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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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たいへん遅ればせながら、夏の思い出、堀川商店街七夕祭りのイベント、茶影団登場!準備篇その2です。


【茶室】
 茶室は、去年の建工祭(京都建築専門学校の学校祭です!)で、堀川に作った茶室の屋根以外の部分を再利用。壁紙を柱で一旦途切れさせて取り付けたので、つながった雰囲気ながら、茶室の空間を区切ることができたように思います。
床の間は、店舗のショーウィンドウ部分に作成。ラチくんに頼んだ床の間はとっても頑丈に仕上がりました!床の間の仕上げにはかなり悩みましたが、涼しげな砂利敷きに決定。内部に小舞竹を編み、外壁で丸窓をあけたので、下地窓のような雰囲気に!お花部さんにお花をかざってもらった床の間は、とても立派なものになりました。
 
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【外壁】
もともとのファサードは、酒屋さんだったころの看板の跡が残っていて、開口部には窓・扉がないため、内装同様まるまる覆ってしまうものを、と考え、ベニア板を使って大きな面を作ることにしました。
出入り口部分にはにじり口(茶道口?)のイメージで、ちょっと小さめな入り口を。床の間部分には丸窓を切り抜きました。
ベニアは、外側に海をイメージした青色を塗り、床の間から見える内側部分は墨で黒く塗り、ちょっと深く、落ち着いた雰囲気になるようにしました。それぞれのベニア板を、べんがらでピンク色に染めた綿ロープで編み合わせ、海の中のような大きな壁が完成しました。(どうだい!)

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【冷房設備】
作業中もかなり暑くなっていた室内。何とかしなくては。冷房設備について設備を教えてくれている先生に相談したところ、予算の問題もあるため、氷+扇風機という案をゲット!氷柱を購入し、扇風機の風を氷に当てて、涼しい風を送る作戦です!
氷柱は結構なお値段になるので、実験することはできず、ぶっつけ本番です。茶影団は夕方からのオープンなので、ある程度涼しくなってくれることを祈るのみです。(みんな真剣に祈った?)
 
【影絵芝居】
さて、さんざん悩んだ演目は、2008年に話題になった短編アニメーション「つみきのいえ」に決まりました。
アニメーションを見たり、絵本を買ってきて、絵コンテと台本を作成。
おじいさんやおじいさんの家、パイプをボール紙で作り、影にします。
背景を色鉛筆と絵の具で書き、パソコンに取り込んでプロジェクターで写し、そこにおじいさんやおじいさんの家の影を写し出すことにしました。
ノンちゃんにベニアと障子紙でつくってもらったスクリーンは、波と船がフレームにデザインされていて、とってもかわいいものになりました!
 
残すは本番!!たくさんお客さんがきてくれるといいな~!!

(ここまではセキが担当しました。つづきはタロちゃんです。お楽しみに!)
 
 
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 8月6日&7日に行われた堀川商店街の七夕祭りに、私たち京都建築専門学校も参加させていただきました!遅ればせながら、報告です。準備篇は建築科2年セキが担当します。よろしく!
 
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商店街の中の元酒屋さんの空き店舗を借りて、お茶席と、影絵を利用したお芝居の2つのイベントをすることに。お茶部メンバーを中心に頑張るぞ!
 
借りられる店舗は、幅5.4m×奥行き5.3mの店舗スペースと、キッチン、トイレ、6畳+4畳の住居スペース。みんなで議論して、店舗部分にお茶室と影絵芝居をする空間を作り、住居部分をバックヤードとして使用することにしました。
 
現場を視察しに行くと、いくつか問題が。
①堀川通りからの騒音
②商店街の明るさが影絵に影響しそう
③換気設備がなく暑い
④天井・壁がボロボロ
 
まず、①②については、入り口部分シャッターをある程度おろすことで解決できそうです。
 
③はかなり深刻な問題です。今年は異常なほどの暑さ!それに加え、シャッターがおろされることで、風が通らず、ますますアツイ…。何か冷房設備を考えないと!
 
