はじめまして。建築科1年のユースケです。今年の学園祭は10月の25、26日に行ないます。25日が灯り展とお茶席、前夜祭、26日が恒例のおもちつきと棟梁噺となっています。僕はお茶席の設計を担当しています。今年は何と中通路に2畳中板の席をこしらえることになりました。設計やら木工の段取りで忙しくて、広報が付いて行けません。遅ればせながら、ご案内いたします。
画像は押し迫った23日の夕方のものです。主に1年生が木工を担当し、放課後によしやまちでがたがたやっております。なにしろ、極力、よしやまちに残っている余り物を使うようにとの仰せですので、何とか材を挽き割ってプレーナー掛けして揃えていきます。それにしても、皆、木工授業や木匠塾で鍛えられたのでしょうね、どんどん部材が出来て嬉しくなります。框と床組、畳も中板も入り、柱や東西面のパネルもはまって来ました。この先は、25日のお楽しみに。
よしやまちの2階では、お茶部の練習が行なわれています。今年はイワミ嬢とオサキの二人が亭主をつとめます。可愛いイワミ嬢の着物姿も、サムライオサキのりりしいお点前のどちらを取るか、今から悩んでしまいます。茶室空間と亭主と、もう一つのお楽しみは、お茶部部員みずからがつくる手製の菓子です。毎年、評判となっていますよ。ぜひご相伴ください。お茶席は第1席が10月25日午後3時半から、また同日夕方の午後6時半からです。その間にも席が立ちますので、どうぞお気軽にお越し下さい。無料です。 (伝統建築一筋のユースケでした)
10月4日、京都市中央図書館のあるアスニー研修室にて、2008年度グループ研究発表会を行いました。準備期間が短かったにもかかわらず、皆よく頑張って調べ、15分のプレゼンテーションにうまくまとめてくれました。とても見応え聞き応えがあり、会場にはいい緊張感がありました。会場の全員に採点票が配られ、研究内容、プレゼン、エコロジー、グループ協力度の4項目で評価してもらいました。
会場からは時折、厳しい質問やコメントも寄せられ、また、それに対して指導の先生から解説の補助がつくといったやりとりもあって、なかなかいい雰囲気でした。出席した学園理事からも、最近の若い子が自分たちとは違うものに興味や関心をもっていること、丁寧に調べ、またうまくわかりやすく説明できることに感心し、嬉しく頼もしく感じているとのコメントをいただきました。
発表者全員による記念写真の後、審査員がそれぞれの感想を述べ合いました。いずれのグループも甲乙つけがたく、グランプリ賞は、全員の採点結果をもとに決定すること、このグループ研究がまずまずの成功を納めたことので来年も行うこと、ゼミ部門を別の発表とすることなどが提案されています。
以下に、発表されたグループの評価をまとめておきます。学校のHPにて、それぞれの研究の内容の概要を紹介する予定ですので、お楽しみに。 (さのはるひと)
A 建築科2年生部門 (発表順番に記載)
「北海道のレンガ建築」 橋本 石田 若林 チーム 48点
「住宅のエコロジー度比較」 三浦 岩見 中野 杉山 チーム 52点 2年部門第一位
「伝統民家の構造とくらし」 宮武 佐野 川上 チーム 42点
「町家で掴んだもの」 城 冨田 西田 チーム 49点
B ゼミ部門
「大正昭和期における屋敷型町家の形成過程」 町家ゼミ
中村 西 濱田 チーム 58点
「お地蔵さんの暮らす町」 町家ゼミ
横井 堀本 山本 チーム 59点 ゼミ部門第一位
「○○町 総家族化計画」 建築空間表現ゼミ
宝川 良知 チーム 55点
「街の空白をつなぐ」 建築空間表現ゼミ
江口 西村 チーム 54点
8月23日、京都の町中は各町内で地蔵盆の行事が楽しく行われます。学校の駐車場もこの町内の祭り会場となっていますが、土曜日は建築学会近畿支部との共催事業「親と子の都市と建築教室」として、伝統の土壁の木舞編みと荒壁塗りを行っています。今年は6回目。7組の親子さんが参加し、学会の委員さんたち、大工と左官の棟梁、大学や学校の学生たちがスタッフとして、例年のようにわいわい楽しく土壁つくりを行いました。
今年は初めて、昨年に引き続き挑戦?楽しみに来てくれた親子さん、ベテランの左官屋さんのおじいちゃんと一緒に参加してくれたファミリー、気乗りのしないお子さんを連れて参加したという町家ファンのお母さん、などなど、なかなか愉快なメンバーでした。そんなこともあるのか、例年になく皆さん仕事が速く、実にスムーズに両面塗りの壁が出来上がりました。
