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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 カネコ: 3月24日の垂木取付、翌25日の広木舞取付けを経て、26日は野地板を打ち付けます。この日はアカサカ、ボブ、カタヤマ、カツラギと私カネコの5名。久し振りに大勢での作業です。この頃はときどき時雨れて雨が急に降り出すので、油断なりません。表側の野地を打って、やっと屋根のかたちが街路から見えてきました。




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 ボブ:下から見上げてる佐野センセイが何か叫んでるぞ?ナニ?野地板が逆?木表を下にしろって言ってるぞ、カネコ棟梁!
 カネコ:あ、そういえばそんな気もする!もう打ったのはいいから、間に合うものはひっくり返そう。
 一同:へ~い!

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 カネコ:ゲートの下から上を仰ぐと、屋根の感じがなかなかきれいだな~。ちょっと嬉しくなります。この先、このタイル面に杉板を打つけれども、何だかこのままでもよさそうに思えて来ますよ、佐野センセイ。
 佐野:そうかもしれんな~。しばらくこうしておくか~。
 ボブ:それでは板張り担当のオクタがモンク言って来ますぜ。
 佐野:そうだな~。タイルもはつってひどいことになっているし、このままでは具合悪いな~。やはり張るか。
 カネコ:でも、もう4月になってしまいますよ、センセイ。
 佐野:そうか、もうそんな頃か。じゃあ、板は次の学年の子たちでのんびりやるとするか。デザインも見直してみよう。君らも暇があったら手伝いに来い。
 一同:  ...。
 (カツラギでした)

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 21日、しっかり晴れていよいよ小屋組に着手です。卒業式など一連のイベントも無事済んで、ある者は就職先に行き、ある者は引越準備などでなかなか全員が揃わない中での作業となりました。まずは地棟(土居桁)を仕込みます。ボルトをアンカーし、勾配に合わせた材を留めて行きます。ここでレベルをきちんと合わせないと後の精度が出ません。これにほぼ一日かかってしまいました。

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 翌22日、束柱を立て、腕木を差し込み、ボルトに鋼管のさやを仕込んだものでつなぎ留めます。棟木も上がり、めでたく上棟となりました。何だかうねって見えていますね。翌23日、ついに二人だけの作業となってしまいました。この日、珍しく佐野先生も手伝ってくれました。出し桁を仕込み、込み栓を打ち、破風を取付け、骨組みは無事組み上がりました。棟木のうねりは大方改称されました。やれやれ。

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 写真は破風を取り付けているところです。苦労して細工したものが美しくはまるところは、何だか感動ものです。明日は垂木を付ける予定ですが、雨が心配。 (学生棟梁カネコでした)






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 はじめまして、カタヤマです。所属はオクタハンですが、何でも手伝うリベロという役どころで頑張ってます。3月10日、皆で足場を組み立てました。鋼管足場は夏の京北森林組合で経験済み。4m,3m,2m,1mの鋼管を先輩の工務店からお借りしました。これをうまく組み合わせて足場にするパズルを解きます。ガレージに車が何とか入れるようにしなくてはならんぞ。表と裏とをつなぐために、工事中はシャッターが降りないぞ。皆で頭をひねりながら、組んでみました。さの先生、どうですか?

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 筋交いを入れて、ブラケットをつけて、足場板を固定しました。怖いので、手すりも。これで大丈夫。皆で記念写真。何だか達成感!(リベロのカタヤマでした。)



 

gate0313.jpg ボブです。春休みになって閑かになったよしやまちの木工場で、独りもくもくと作業しているって、何だかいいです。(ボク、変ですか?)これ、ゲートの破風板をつくっているところです。破風は棟木と出し桁の木口に取り付くのですが、蟻桟と引き寄せ材を加工するという面倒な、いや、本格的な仕方で挑戦しています。特に二枚の破風板を合わせる掴み材との納めが難しいです。これらは樫を丁寧に削って拵えています。堅い樫をちゃんと削って合わせるのは、まあ、ボクでなければできない腕の見せ所ですな。えへん!

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 破風板を取り付ける作業の画像を見てください。ボクのほれぼれした仕事がわかりますか?破風板には下端に眉(まゆ)というちょっとした彫り物を入れてあって、これはおそらく水が綺麗に切れるようにする工夫でしょうね。

gate03133.JPG これが破風の納め方です。この斜めに開いた穴に樫の車知栓を打ってやれば、しっかり締まるようになっています。どうです、いい仕事と思いません?









gate03132.JPG 破風が納まったところです。こんなに小さいものでも苦労するのだから、大きな寺の破風を納めるのは大変なんだろうなぁ。宮大工志望のボクは今からうずうずしています。(破風担当のボブでした)







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 小屋組担当カネコハン棟梁のカネコです。卒業式も目前にして、やっと仮組みに漕ぎつけました。土居桁(どいげた)に束柱を立て、肘木(ひじき)と腕木(うでぎ)を差し込み、棟木(むなぎ)を載せます。腕木に角ダボをはめて、出桁(だしげた)を載せて行きます。京北のヒノキは香りもよく粘りもあって、やっぱり杉よりいいなぁ。

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 でも、そのヒノキが乾燥に従って癖が出てきて、出桁が曲がっています。真っ直ぐに仕込むのが一苦労です。継ぎ手には車知栓(しゃちせん)を用いて締めて行きます。夕方近くになってやっと垂木(たるき)が納まりました。やれやれ、ご苦労様でした。明日は両妻面に破風板を納めます。ここまで何とか間違いなしでホッとしています。(アカサカ、カツラギ、カネコ)

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