建築科一年のカツヒロです。初めまして。授業の中で1年2年が合同で行うという授業が後期にあり、「建築概論」という名称になっていますが、建築業界で活躍されている卒業生の方によるミニレクチュアと、2年生グループによる研究発表とで構成されているとてもユニークな授業です。先日、最後のグループの研究発表が終わり、すべてのプログラムを終了しました。とても楽しみにしている授業で、これで終わりとなると、ちょっと淋しいものが、。でも、来年もあるので、また楽しめるのはいいですね。
今年の授業を振り返って、簡単に紹介します。
先輩たちによるミニレクチュアは、6回、色々な分野の卒業生の先輩が来てくれました。副理事長の社会人心得からはじまり、瓦組合青年部のみなさんによる瓦の施工あれこれ、建築デザイン事務所に勤務している先輩の作品紹介、工務店勤務の先輩には仕事の苦労話、大工さんにはすばらしい町家の仕事、営業をされている先輩には自社の家づくりの魅力など、どの話も面白かったです。もっと聞きたいですね。
毎回、話の内容をまとめ、質問や意見、感想を書いて授業後に提出します。先輩は皆の質問のひとつひとつに目を通してくれて、ていねいに質問に応えてくれました。
2年生によるグループ研究はずいぶん歴史のある授業ですが、今年は概論授業に組み込まれ、1回の授業時間に、2つの共通性のある研究内容についてプレゼンテーションを行うグループが意見交換します。バトルを交わすというところまではなかなか時間の関係で至りませんが、さの先生による解説が入ったりして、わかりやすく楽しく聞くことができました。
これも7回の授業があり、10のグループが発表しました。
1 「街区デザインの試み−1」 by 京都建築スクール
2a 「長崎VS神戸 歴史的町並みと都市の発展」 by スケタチーム
2b 「石川県の民家について」 by ウラチーム
3a 「美山の風景について」 by オノチーム
3b「美山のくらしと家並み」 by ヒラヤマチーム
4a 「町家の庭をつくる」 by フジチーム
4b「伝統家屋の設備を隠す工夫」 by ラチチーム
5a 「仕口の耐力」 by コバチーム
5b 「継手の耐力」 by クリチーム
6 「街区デザインの試み−2」 by 京都建築スクール
7 「内側グリーンスペース」 by カツヒロ・1年生チーム
ここでも、聞く側は、毎回、内容や感想、質問や意見を書いて提出するほか、この発表の評価もします。設計でもそうですが、皆の作品を皆で評価、採点するというシステムを行っています。不思議に、先生の評価と生徒の評価との間では、そう大きな差が出ないようです。みなさん、本当によく頑張ってくれました。僕も来年、負けないようにしっかりやってみようと思っています。
僕は1年生ですが、最後に前期の住宅設計課題の折にやってみた「内側グリーンスペース」というテーマを再度、仲間と追い掛けて、みなで考えたことを発表してみました。これらの成果は、グループ員で再度、まとめ直し、それぞれ、このブログサイトで発表する予定でおります。また、京都建築スクールチームによる研究は、京大の院生たちの設計研究と共に、本にまとめて出版される予定だそうです。楽しみにお待ちください。またお会いしましょう! (カツヒロでした)
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