7月5日、御所に近いハートピアで行われました全学合同公開講義の報告です。前田忠直京都大学名誉教授に「ルイス・カーンとアルヴァ・アアルトの住宅建築の魅力」と題する講演をいただきました。会場には大勢の学校外の方がお見えになり、共に3時間の講演に見入り、聞き入りました。美しいスライドを拝見し、また二人の建築家の考えも分かりやすくご説明いただき、とても素晴らしい授業でした。中でも、ルイス・カーンのフィッシャー邸が私にはとくに印象深く、前田先生の思いも一段と深く思われました。
二人の建築家に続いて、前田先生ご自身の設計された住宅作品をいくつか紹介されました。ルイス・カーンの建築から学ばれたことが具体的にどう生かされているのか、もっとゆっくりスライドとお話を詳しく伺いたく思いました。
最後に、会場の聴衆のみなさんとの質疑応答が交わされました。カーンやアアルトの内部空間と外部の庭空間との響き合いを、日本のこれからの住宅にどう生かしていくか、前田先生ご自身の作品ではどのようにされているか、という興味深い質問が寄せられていました。
講演を通して、カーンの住宅に対する深い愛情、施主との協同性が、それぞれの住宅作品を深いものにし、また住み続けられる中で変わらぬ愛情、交友が維持されて、40年近い年月を経た今日でもなお、見る者に感銘を与えてくれる存在となっていることに、感銘を覚えました。前田先生、私たちのような右も左もわからぬ駆け出しの学生を相手に、このようなご丁寧な紹介をしていただきましたこと、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 (建築科1年 めぐめぐ)
PR
この記事へコメント
- メニュー
- 最新記事
(07/28)
(07/10)
(07/02)
(06/17)
(06/16)
- 京都建築専門学校
京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
- ブログ内検索
Copyright © 京都建築専門学校 ニュースレター All Rights Reserved.