試合は夜間の女の子でゆるゆる気分。昼1年チームが追い上げて何とかタイに持ち込みました。
恒例のMVPは攻守にわたって試合を盛り上げてくれた夜間のヨシカワ君の手に。校長先生を囲んで記念写真で締めました。みなさん、お疲れ様でした!
(腰が痛くなるので見学していたさのでした)
OGのタロです(^▽^)
何だか雨の日が続いて蒸し暑いですね~。
5月8日に毎年恒例春の見学会にて、愛知県の「リトルワールド」に行ってきました!
昼・夜間部の1・2年生と引率の先生方総勢45名です。
行きの高速道路が渋滞していたため、見学時間が短くなりましたが、
五月晴れの気持ちのいいお天気のもとで、各国の民家を中心とした建築物を見学して回りました。
沖縄の石垣島の家から各自自由に見学スタート!
熱心に先生の解説を聞きながら進む生徒や、気に入った建物をスケッチする生徒、
広い園内にある建物全てを回ろうと走る生徒などなど…
本当に暑い1日で歩き回るのは大変でしたが、皆満足できたかな?
私は前回見落としてしまったアラスカ「トリンギットの家」に早速向かい、大きな梁や炉で構成されたシンプルだけど存在感のある空間にひたすら感動!!
ダイナミックな彫刻が施された壁や柱が印象的でした。
トーテムポールや版画に描かれている人間や動物ひとつひとつに意味があり、物語が構成されていてとても面白かったです。
帰りのバスの中では、見学会で恒例行事の感想スピーチが行われました。
今年参加した学生のなかでは、西アフリカ「カッセーナの家」が良かった・印象的だったとたくさんの生徒が話していました。
普段の授業で設計する「家」の形としてあまりにも違う点に、皆が注目していた様に思われます。
今後も様々な建築物を見て、皆さん自分が思う「家」を形にしていって下さい。
リトルワールドまで参加しちゃったOGのタロでした☆
今春めでたく卒業したOGのタロです!
相変わらず学校の周りをうろうろしています☆ふふ
震災から早くも2ヶ月が経ちました。
ブログの更新がかなり滞っているようですね(^^;)
元ブログ担当主要メンバーとして、勝手に学校関連のブログ更新してしまいますね~
5月上旬、鷹峯チームのオ~タ&ナベの2人がまた進歩しました!
改修作業や授業の合間にこつこつ時間をかけて製作した「窓」パーツがほぼ完成しました!!
鷹峯の町家用に窓枠を作り、はめ込むガラスも自分たちでカットしたんです。
赤いのが二つの窓 町家東面にこんな風に入るらしい
<ガラスを切る工程>
廃材のガラスをきれいに洗う(まだ十分使える!)
↓
新兵器「オイル式ガラスカッター」で、厚さ5mmのガラスに浅い筋の様な切込み(傷?)を入れる
↓
切込みを入れたガラス面の裏側から、筋に沿ってコンコンコンとガラスを叩き更に亀裂を入れる
(この工程が難しいらしく、叩く力加減できれいに割れるか、失敗するかに左右されちゃいます!)
↓
最後はガラスに荷重をかけて「パキ」っと折ります!
ガラスを叩くオ~タくんの繊細な手つきはまさに職人!!
真剣な姿勢が素晴らしいです(*^^*)
慎重かつ慣れた手つきでガラスを割り、断面をやすりで仕上げて一丁上がり☆
事前に用意していた窓枠にうまくはめ込めました~♪
あとはコーキングで接着して窓枠は完成です。
実際に現場に取り付けるのも大変でしょうが、この2人なら大丈夫ですね!
(二級建築士受験に張り切るタロでした!)
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