④については、天井・壁をまるまる覆ってしまうような内装を考えることにしました。
 
以上の問題を踏まえ、なかなかのスピードで迫ってくる当日に向けて私たちは動き出しました!!
 
【ポスター】
まずは宣伝広報のためのポスターを作ります!
最初に作ったポスターは小さくインパクトがない!と先生からダメ出しされ、書き直し…。
大きな模造紙を二枚貼り合わせて、影絵芝居をイメージしたポスターを作りました。
「お茶室」+「影絵芝居」=「茶影団」と名づけて書いたポスターは夕焼けの海がイメージされていてなかなかインパクト大!多くの人の目に留まるといいな~。
 
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【内装】
一時的な内装ということで、簡単に手に入り、簡単に作れ、簡単に解体でき、簡単に処理できるもの、ということで、紙を使用することにしました。
 
紙をただ貼り合わせるだけではおもしろくないので、天井は幅25cmの障子紙をあじろに編み、壁は幅1mほどの和紙をのりしろ1cmくらい作って貼り合わせ、のりしろ部分を表に出してリブになるようなデザインにすることにしました。(いいアイデアでしょ。)
 
天井のあじろは、まず2m×2mほどの小さい枠で実験し、簡単に、なかなか綺麗に編めることがわかりました。
しかし、実際は約5m×5mのものを作り、天井に設置しなければなりません!
教室の机を全て隅に寄せて編めるスペースを確保し、3人で1日かかってなんとか編むことができました!
次は現場へ移動しなければなりません。編んだ天井紙をロール状に丸め、3Fにある教室から移動しようとしたところ、階段の奥行きより天井紙の長さが長いため、階段では無理!!ベランダからおろす作戦に変更しました。みんなでギャーギャー騒ぎながら、ベランダから1Fまで天井紙をおろし、現場へ無事移動完了!(この画像があったらよかったな。)
現場にあるもともとの天井枠に、新たな天井枠を設置し、がびょうで少しづつ天井紙を取り付け。考えていたより紙の重さでたるんでしまいましたが、照明をつけてみると、ぼんやりいい雰囲気!!
 
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壁は、リブを作るのが意外と大変。1日半かかって貼り合わせをしました。やぶれないように慎重に、天井枠と土台枠にがびょうで取り付け。もともとの壁と新たに設置した壁の間に30cmほどの隙間を作り、隙間に電球5個を設置しました。電球をつけると、水色の薄い紙にほんのり透ける光がおもしろい奥行感を出してくれました。(やったね。)
 
残った障子紙で魚や動物の形を切り取って壁紙に貼ったので、電球をつけたときに影が出て、落ち着いた雰囲気にちょっぴり賑やかさがプラスされました。
 
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その2につづく。
 
                                             otomekai0917.jpg  
9月17日、専門学校オトメ会なる女子学生たけの会がありました。よしやまち町家に集まり、美味しいケーキと紅茶をいただき、1年と2年の女子学生とで交流、にぎやかそのものです。(以下、1年のホリーが報告します。)

「この学校って、女の子少ないよね、入学式の会場で、女の子は何人?と数えてた。
「最初、女の子が少なくて不安だった。声をかけてくれて、ほっとした。
「これからはオトメ会の結束で、入学式すぐに声をかけて茶話会をやろう!
「やろう、やろう!

「上方探索倶楽部ってやってるでしょ、あれもオトメ会だけでやろうよ。
「賛成!オトメならではの関心、つまりオシャレな建築&スイーツ!
「それ、それ!ぜひ企画しましょう。


「オトメにとって具合の悪い授業ってある?
「木工! どうしても男の子にかなわない。
「でも、楽しいから、授業はあっていいと思う。
「オトメ同士でやんわりやれる方がいいかも。
「最初、男の子と組んでやるのに抵抗あったものね。
「オトメだからといって、電動工具を触らせないというのは、不満。
「私は電動工具もやってるよ。
「私は全然ダメ、泣きそう!


