建築科1年のなるなるです。
例年の京北、室谷(しったん)での茅刈りイベントの報告です。今年はサノ先生以下、学生5名が参加しました。学校から1時間あまりのところに、山奥の寂しい集落があり、茅葺きの家が2、3軒あるようです。谷のかつては田畑だったところが茅場になっていて、ススキが一面になびいていました。茅葺きを計画中の家から煙が立ち上っているのがいいなあ。一般参加のファミリーやスタッフのメンバーも揃って、出立式。さあ、鎌を持って、出陣!
毎年刈ることで、細くて強いいい茅になるのだそうです。刈る者と紐でまとめる者とに別れて、作業開始。あいにくの時雨模様。汗をかいたり、濡れたり、厄介です。しばらく刈って行くと、目の前に茅の玉が。
サノ先生が、茅ネズミの巣だよと教えてくれました。中を覗いてみると、空っぽ。大抵は空の巣だそうです。その内、あちこちに巣が見えて来ます。あ、ネズミ発見!親指の先ほどもない小さく可愛らしい茅ネズミのです。本当に可愛い!これだけでも、今日、来た甲斐がありました。
昼をとうに過ぎて、お腹が空いたよ~。皆で収穫した茅の束をトラックまで運び、昼食に戻りました。家ではお母さんが、おくどさんでなにやら忙しそうにしています。皆で手伝って、芋粥と汁物のごはんになりました。と、とっても美味しいですっ!サノ先生やレナさんが毎年楽しみにしていると言ってたのは、この味なんだと納得です。
昼食後、また茅場に復帰、もくもくと作業して、すべての茅を刈り取り、運びました。今日はざっと180束ほどでしょうか。家の前に茅の塔をつくります。もう陽が落ちて、暗くなってしまいましたが、何とかまとめて、やれやれ、作業終了!囲炉裏を囲んでお茶をいただき、京都に戻りました。みなさん、お疲れさまでした。(一日よく働いたなるなるの報告でした)
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