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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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kenshu11291.jpg  11月29日の報告はワダです。京北はメチャクチャ寒くなりました。昨日から小塩に泊まってるんですが、朝、霜で真っ白!バイク人には辛い季節のはじまりです。

今日は野地を全部張り終える!プレーナー仕上の化粧野地を木表を下にして張るんだ。これは相決りに加工されている。その上に製材ままの野地板を重ねて打ち付ける。2枚重ねることで、断熱性を高めるんだって。トントン釘を打っていくんだけど、気をつけないと、垂木を打ち外してしまい、釘がのぞいてしまう。

下に降りると、いい感じ。広がり感がなかなかいい。棟のあたりは越屋根になっていて、ポリカの波板で光を落すようになっている。妻面を通して外の風景が見られるのも今の内だ。その内、ここに板が張られて外が見えなくなってしまう。

斜面の上の方を見る。眺めはなかなかいいです。左手にバイオトイレが建つと、この眺めは損なわれるなあ。下手も池が見えていい眺めだから、そちらにもトイレを建てたくない。見えない妻面側に建てればよかったんじゃないの、サノ先生?

サノ:それもそうだね。でも、妻面の向こうは谷になっていて、地盤が悪すぎるなあ。




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お茶の休憩タイム。怪我で作業できないカイ君を気遣う仲間で、最高!みんないいっすよ!

(1人悦に入ってるワダでした)
















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 112801.jpg

11月28日、京北合併記念の森で企画されたイベントから報告です。京都建築専門学校イベント3人ムスメ:セキ、タロ、ノンがお伝えします。♪

ノン:あれ〜?ここ木工チームの仕事場とちがう!
タロ:ノンってば、今日は森を探索するイベントなの!工事現場には後で行けるよ。
セキ:たくさん人が集まったね。今日は京都林業研究会というところの主催なんですって。カンバツ体験から始まるらしいよ。先ずは京都市の方からご挨拶。ノン、聞いてる?

112802.jpg

ノン:ここ、きれいな細い木が並んでるね。これヒノキ?
タロ:杉。これは北山杉を育てていたところって説明があったじゃない。
セキ:林研の人が間伐を見せてくれるよ。あ、もう伐っちゃった。早い!
タロ:去年、皮剥きしたね。間伐して暗い森が明るくなるといいね。
ノン:この辺、草が生えてなくてきれいなのに、草を生やす方がいいの?
タロ:木が育つためには、草が生えて栄養を木に与えてくれることが大事なんだって。
セキ:杉を植えるときに、2m間隔に植えるけれども、それを最終的には4m間隔にするそうよ。
ノン:せっかく育ったのに、もったいないね。何かに使えるといいのに。
セキ:昔は足場丸太なんかにしたけれども、今は値段が合わないので、そのまま捨ててしまうことが多いそうよ。ほんとにもったいないね。

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タロ:ここからは古道を歩いて管理棟のところまで行くそうだよ。あ、サノ先生が言っていた古墳って、これだ。要するに、昔のお墓ね。苔がふわふわ、この深さがいい。この神秘的な雰囲気のままにしておきたい。
セキ:古道って、なんか雰囲気あるね。この辺、木が大きい。
ノン:この道を歩いて学校に通ってたんだって。何だか怖いね〜。
タロ:落葉樹のあるところって、そこだけ明るい!あ〜、朴葉みそ食べたい!
セキ:食べたい! ふう〜っ!やっと峠。これも古墳?
ノン:塚なんだって。この変なねじけた木、ネジキって言うんだって。
セキ:この古道が、京都一周トレイルに入っているそうよ。皆で集合写真!

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タロ:ふうふう、今度は出来立ての林道を歩いてます。まだあ〜〜?疲れたあ〜!お腹すいたあ〜!
セキ:ほら、池の向こうに木工チームの研修棟が見えて来たよ。♪
ノン:ホント!大きいね!誰も見えないよ。あ、先にご飯してる!
タロ:だってずいぶん遅れちゃったから、仕方ないよ。さあ、お給仕しましょ。♪
セキ:鹿のお肉がたっぷり入ったカレー、美味しい!

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セキ:管理棟の中で山のおじさんこと、林研のトノシタ会長のお話、わかりやすかったね。ゴルフ場開発の放棄、放置というこの森の特殊性をプラスと見るか、マイナスと見るか。
タロ:今日歩いて見た限りは、なかなか素敵な森だと思った。これから整備して行ったら、もっとよくなるような気がする。杉やヒノキの暗い林の中に明るい広葉樹がある風景っていいと思った。
ノン:もっと自然が豊富な方が楽しいと思う。遊べるし。川があったらもっといいね。
タロ:林業家の人たちの目から見るのと、一般市民の目では違うような気がする。やっぱり、お金にする林とは違う、モデルとして育てて欲しい。
セキ:さあ、たき火して焼きイモだ!
ノン:たき火だたき火だ焼きイモだ ♪

最後は工事中の研修棟をバックに記念写真です。子どもたちも目いっぱい遊んだから、疲れたことでしょう。今回のイベントは、もともと子ども連れの家族をターゲットにということで企画されたようですが、大人たちの方が多く、子どもたちにはちょっとハードだったような気がしました。もう少し子どもたちをたくさん呼んで、子どもたちと一緒に遊べる内容でまたやって欲しいです。来年からは研修棟もちゃんと使えるしね。みなさん、お疲れさまでした!
(学校イベント3人ムスメ:タロ・セキ・ノンでした!)

