昨日は鷹峯の町家で壁塗りをしてくれた1年生の二人を誘って、家の近所のとある家の破風のベンガラ塗りを行った。この家の一部を改修をデザインしたのだが、破風のベンガラ塗りを学生工事とさせてもらった。(改修工事についてはまた後日、私のブログで紹介しましょう。)
二人はすでにわが家で高所のベンガラ塗りを経験済みだ。言わなくても、さっさとペーパーをかけ、養生をし、ベンガラを塗ってくれるのだから、実に頼もしい。ここではいくぶん、墨を混ぜて暗い赤にしている。母屋も合わせて、2箇所の破風回りで1kgほどのベンガラを要した。柿渋で溶き、水で伸ばして塗っている。柿渋はしばしば金属を捕まえて分離、沈殿させてしまうので、扱いが厄介だ。今回はどういうわけか、問題が生じなかった。
昼食後、上の破風の作業に二人を上げて、私は油塗り。最近、かつて使っていたエゴマ油が倍ほどに値上がりしたので、アマニ油を用いているが、さほど問題はなさそうだ。てきぱきと片付いたので、予定よりも早く作業を終えることができた。逆側にも破風はあるのだが、 雲が出て来て寒い風が吹いてきた。つづきはまたの機会にしよう。お二人ともご苦労様。またやろうね。(さのはるひと)
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