自然と戯れるカフェ(初夏)
教科書に載っている事務所ビルをカフェに改修するという課題に対してつくった作品です。隅のスラブと壁を抜いて、大きな木を植え、建物と自然との共生をテーマにしてみました。
教科書に載っている事務所ビルをカフェに改修するという課題に対してつくった作品です。隅のスラブと壁を抜いて、大きな木を植え、建物と自然との共生をテーマにしてみました。
1階
北東の一角に植えたシンボルツリーに寄り添う空間としています。一年を通して季節の移ろいを感じられる木として、桜をイメージ。北面と東面に設けた開口部は晴れた日に開け放ち、外のオープンテラスにつながっていきます。街の中で自然と共にゆっくりとした時間を過ごしてほしく思います。
昼間は上下階に通した天窓の光が室内に落ち、日射しの動きにゆったりとした時間が感じられます。夜にはその窓に夜空が写り、一枚のピクチャーウインドウになります。
2階
1階と同じく、北面と東面の開口部大きなはめ殺しの窓とし、明るさと景観を楽しめるものとしました。南東の空間では中央に設けた、ガラス板をのせた大きなテーブルを中心に座って、会話と空と緑を楽しんでもらいたいです。
自然とは別の次元に作られた建築に、自然が与えてくれる心地良さが感じられる空間創りを目指しました。結果として、桜を中心に円弧を描くように外部と内部がつながるようにし、建築と自然の対比を残しつつ、その空間の曖昧さを強調することで一体感を表出させることが出来たと感じています。このカフェで自然の必要性を感じ、共存の大切さを抱いてほしいです。
西野 隆雅
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