学校長の福田です。学校では建築科で日本建築史、伝統建築演習等の授業を担当しています。
伝統建築演習Bの授業では、京都市内に所在する歴史的建造物の見学を主体に授業を進めています。「百聞は一見にしかず」という格言があるように、話や写真よりも実際に建物を「見て、触れて、感じる」ことで、これからの人生に活かしてほしいと思っています。
さて、今回は、東本願寺へ出かけて、世界最大規模の木造建造物である御影堂、そして現在修理が進められている阿弥陀堂、そして学生たちにサプライズな空間も案内しようと出かけました。
「お東」で親しまれている東本願寺。
宗祖親鸞をまつる御影堂は明治12年(1879)から明治28年にかけて再建された正面63.63m、側面45.45m、高さ38mで、二重屋根を持つ世界最大規模の木造建築。ご案内いただいた本願寺御修復事務所の蒲池さまの解説を待たずして、学生たちはその圧倒的な大きさと室内空間の広さに高さ、部材の大きさに沈黙。
続いて阿弥陀堂(正面39.81m、側面33.81m、高さ29m)に移動。さきの御影堂に続いて保存修理事業が始まっており、すでに屋根瓦が取り外されています。
修理の機会、すなわちおよそ100年に1度しかまじかに見ることにできない屋根面。
1枚1枚の屋根瓦の大きさや瓦下地の杉の土居葺板の厚みにも学生たちは見識を新たにしていました。
伝統建築演習Bの授業では、京都市内に所在する歴史的建造物の見学を主体に授業を進めています。「百聞は一見にしかず」という格言があるように、話や写真よりも実際に建物を「見て、触れて、感じる」ことで、これからの人生に活かしてほしいと思っています。
さて、今回は、東本願寺へ出かけて、世界最大規模の木造建造物である御影堂、そして現在修理が進められている阿弥陀堂、そして学生たちにサプライズな空間も案内しようと出かけました。
「お東」で親しまれている東本願寺。
宗祖親鸞をまつる御影堂は明治12年(1879)から明治28年にかけて再建された正面63.63m、側面45.45m、高さ38mで、二重屋根を持つ世界最大規模の木造建築。ご案内いただいた本願寺御修復事務所の蒲池さまの解説を待たずして、学生たちはその圧倒的な大きさと室内空間の広さに高さ、部材の大きさに沈黙。
続いて阿弥陀堂(正面39.81m、側面33.81m、高さ29m)に移動。さきの御影堂に続いて保存修理事業が始まっており、すでに屋根瓦が取り外されています。
修理の機会、すなわちおよそ100年に1度しかまじかに見ることにできない屋根面。
1枚1枚の屋根瓦の大きさや瓦下地の杉の土居葺板の厚みにも学生たちは見識を新たにしていました。
そして、サプライズの空間へ。
東本願寺境内は和風建築で占められていますが、境内北辺の「参拝接待所」の北側地下には1998年(平成10)竣工の「真宗視聴覚ホール」があります。
これは高松伸によるもので、ホール、参拝接待所ギャラリー、仏間、応接間などが設けられています。
寺院地下に、うまく光を取り入れ、曲面で構成されたホールを中心とした空間。
意外な取り合わせに学生たちは、あちこち見まわったり、印象を述べあったり。
まずは、わたくしの狙い通り、宗教建築の記念性の魅力、大型建造物を作る確かな技術力、そして伝統と斬新さの融合、などなどを感じてくれたようでした。
今後の建築活動に活かしてくれることを願っています。
S・H君の感想
「御影堂の大きさは、ほんとうに大きく、さすが世界最大の木造建築だなと思った。中もすごく広々とした空間で、畳の枚数や柱の太さに圧倒された。
阿弥陀堂の修理現場を間近で見させてもらって、瓦の量や大きさに驚いた。女性の髪と麻で編まれた毛綱や木材を運ぶ木そりなど貴重なものを見ることが出来た。
ギャラリィーは、現在美術館を設計していることもあって、すごく刺激されるものがあった。次の部屋にどんな展示や空間があるのか楽しみながら見て回ることができた。
今回、色々と貴重なものを見ることができた。特に阿弥陀堂の修理現場で見た、ものすごい量の瓦が並んでいる様子や、その瓦一枚の重さ、阿弥陀堂から見た景色など、どれも強く印象に残っている。
すごく刺激のある一日であった。」
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