ユースケです。町家ゼミで祇園かいわい、花見小路の元お茶屋さんに見学に行ってきました。今まで見学に行った町家はこの学校の先輩たちが改修したお住まいが多かったのですが、今回の町家はこれから改修を計画しているものです。小雨のぱらつく寒い夕暮れ時ですが、花見小路はさすがに一大観光名所、人が多い。目指す町家はどっしりと落ち着いていい風情でした。
中に入ると、使われなかった時間が長かったのか、ちょっと荒れた感じがしました。平面は御茶屋らしく、小さな座敷があるかと思えば、どんと大きな座敷もあり、全体として、細やかな意匠が施されているというよりも、おおらかで媚びるところのないどっしりとした印象に、歴史を感じました。2階へ上る階段が広くゆったりとしていて、広い立派な廊下があります。ここで一差、舞を疲労するのでしょうね。座敷の欄間が東山を象ったこれもおおらかな透かし彫りとなっています。奥には前栽(中庭)をはさんで2階建ての離れ座敷になっていて、そこに渡る廊下がいい風情です。真ん中に生活サービス部分があり、隠れた階段などがあって、サービス動線ができています。さの先生の説明後、学生たちめいめいで平面を取る演習をしました。なかなか複雑な間取りになっていて、たいへんです。
この町家をどう改修してお店にされるのか。1,2階で平面がずれたりしているので、構造的にある程度しっかり補強しなくてはいけないと思いました。この本格的な重みのある意匠をどう生かせるか、興味あるところです。また改修後に見せていただきたいです。(ユースケ)
中に入ると、使われなかった時間が長かったのか、ちょっと荒れた感じがしました。平面は御茶屋らしく、小さな座敷があるかと思えば、どんと大きな座敷もあり、全体として、細やかな意匠が施されているというよりも、おおらかで媚びるところのないどっしりとした印象に、歴史を感じました。2階へ上る階段が広くゆったりとしていて、広い立派な廊下があります。ここで一差、舞を疲労するのでしょうね。座敷の欄間が東山を象ったこれもおおらかな透かし彫りとなっています。奥には前栽(中庭)をはさんで2階建ての離れ座敷になっていて、そこに渡る廊下がいい風情です。真ん中に生活サービス部分があり、隠れた階段などがあって、サービス動線ができています。さの先生の説明後、学生たちめいめいで平面を取る演習をしました。なかなか複雑な間取りになっていて、たいへんです。
この町家をどう改修してお店にされるのか。1,2階で平面がずれたりしているので、構造的にある程度しっかり補強しなくてはいけないと思いました。この本格的な重みのある意匠をどう生かせるか、興味あるところです。また改修後に見せていただきたいです。(ユースケ)
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