「光と木の温もりを感じることのできる家」
山荘グループということで、ログハウスを設計することにしました。仕切りを少なくし解放感と暖かさを意識しています。
吹き抜けを大きめに設けて、家の中に入る天窓からの採光を生かすようにしました。
1階の納戸は玄関と同じように、半分を土間にして屋外で使う物などを片付けられるようになっています。
この平面図では上が南ですが、南側のデッキを大きく取ってあり、ちょっとした憩いの場になります。雪と薪ストーブがログハウスのイメージだったので、煙突をつけ、基礎の立ち上がりを1メートルと高めに設計しています。
玄関、勝手口、南側のデッキには階段で上がれるようになっています。特に2階の子供室に行くための曲がった廊下が気に入っています。
雪が多い所の建物ですので、屋根は10寸勾配の傾斜の大きい屋根にして、雪が落ちるようにしています。模型では表せていませんが、屋根の仕上げ材はウッドシングルを使い、壁は丸太を組んだものです。
図面を書いて模型にしてみたところ、南(客室)側は1階のデッキのみで、少し物足りない感じになってしまいましたが、北(玄関)側はデッキとベランダで華やかにすることができました。
僕のイメージに近いものを作ることができたので、満足のいく作品となりました。
平井 大嗣
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