受付の床下地を中西君がこしらえています。ここは厚みが12mmのガス温水式床暖房パネルがしつらえられるので、その分、周囲より下げて断熱材を納めねばなりません。断熱材は屋根や外壁と同様、厚み20mmのフォレストボードです。8mm分は板で調整します。
2月末には、こんな風にパネルが仕込まれました。パネルに付いている小根太に合わせて根太を打っていますね。この後、床板(杉厚さ15mm)が張られて完成です。
これは2階の床の上に仕込まれた電線です。この床は厚さ30mmで、そのまま1階の天井板になっています。そこにシーリング照明の配線が走っています。
この配線を交わしながら、根太を打って行きます。配線を跨ぐ箇所には釘を打たないように注意マークを書きながら、作業を進めます。配線は屋根の野地と同様、厚さ20mmのフォレストボードを二重に張る際に調整します。
ここではフォレストボードは断熱材としてよりも、床面での吸音材として機能してもらいます。今回は実験的に、根太間に入れるところと、根太の下に厚さ10mmのフォレストボードを敷くというやり方の2種類を試しています。奥の間の上の部分が、根太下に敷くやり方です。やはり、上の震動は下に伝わりにくくなっていると実感されます。後で、床がふわふわしないか、釘が抜けて来て床鳴りの原因になるかどうか、様子を見ることにしましょう。
(さのはるひと)
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