だんだんオープンまでの日がなくなってきました。その前に竣工検査もあります。
造園を担当してくれている内藤さんたちが、サビ色の砂利を捜して来てくれました。
建物の周囲に敷き、シャワーして洗ってやると、おお、いいね〜。嬉しくなって
きます。
これは3月12日、畳をお願いしておりました畳組合さんたちが出来上がった畳を持って来て
くださいました。全部で14枚の畳がありますが、それを14人の訓練生さんたちで手分けして
つくってくれたそうです。上手く合うかな?
ちょっときついものもありましたが、何とか納まりました。でも、ちょっと手を入れたいと、
1、2枚を引き上げて、数時間の後に仕上げて持ってきてくれました。青いきれいな表が
いい香りをぷんぷん匂わせています。縁は金栗という色でお願いしました。二階の置き床に
納める1枚だけ、特殊なもので、これは紋縁でお願いしています。
畳が納まった1階座敷の写真です。急に座敷が完成したように思えて来ます。
畳組合のみなさま、ありがとうございました。後は建具ですね。
3月14日、照明が入りました。夕方も遅く、暗くなって、照明を点けてみると、おお、
いいじゃない。床の間の前で皆、見とれております。これは壁がいいんでしょうね。
北山杉の床かまちの表情もなかなかです。こうして、ここだけ照明を点けて、壁だけを
見るなんて、日常生活では無いかもしれませんが、たまにはこうしてぼ〜っと眺めて
ぼんやり考えごとしている時間もあってもいいなと思いました。
晩になり、そろそろ仕舞いの時間になりました。学生たちが多田棟梁の回りに集まって、何やら話して
います。そうだ、明日は卒業式なんだ。学生でいられるのも今日が最後です。みんな、よく頑張って
くれたよ、と多田棟梁。これから就職して仕事すれば、必ず、完成を迎える瞬間がある。こういう達成感
を味わえる。建築の仕事って、いいもんだよ。
いい仲間たちです。みんなありがとう。
さのはるひと
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