今年は正月からよく雪が積もった。久しぶりの大雪年と言えるだろう。2年前に出来上がった滋賀県高島市にある椋川の茅葺き交流館も雪に埋もれていると聞いたので、学生君3人を連れて雪かき雪下ろしに出かけた。ここ数日の好天で、積雪量はずいぶん減ったに違いないが、それでも朽木から椋川に入って行くと、まずまずの雪だ。
交流館ではいつものように、里の人たちがいろりに火をくべて温かく迎えてくれた。来週に行う予定のそば打ちを僕たちのためにやってくれて、お昼にごちそうに。心のこもったおもてなしに感謝。
4人を二手に分け、一方は一人暮らしのおばあさんの暮らす家の屋根に積もった雪を降ろし、もう一方は交流館の屋根の下に溜まった雪を除けることに。おばあさんの家に行ってみると、なるほど吹きだまりにたくさんの雪が積もって、かなり重そうだ。中越出身の自称雪下ろしのプロ・T君はさっそくスノーダンプで雪をどかどか落して行く。下には讃岐出身の雪初めてI君が落ちた雪を表の川に運び、捨てる役で、走る走る。
僕は安曇野で働いていたガキさんと一緒に、交流館の裏手に回る。そこにはどどどんとすごい雪。山手にやはり吹き溜まった雪は背丈ほどになって、屋根の雪が落ちれば、確実につながってしまう。これをどうするの?スコップですくっては投げ、すくっては投げしてどかすのさ。30cmずつ、5段に分けて固まりを切り出してはヨイショと放り投げる。最初のうちはいいのだが、段々、壁が高くなって、力も落ちて来て、せっかく放り上げた固まりがごろごろと転がり落ちて来ることもしばしば。熱くなって、シャツ姿でがんばったよ。 そろそろ休憩!
交流館でお茶して一服。その後は、交流館の西側。こちらもどっかりと雪!T君たちはおばあさんのリクエストで、裏の寝室回りやら表の庭の辺りの雪をかいてもらうことに。およそ1時間ほどで作業終了!おばあさんが大きなお餅を入れたぜんざいをつくってくれるというので、皆でごちそうになった。おぜんざいも、お漬け物も、美味しかった。おばあさんもとても喜んでくれた。また来るね。
ひさしぶりに全身、心地好い疲労感で京都へ。明日は京北の作業だよ。肩が上がるかね〜?
(さのはるひと)
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