皆で後かたづけをして、左官棟梁が用意してくれた色土型抜きによる工作も手掛け、全員で記念写真です。またよしやまちの町家に戻り、お菓子とお茶で一服の後、委員長から「ちびっこ棟梁認定書」の授与式がありました。みなさんの感想は、「壁土が重かった」「思ったよりもしんどい」「楽しかった」「来年も参加したい」「今度は子ども抜きでやりたい」などなど、楽しい雰囲気の中で行事は無事終了しました。
学会の委員、事務局のみなさま、大工組合、左官組合を代表して指導をしていただいたお二人の棟梁、大学や学校の学生さんたちに心から感謝いたします。みなさん、お疲れさまでした。また来年、一緒に楽しみましょう! (さのはるひと)
7月5日、御所に近いハートピアで行われました全学合同公開講義の報告です。前田忠直京都大学名誉教授に「ルイス・カーンとアルヴァ・アアルトの住宅建築の魅力」と題する講演をいただきました。会場には大勢の学校外の方がお見えになり、共に3時間の講演に見入り、聞き入りました。美しいスライドを拝見し、また二人の建築家の考えも分かりやすくご説明いただき、とても素晴らしい授業でした。中でも、ルイス・カーンのフィッシャー邸が私にはとくに印象深く、前田先生の思いも一段と深く思われました。
二人の建築家に続いて、前田先生ご自身の設計された住宅作品をいくつか紹介されました。ルイス・カーンの建築から学ばれたことが具体的にどう生かされているのか、もっとゆっくりスライドとお話を詳しく伺いたく思いました。
最後に、会場の聴衆のみなさんとの質疑応答が交わされました。カーンやアアルトの内部空間と外部の庭空間との響き合いを、日本のこれからの住宅にどう生かしていくか、前田先生ご自身の作品ではどのようにされているか、という興味深い質問が寄せられていました。
講演を通して、カーンの住宅に対する深い愛情、施主との協同性が、それぞれの住宅作品を深いものにし、また住み続けられる中で変わらぬ愛情、交友が維持されて、40年近い年月を経た今日でもなお、見る者に感銘を与えてくれる存在となっていることに、感銘を覚えました。前田先生、私たちのような右も左もわからぬ駆け出しの学生を相手に、このようなご丁寧な紹介をしていただきましたこと、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 (建築科1年 めぐめぐ)
明治村見学にバス一台分の参加者で行ってきました。毎年、この時期に隣にあるリトルワールド(世界民家村?)と隔年交替に行くのだそうです。先生方も参加、友だちと一緒に新緑の明治村を歩きました。
先ずは門の前で記念撮影。雨が上がって、涼しい日となり、歩きやすそうです。
明治村には60いくつも移築された建物があるそうで、とても時間内にゆっくりすべてを見て回ることはできないそうです。バスの中でお薦めを聞いていましたが、
どれも面白そうですね。どれを回ろうかな?
最初のところにあった小学校の教室のいごこちのよさ!可愛い机と椅子が並んでいて、いいな~。しばし童心に帰ってわ~い!(オースガ:いつもと同じやん。)先生たちの話では、今回の見物は新登場の芝川邸なのだそうですが、初めて行く私にとっては、どれも初めて。(オースガ:当たり前やん。)何か和洋取り混ぜた変な、でも魅力のある建物でした。
町家では、3階建ての数寄屋の工夫が随所に凝らされた東松家住宅が面白かったです。暗い中に忍び込む柔らかな光を楽しめる茶室や、思いっきり明るく風通しのよい最上階の部屋など、ずいぶん見どころが多い家でした。移動に電気バスを使ったので、あちこち見て回れました。最後はF.L.ライトの旧帝国ホテル。天井が低くてびっくり。石の表情が何だか遺跡みたい。こんなところで結婚式したいな~。(オースガ:早くしろ!)
あちこちで昼の子たちがスケッチをしています。いくつか紹介します。川崎銀行本店と東松家ですね。きれいに描けてますね~。私も描きたかったな~。(オースガ:むりむり。)
(くっちー&おーすがでした。)
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