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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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京都建築専門学校卒業制作展

(日時)
2010年 3月 8.9.10日 12:00~19:00

(会場)
Gallery&Cafe 風蝶庵
京都市中京区蛸薬師御幸町西入蛸屋町158
http://www.fuchoan.com/
 
今年も力作が並びます。是非お越し下さい。
 
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建築科一年のカツヒロです。初めまして。授業の中で1年2年が合同で行うという授業が後期にあり、「建築概論」という名称になっていますが、建築業界で活躍されている卒業生の方によるミニレクチュアと、2年生グループによる研究発表とで構成されているとてもユニークな授業です。先日、最後のグループの研究発表が終わり、すべてのプログラムを終了しました。とても楽しみにしている授業で、これで終わりとなると、ちょっと淋しいものが、。でも、来年もあるので、また楽しめるのはいいですね。

今年の授業を振り返って、簡単に紹介します。

先輩たちによるミニレクチュアは、6回、色々な分野の卒業生の先輩が来てくれました。副理事長の社会人心得からはじまり、瓦組合青年部のみなさんによる瓦の施工あれこれ、建築デザイン事務所に勤務している先輩の作品紹介、工務店勤務の先輩には仕事の苦労話、大工さんにはすばらしい町家の仕事、営業をされている先輩には自社の家づくりの魅力など、どの話も面白かったです。もっと聞きたいですね。

毎回、話の内容をまとめ、質問や意見、感想を書いて授業後に提出します。先輩は皆の質問のひとつひとつに目を通してくれて、ていねいに質問に応えてくれました。

2年生によるグループ研究はずいぶん歴史のある授業ですが、今年は概論授業に組み込まれ、1回の授業時間に、2つの共通性のある研究内容についてプレゼンテーションを行うグループが意見交換します。バトルを交わすというところまではなかなか時間の関係で至りませんが、さの先生による解説が入ったりして、わかりやすく楽しく聞くことができました。

これも7回の授業があり、10のグループが発表しました。

1 「街区デザインの試み−1」          by 京都建築スクール        
2a 「長崎VS神戸 歴史的町並みと都市の発展」   by スケタチーム
2b 「石川県の民家について」            by ウラチーム
3a 「美山の風景について」          by オノチーム
3b「美山のくらしと家並み」          by ヒラヤマチーム
4a 「町家の庭をつくる」           by フジチーム
4b「伝統家屋の設備を隠す工夫」        by ラチチーム
5a 「仕口の耐力」              by コバチーム
5b 「継手の耐力」              by クリチーム
6 「街区デザインの試み−2」          by 京都建築スクール
7 「内側グリーンスペース」         by カツヒロ・1年生チーム


ここでも、聞く側は、毎回、内容や感想、質問や意見を書いて提出するほか、この発表の評価もします。設計でもそうですが、皆の作品を皆で評価、採点するというシステムを行っています。不思議に、先生の評価と生徒の評価との間では、そう大きな差が出ないようです。みなさん、本当によく頑張ってくれました。僕も来年、負けないようにしっかりやってみようと思っています。

僕は1年生ですが、最後に前期の住宅設計課題の折にやってみた「内側グリーンスペース」というテーマを再度、仲間と追い掛けて、みなで考えたことを発表してみました。これらの成果は、グループ員で再度、まとめ直し、それぞれ、このブログサイトで発表する予定でおります。また、京都建築スクールチームによる研究は、京大の院生たちの設計研究と共に、本にまとめて出版される予定だそうです。楽しみにお待ちください。またお会いしましょう! (カツヒロでした)

  

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スーザンことイナガキです。先日、さの先生グループの美術館設計の紹介がありましたが、遅ればせながらウオヤ先生グループの方の状況も簡単にご紹介します。
 
さの先生グループの宝ヶ池は敷地が広く、自分のやりたい設計に適した土地を選択したり、逆におもしろい土地形状を活かした奇抜な美術館を設計なんてことも可能でしたが、ウオヤ先生グループの三条高瀬川の敷地は広さが限られており、その限られた中で自分のやりたいことを上手く表現しなければいけません。いい加減にやると、その敷地に合うように建てただけの美術館になりまねません。
 
そこで、今回はウオヤ先生の提案の元、ヴォリューム、形態、テクスチャーという3段階に分けてグループ検討を進めていきました。毎回、グループの全員がそれぞれのテーマにのっとった模型をいくつか作成し、それらを持ち寄って、その案のいいところや、可能性などについて検討会を行い、他の人の案のいいところなどを参考にしつつ、段階を踏むごとに各々の構想の精度を向上させていきました。
 
ヴォリュームの段階では、どのような形や高さで立ち上がった建物がありうるかなど、形態の段階では、どのような屋根形状や階層の建物がありうるかなど、テクスチャーの段階では、どのような開口や材料の建物がありうるかなどということを検討しました。
 
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写真はヴォリュームの検討時にみんなが持ち寄った模型の一例です。背が高いの、低いの、丸いの、四角いの、三角なのなどなど色々なものが出揃いました。
 