サノ先生:木工は確かに女子にとっては大変だと思う。中にはコンドーさんのように、男勝りもいるけれども、大抵はイズミンやホリーさんのように、こわごわやっているよね。後期は椅子をデザインして、木工で拵える。それは結構、楽しめると思いますよ。
男の仕事と思われている建築業界だけれども、最近はその中で女性の力がとても重要なんだ。だから、学校にもっと大勢の女生徒が来て欲しい。何をするにしても、女子学生がリードして、男どもはハッスルするからね。かつては、女子も25%ほどいたんだが、最近はその半分くらいになってしまった。どうしたら、もっと来てくれるかな?

「もっと効果的な宣伝広報を工夫してみては?
「例えば、課外活動などで、揃いのTシャツか何かを着てみたらいいのでは?
「普段から着れるし、それいい!やろう!
「来月末の学園祭に間に合わせよう!
「そうだね。その前に京都駅前でのイベントがある。早くしなくちゃ。
「でも、どんなデザインにする?
「タロとセキちゃんに任せる!

「来年からインテリアコースを本格的にやるんでしょう?
「それってどうなの?仕事に結びつくかな?
「卒業設計では、どうしてもインテリアの細かい所に関心が向かないでしょう。
「とことん、自分の好きなインテリア空間にきちんと向かい合ってみたいです。
「絵空事よりも、クライアントとの話し方、プレゼンのもって行き方、リフォームの工事の要点など、知りたいことがいっぱいある。それを知っておかないと、社会に出て、すぐに挫折しそう。
「となると、やはり指導してくれる先生だね。サノ先生、よろしく!

サノ先生:これからはなかなか新築物件は増えないと思う。リフォーム工事の設計や相談を総合的にうまく進められる能力が重要になるでしょう。店舗や住宅の相談には、女性が有利なんだと思う。自分で自信のあるデザインや設計の道筋を持てるように、いい勉強をして欲しいね。インテリアって、それだけを切り離して設計できないこともないけれども、実際には、施工や設備に強くないと、うまく行かない。デザインだけ方向性を出して、後は現場任せというのでは、責任をもったいいデザインはなかなか難しい。本当に現場がわかるまでは、それなりに経験を積まなくては無理だけれども、ある程度までは、つかんでいて欲しいです。










  

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建築科1年のイトーです。9月17日、夏休み前からやっていた木造住宅課題の最終提出、発表会がありました。模型やらプレゼンも作成して、皆、眠そうです。全員が全員の作品を採点し、その後にグループ毎の発表をしました。

わがチームは「環濠集落」でしたが、全体として、それほど環濠を生かせてないな〜、という印象。もっと戸外の空間をうまく生かせるように、造園を勉強したいです。

次のグループは「塀なしオープン」というテーマでつくっていました。中には、一部の床高を地面よりも下げて、掘り込んだ家を設計する人、家の中を覗かれないよう工夫をそれぞれに凝らしている人など、いろいろでした。

その次には「縁側のある家」というテーマで、和風の家並みを目指し、屋根は瓦で、高さを揃えるというルールを皆で守ってやってみました。普通は軒の高さを揃えるのだそうですが、このグループでは、最高高さで揃えているそうです。

それから「コミュニケーション」をテーマにしたグループ。ほとんどは、近隣のコミュニケーションを主に玄関で取ろうと、広いポーチ空間を設ける、広い玄関をこしらえ、玄関先に大勢が座れるような家づくりをしていました。皆があつまってバーベキューをしたりすることができるような、もっと積極的なつくり方があってもよかったのかな?

