6月30日土曜日の午後、本校創立62年を記念する講演会が京都府庁正庁にて行われました。講演はこの日で14年間にわたる校長の任務を終えられる三上先生による「銀閣寺東求堂解体修理工事および清水寺釈迦堂復元工事」。京都府庁は現役行政庁舎としては唯一の重要文化財建築。その最も重要な閣議が行われた正庁に、伝統建築研究科や学校の卒業生、文マネおよび市民講座のファンたち、およそ100名が集まりました。
京都府教育委員会文化財保護課にて解体修理現場を助手として担当された銀閣寺東求堂にとりわけ思いを寄せる三上先生の建築への情愛がにじみ出るお話でした。御自分が描かれた図面や撮影の写真が掲載されている工事報告書を用い、その頃の苦労話も交えた得難いお話も、これからなかなか聴くことができなくなるのは、ちょっと寂しく思われます。
これまでの校長任務のご苦労に感謝の花束贈呈があり、退任のご挨拶をいただきました。この後任に、同じ京都府の文化財保護課の後輩である福田敏郎先生の紹介と挨拶、そして福田先生による京都府庁建築の解説で、記念講演会は閉会となりました。
講演の三上先生、会場のお世話いただいた福田先生はじめ事務局のみなさん、手伝ってくれた学生緒君、暑い中、中には遠方から駆けつけてくれた同窓のみなさん、たくさんのファンのみなさま、ありがとうございました。
PR
この記事へコメント
- メニュー
- 最新記事
(07/28)
(07/10)
(07/02)
(06/17)
(06/16)
- 京都建築専門学校
京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
- ブログ内検索
Copyright © 京都建築専門学校 ニュースレター All Rights Reserved.