学校からお知らせです:

この京北合併記念の森をめぐって、来る12月11日(土)1:30〜4:45 京都ハートピアにてシンポジウムを予定しております。(市民講座第23回第3日目)京都市有林として、この森をどういう風に育てていくか、2007年に京都市は「構想」を作成しております。シンポジウムでは、その座長をつとめられている竹内典之京都大学名誉教授をはじめ、関係の方々をお招きして意見をうかがいます。どうかご参加ください。
→案内
 
kenshu11271.jpg1年のオータです。今日は28日のイベントの準備のお手伝いに京北に行ってきました。先輩たちの仕事も見られるとあって、ひょこひょこ付いて行きました。

現場はお休みで、誰もいないのですが、研修棟はデカい!屋根は垂木だけなので、すかすかあっけらかん。なるほど、構造だけの建築はきれいです。しばし感動!

ぼくたちの手がけた土台はちゃんと納まっていて、何となく嬉しい。来年のぼくらはこんなものをつくれるんだろうか?

向かいの山に登って、真横から見てみました。垂木が整然と並んでます。サノ先生、なんとなく屋根が薄くて頼りなさそうですが。


kenshu11272.jpgサノ:垂木の先に鼻隠しを打ち、妻面に破風板がつき、上に広小舞と登淀が乗ると、それなりにしっかりとしてくるよ。まあ、見ていなさい。

管理棟のように、土壁を塗るのですか?

サノ:いや、研修棟は妻面を板張りにする。管理棟と同様に、屋根の妻面には雨除け板をつけるんだ。

ふうん、では卒業式には間に合いそうですね。完成したら、また見に来たいです。

(負けたくない1年のオータでした)


cafe2010nishino.JPG自然と戯れるカフェ(初夏)

教科書に載っている事務所ビルをカフェに改修するという課題に対してつくった作品です。隅のスラブと壁を抜いて、大きな木を植え、建物と自然との共生をテーマにしてみました。
 
1階
北東の一角に植えたシンボルツリーに寄り添う空間としています。一年を通して季節の移ろいを感じられる木として、桜をイメージ。北面と東面に設けた開口部は晴れた日に開け放ち、外のオープンテラスにつながっていきます。街の中で自然と共にゆっくりとした時間を過ごしてほしく思います。
 昼間は上下階に通した天窓の光が室内に落ち、日射しの動きにゆったりとした時間が感じられます。夜にはその窓に夜空が写り、一枚のピクチャーウインドウになります。
2
 1階と同じく、北面と東面の開口部大きなはめ殺しの窓とし、明るさと景観を楽しめるものとしました。南東の空間では中央に設けた、ガラス板をのせた大きなテーブルを中心に座って、会話と空と緑を楽しんでもらいたいです。
 
 自然とは別の次元に作られた建築に、自然が与えてくれる心地良さが感じられる空間創りを目指しました。結果として、桜を中心に円弧を描くように外部と内部がつながるようにし、建築と自然の対比を残しつつ、その空間の曖昧さを強調することで一体感を表出させることが出来たと感じています。このカフェで自然の必要性を感じ、共存の大切さを抱いてほしいです。
                             西野 隆雅
kenshu11231.jpg 木工コースのカイです。さあ現場だという矢先にバイクで事故って、骨折、入院してました。やっと外出できるようになり、いてもいられず、連休の現場に見学参加してました。ぼくたちがずっと削ってきた材が立ち上っているのを見て、大感動!この3日間は小屋組みを固めて垂木を載せます。

 21日は小屋の縦横の貫を入れて込栓打ち作業委の傍ら、垂木を寸切りしていきます。継手はソギにしてぎりぎり使える長さでした。でも、もうちょっと軒を出したかったかな?
 




kenshu11232.jpg 22日は時雨れる中、垂木を打ちつける作業を始めましたが、昼過ぎから雨が止まず、作業は中止、小塩の合宿所に引き上げました。残念。


 23日、予報では晴れるはずが、相変わらず時雨れていやな天気。でも、雨が上がるたびに屋根に登って垂木を打って行きます。午前中に片面が終わり、午後からもう片面の作業に。僕は見ているだけで、手伝いもできず、それに寒い!悔しいけれども、仕方ないです。





kenshu11233.jpg 2寸角の垂木をほぼ打ち終わり、全体の屋根の輪郭が見えてきました。けらば部分は破風板の納まりがあるので、次回の仕事になります。


 小屋組みの込栓もすべて打ち終えたので、どんどん内部足場を外す作業となりました。足場を除去すると、内部空間が感じられ、嬉しさに包まれてきます。次は越し屋根の垂木とともに、鼻隠し、広小舞、登り淀をつけて野地板の準備をして行く予定です。

(バイク事故で作業できないけどめげないカイでした) 

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京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
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