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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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5月下旬になってやっと製図練習が終わり、いよいよ住宅の設計を行うところまで来ましたが、その前に、建築雑誌などから、自分が気になっている住宅、お気に入りの住宅作品を紹介する「お気に入り住宅発表」があります。5月31日、家でやって来たプレゼンを公表、皆で見て評価採点を行います。

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                                     採点風景


今年の1年生たちはどんな住宅を選んで来るのだろう、と毎年たのしみにしていますが、今回は意外によくがんばって来ていて、きちんとまとめてくれていました。選んだ作品も、意外にまともな家が多く、環境意識が浸透していることを実感させてくれます。

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                               発表風景

採点会が終わってから、皆から投票で評価がよかった作品を選んでもらいました。
珍しいもの、目を引く作品が上位を占める中、ずいぶん地味で本格的な住宅を選ぶ学生もいて、やはり共感する人は少ないのですが、こちらからの推薦として、発表してもらいました。まだ1年生なので、それほど建築に精通しているわけでもないにも拘らず、まずまずのものを見ているところが、興味深い。
例年、思いも寄らなかった面白い家を探し出して来てうまくプレゼンしてくれる学生がグラン・プリを獲得するのですが、今年は比較的まともな家をまともにプレゼンしてくれる3、4名が並んでいて、特にグラン・プリに該当するものはありませんでした。みなさん、よくがんばってくれました。おつかれさま。

次は自分の考える住宅を設計してもらいます。草案スケッチを楽しみにしてます。   (さの)





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5月のさわやかな風が製図室を吹き抜ける中、1年生がグループに分かれて構造模型を作製しています。図面を見ながら指示を出す人、ひたすら削る人、チェックしながら組み付ける人、ぼお~っと見ているだけの人、さまざまです。4月に入学したての頃の緊張感もようやくほどけて、わいわい楽しく作業できる幸福な時間です。
もっとも、今日は部材名称テストを行うということで、朝から名前を覚えるのに懸命です。チームの一人でも間違えると、チーム全員から減点されるので、みんな真剣です。
授業で出来きれない部分は、放課後に残って完成させてもらいます。
共同制作をを通して、仲間を覚え、一緒に作業する楽しみを知ってもらえるので、毎年のことながらいい学習プログラムです。この後、つくった模型を脇にして、構造図の描き方を勉強していきます。
みんなちゃんと仕上げてください。
(さの)

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5月はもうすっかり初夏の雰囲気です。
天気もよく、風がほんとうに心地好い絶好の屋外スケッチ日和り。
今日は意匠演習授業で京都御所(御苑)で樹木をスケッチする日です。
午後、1年生を連れ、学校から御所まで樹の名前を呼びながら、
わいわい歩きました。
カイヅカイブキ、ケヤキ、モチ、ユリノキ、アカマツ、サクラ、ヒマラヤスギ、
エノキ、トガ、ドイツトウヒ、ヤマボウシ、セイヨウトチノキ、プリペット、
クスノキ、シラカシ、アラカシ、ウバメガシ、、、 覚えてくださいね。

IMG_5117.jpg

御苑には、あちこちに樹陰での昼食を楽しむ人たちや子ども連れさんの姿が。
学校から歩いて直ぐなので、こんな天気の好い日は友だちを誘って
御所でお弁当を食べるのがお薦めです。気持ちいいですよ。

皆を大きなエノキの樹の下に集めて、スケッチの話と記念写真を。
もっとも、「楽しんで描きなさい」としか言ってませんが。

すごく天気が好くて、日向はまぶしくてたいへんです。
御所の樹はどれも大きくて、描くのが難しい。
差し渡し30m以上もあるクスノキなど、圧倒的で、大きなキャンバスに
どーんと描いてみたいです。おそらく、格闘になるでしょうね。


IMG_5120.jpg

御苑の木立の中を流れる小川に、子どもたちが楽しそうに遊んでいます。
よし、ここを描いてみようっと。
水面と石の表情を描いていると、楽しくて時間がたつのを忘れます。
子どもたちが、何してるの?と覗きに来ます。
ほら、こんなだよ。

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描いている内に、使っていたボールペンのインクが切れてしまい、画はここまで。
肝心の桜の樹が描けませんでした。

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これは帰りがけに描いたもの。下立ち売り御門のあたりには、今が盛りのクスノキが燃え立つように大きく黄緑色に聳えています。家に帰ってから、パステルで軽く色を付けています。本当はもっと建築を引き立てるように描かねばならないのですが、。。今度はもっと大きなスケッチブックを持って来て描いてみます。

学生O君のスケッチです。御所の築地塀の向こうに東山の輪郭が見えていますね。
風景がいい感じで捉えられています。樹の描き方もそれなりに姿を得ていて、好感がもてます。
これから建物の設計をして行くに当たって、風景を意識して表現できるように練習をしてください。

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(さの)










 校長の福田です。
 学年末を迎え、建築科2部で卒業設計発表会が始まりました。
 2月初めの火曜、金曜の夜7時から講義室で行われています。これからの建築活動のヒントを得ようと2部1年生や昼間部1年生達も参加しています。
 これまでに
  子供のための施設
  博物館
  学校
  福祉
  コミュニティ
を主題に作品が発表されました。
 
 主題の設定、建設地や敷地の選定から始まり、必要とされる建築の種別、機能、配置はもとより導入路の設定や駐車場の位置など、多くのことを考えなくてはなりません。
 「この場所に、この建築を建てる」ことの意味を十分に考え、自分なりの発想、着眼点、主張を確認しながら、行きつ戻りつ設計が進められたことでしょう。
 指導される香西先生や共に学ぶ者同士の示唆や提案、議論があって取りまとめられた設計案の仕上がりには見事でした。
 2月15日に最終回の発表会が行われます。
 そして、発表者全員による投票によって本年の優秀作品が選出されます。
 楽しみです。

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さのです。学校では折々、樹のスケッチを描いてご覧と生徒たちに勧めています。授業でも、近くの京都御苑にみんなで行って、樹を描く練習をしますが、面白いことに、同じ樹でも人によって描かれる姿がずいぶん違います。みんな違うところがいいですね。

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これは先日、1、2年生が揃う授業の中で、樹をイメージして描いてもらったものです。まあ、1、2年の違いなんて、ないですね。どれも面白く豊かです。

sketch2s.jpg

こちらの4枚を見ると、1、2年生でちょっと違いが出て来ているのがわかります。2年になると、樹の傍らに人が出て来ます。あるいは、建物が関係して来ます。ちょっと具体的な建築空間に樹が置かれているのですね。それだけ、2年生は建築にのめり込んでいるのかもしれません。その反面、樹は全面的に主題化されるというよりも、「空間の中の樹」というふうに、やや中心主題の座をちょっと降りた感じが出てきます。それだけ、性格がロマンティックなものから、大人しい、背景的、添景的なものにトーンダウンして来ているということが言えるかもしれません。

 樹は、実は、建築の代弁者でもあります。皆が求めている建築そのものも、同じような捉え方がされているかもしれませんね。いつか、それを同じようなスケッチで、眺めてみたいと思っています。

                                (さのはるひと)

  
                            

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