本校では秋の公開市民講座「木造の魅力」に加えて、夏に特別公開授業を行っております。今年は総合地球環境研究所の村松伸先生をお招きし、
地球規模で環境が問われている時代、都市における人間の住まいをどう考える?
という問いにお答えいただきます。
主に中国のメガシティを研究されて来られた村松先生に、日本の都市、とりわけ京都をどうみておられるか?子どもたちの新鮮な眼で「まちリテラシー」(まちを解読すること)を薦める村松先生の「環境文化資源学」をとくと伺うことにしましょう。 とくに、建築科の学生諸君は、今年のグループ研究の基調講演として、しっかりと聞いてください。 (さのはるひと)
夏の特別公開合同授業
「都市にすまう---歴史的視点から最近考えていること」
村松伸 総合地球環境学研究所/東京大学生産技術研究所教授
日時:2010年7月3日13:30~16:30
会場:ハートピア京都大会議室(烏丸通り丸太町下る東側)
聴講:無料 どなたでもご来場いただけます
主催:京都建築専門学校
申込:本校 (e-mail: info@kyotokenchiku.ac.jp tel: 075-441-1141 にてどうぞ)
人間は、独りで住むことはできません。群れをつくり、やがて、集住を始めました。5000年前にオリエントで生まれた都市は、その集住の最大のレベルのものです。そこから私たちは利益を得ると同時に、不利益を得ています。メガシティと地球環境というプロジェクトを地球研で始めました。そこでいろいろ考えたことをお話し、都市でよく住まうためのリテラシイをご一緒に考えたいと思います。(村松伸)
講演者略歴
村松伸(むらまつしん): 総合地球環境学研究所/東京大学生産技術研究所教授。工学博士。専門は、アジア建築・都市史。都市環境文化資源学。1954年、静岡県生まれ。東京大学建築学科卒業後、北京清華大学、ソウル大学、ハーバード大学等で研究を重ねる。現在、京都の総合地球環境学研究所にて、「メガシティと地球環境問題」との関係の研究に取り組む。著書に、『中国建築留学記』、『上海:都市と建築』、『アジア建築研究』、『中華中毒』、『象を飼う』、『シブヤ遺産』などがある。
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