こういった設計構想の検討仕方は初めてで、何をしたらいいのかという戸惑いもあったし、毎回、模型を作ってこないといけないというのは結構大変でしたが、一人で考えていただけでは到底思いつかないような案に出会えたりしたので、個人的には結構楽しく検討を進めることが出来ました。
 
まぁ、本番はここからなんですけどね…。図面を完成させて、パースを描いて、プレゼン模型を作って、プレゼン資料作ってと、構想段階から抜け出せていないのにやらなきゃいけないことはまだまだ山積みです。最後の公表会まで、1ヶ月を切ってしまったので、はやく仕上げないと…。
 
最後に中間報告会でお目見えしたテクスチャー模型を2つほど紹介します。
 
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1つ目はマツシマくんの作品彼らしい、レベル差を駆使した建物です。マツシマくんは美術館ではなくギャラリーを設計するとのことで、様々な高さの部屋で毎回違う作品を楽しむといった感じでした。ウオヤ先生もお気に入りの作品でしたが、マツシマくんの気が変わったため、この案はあえなくお蔵入りです。今は外観がガラリと変わってレンガ倉庫案で着々と設計が進んでいます。
 
2つ目はイナガキくん(自分)の作品です。
 
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外観は洪水で埋もれた廃墟をイメージしているつもりです。展示品としては十二神将などの仏像と、画家の松井冬子さんの作品(自傷系の日本画)を展示します。新築の建物を作為的な感じは出さずに廃墟っぽくして、さらにそんな建物でも、仏像や日本画が生きる空間を創るという、何だか自分で自分の首を絞めているような気がしてならないのですが、何とか上手い突破口を見つけて、仕上げたいと思います。
                                       (スーザンことイナガキでした)
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建築科1年のヤマグチです。設計デザインは好きで、今も美術館の設計を楽しんでいますが、木工はもう一つうまく行かず、う〜〜ん、あまり楽しめません。こういうのは苦手なんだろうか?と思い始めています。後期はめいめいが自分でデザインした椅子をつくっています。といっても、基本形は先生が示してくれているので、それを自分なりにアレンジするというものですが。授業の目的は、木工の加工精度を高めようということなんだそうですが、僕の場合、どうも思ったようにノコギリやノミが働いてくれません。でも、回りを見ると、進みが悪いのは僕だけではなさそうだけれども。

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相変わらず、女の子たちは楽しそうです。でも、進み具合は僕とおなじくらいかも。やっと今日から刻み始めています。もう終盤を迎えようという頃なのに、今まで何してたんでしょうね。え?、デザインに時間を掛け過ぎたんですか。なるほど、それは出来上がりが楽しみです。何をやってもソツがないナカさんは、さすが、もうおおよそ組み上がってるようです。あれ?ナカさん、何を悲鳴あげてるんですか?何だか大きなミスがあったようですよ。大丈夫ですか?お疲れさまです。

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こちらの方では、全体が組み上がって来ています。ひのきの板で構成されている椅子が組み上がると、こんな感じにできてきます。先生によると、ここからがデザインの領域で、自分の形ができてくるところが楽しみなんだそうです。僕もはやくそこにたどり着きたい...。隣でこつこつやっているマツシマさんは本当にきれいな仕事です。道具もマイツールで、いつも研いでいるだけあって、見事に切れています。こだわりというか、ものつくりに対する姿勢が違うなあ。

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こちらはいつも明るく楽しい元気いっぱいのメンメン。彼らはグループでベンチをつくっています。学校のベランダに置くのだそうです。どうやら、骨組みが刻み終わったようで、組み立てて嬉しそう!なかなかいい仕事に見えます。これから板をはめ込む加工をして行くのだそうです。細かい仕事が残っていますね。頑張れ!

試験が終わったころに、みんなの作品を並べて品評会をするんだそうです。初めての椅子づくり。何とかちゃんとつくって、自分の部屋で使おう。  (普段は寡黙なヤマグチでした。)







 1年のタロチャンです。あけましておめでとう!暮の26日、サノ先生に誘われて、恒例の稲荷山の家の大掃除&忘年会!に参加しました。とても楽しかったです。詳しくはサノ先生のブログにありますので、ご覧下さい!

 稲荷山の家大掃除(ondoyama's blog)

 

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夏にも他のクラスメートがこの家に行って見学させてもらっていました。とても良かったと聞かされていてすごく行きたかったので、連れて行ってもらいご馳走にまでなって、とってもHAPPYでした☆

家の設計も工事も素晴らしいと思いましたが、お施主のKさんご夫妻が本当に親切で素敵な方達でした。先生ご夫妻とお施主さんご夫妻の会話がとっても楽しかったので、私もこんな施主〜設計者の信頼関係が築けるようになりたい!!心からそう思いました。

雑誌に載っているような格好良い住宅もいいけど、大切な事は別にあるんだと改めて実感しました。先生が私を連れて行った理由がわかったような気がしました。ありがとう先生!ありがとうKさん!!

後日Kさんから年賀状が届き、
「つめ草の家」はみんな根っこが繋がっている音楽の家、いつでも来て下さい。
と書いてあった言葉が嬉しかったです。

(でも格好良い建築をつくりたいタロチャンでした♪)



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