再び1年の馬場です。多田さんが製作した平成の京町家普及センターに納める掘りこたつの
座卓の油拭きを手伝いました。まずていねいにサンダーを掛け、埃が鎮まるのを待ってから、
アマニ油をウエスに含ませて、刷り込ませ、馴染ませて行きます。見る見る、栃の木目が
浮いてきて、とてもきれいです。
この天板は、敷地に元あった町家の床の間の板だそうです。大きな栃の板で、きれいな木目
模様が入っています。ちょっと長さが足りなかった分、欅で補い、脚も同じ欅でつくったそう
です。
あまりツヤツヤさせるのもどうかということで、半艶というほどで拭き上げています。
翌日、平成の京町家に運びました。もう夕方で、夕陽が当っていました。
多田さんが動かないように、框にへこみを彫って、掘りごたつが座りました。普通なら、部屋の
中央に、部屋の向きに納まりそうに思いますが、逆に直角になっています。サノ先生の話では、
手前のキッチンに対して直角に合わせていて、地袋のTVをみんなで見られるようにしてある
という説明でした。
ずっと納まる作業を見ておられた京都市と住宅供給公社のお二人が、さっそく出来上がった
ばかりの掘りコタツに座られました。
「いい感じです」
ありがとうございます。これからはここで座っていただいてのんびりしてもらえますね。
これからは、もう暖かくなって、火鉢も合わなくなるでしょうから、ここでお茶を点てま
しょう。 (お茶部根性を忘れない馬場でした)
PR
この記事へコメント
- メニュー
- 最新記事
(07/28)
(07/10)
(07/02)
(06/17)
(06/16)
- 京都建築専門学校
京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
- ブログ内検索
Copyright © 京都建築専門学校 ニュースレター All Rights Reserved.