最後に「トトロの森の家」チーム。中央に向かって、皆、片流れの屋根をつくっていたのが印象的でした。

どのチームも、テーマにそれほど固執しなかったのか、町並みとしてしっかり見えるようなところまで至っていないな〜という印象でした。
(もう一度やりたいイトー)







 恒例の日本建築学会近畿支部と共催の「親と子の建築教室・伝統の竹小舞編みと土壁塗り教室」を行いました。今年は8回目になるそうです。8組の親子さんが来てくださいました。いつものように、学会メンバーや阪大院生たち大勢のスタッフも一緒に、みんなでわいわい楽しく学ぶ教室となりました。(京都左官学院の林棟梁、京都府建築工業協同組合の木村棟梁、学会メンバー、学生スタッフのみなさん、参加されたみなさま、たいへんお疲れさまでした。みなさまのご協力に心からお礼申し上げます。)


まずはよしやまち町家校舎に全員集合、自己紹介です。大阪から2組、名古屋からも!それは遠方からどうも。2度目の参加もあれば、何と4回連続のつわものも!ほんとによく来てくださいました。  町家の見学と説明の後、さて、出陣です。

 
 
まずは竹小舞編みです。左官学院の林棟梁に教わります。柱桁土台のフレームに貫が3段、ちょっと太い縦横の割り竹がえつりです。それにまず縦竹から2分縄で編んで行きます。縦竹は上に押し上げて、下がらないようにアングル巻きという仕方で横えつり竹に編みます。最初の縄の止め方と、途中で縄を継ぐ仕方を教わり、さあ、編み方開始!貫板の上下にあるので、合計6本のえつりがあります。横を編み終わったら、今度は横竹小舞を、今度は朝顔巻きに縦えつりに巻いて行きます。縦は3本です。みんな真剣に作業。いつも午前中は静かだよね。1時間ちょっとで編み終わると、ちょうどお昼時間となりました。

お昼はまた町家に戻って、お弁当持参組や町家の近所のお惣菜屋さんの料理組、みんなで40人ほど、賑やかにいただきました。たっぷり食べて、お茶をしっかり飲まないと、熱中症になるよ。

ちょっと休憩をはさんで、さて、後半の部、いよいよ荒壁塗りです。町家の向かいは町内の地蔵盆祭りの真っ最中。賑やかに提灯を下げて、近所のお年寄りがにこにこ迎えてくださいます。来年はみんなで地蔵盆に参加しようか?

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子どもはとにかく、泥が大好き。 今年もサイ(才)という大きなフォークで泥をすくって塗り方のコテ板に渡す練習をしましたが、昨年は土が柔らかすぎて、たいへんな目に。今年はちょっと固めにしたので、あまり泥が散らばらずにできたようです。コテの使い方を教わって、表側から塗って行きます。

今年は誰も手で塗る子はいません。最後までコテでこつこつ塗っていましたね。(手で塗ったっていいんだよ。)表を塗ったら、土をちょっと柔らかに練り直して、裏返し塗りをしてもらいました。通常は乾燥が早くなるよう、片面しか塗らないのですが、貫が邪魔にならない裏塗りは楽しく気持ちよく塗れます。林棟梁が大きなコテでさらさらっとなぞると、魔法のようにきれいな面になってしまいました。

出来上がった壁の前でチーム毎に記念写真です。コンクール?いやいや、どのチームもちゃんと塗れていましたよ。優劣はありません。これで立派な荒壁塗りとなっています。実際の町家の工事にも通用します。

道具を洗って、全員記念写真です。みなさんお疲れさまでした!

町家に戻り、手を洗って、お茶たいむ。感想を語ってもらっている間に、写真付き「ちびっこ親方認定証」が出来上がり、委員長から授与されました。

「あの塗った壁はこの後、どうなるの?」
「来年までそのまま乾かすんだよ。かちかちの壁があったでしょう?あんな風になるんだ。砕いて水を合わせて柔らかくしてやれば、また使えるよ。」
「そうかあ、壊されてしまうんだ。」
「さびしい?」
「何だかね。
「実際の町家で壁を塗るときに、案内を出すから、来て塗る?」
「ほんと? 塗る塗る!

ということで、特に希望する方には、町家改修で壁塗りを行うときに案内を出して呼びかけることに。学会事務局の方からメールで連絡してもらいますので、来れる方はご返事をください。

またこの土塗り教室は、このほかにも要望があれば、行うことができます。修学旅行に来て実習をされていく中学生もいます。大人でも出来ます。まえもって学校までご連絡を。(有料です。)

(写真は提供されたものも使わせていただいております。感謝)さのはるひと  



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