建築科2年の日下部です。前期の自由課題で集合住宅を制作しましたので、ご紹介いたします。
西面ファサード
京都は都市でありながら、他の都市とは違う独特の雰囲気があるように感じます。
それは京都に昔から住むひとたちの間にある「つながり」を感じとっているからではないでしょうか。
しかし現在の集合住宅は、一つの建物としての独立性が高く、地域から孤立しているように思います。
また、集合住宅といえば賃貸が多いです。固定的な者(京都に住まう人)と流動的な者(それ以外の人)が、繋がりをもち、自然と関わりあうことで、互いにいい刺激になりうるのではないかと考えます。
以上の考えのもとで、「地域との関係性」「生活環境の向上」について重視した集合住宅を提案します。
配置図
コンセプトは「表現する住まい」、「風と光と緑」としました。
・地域に開けた存在にするため、街路側にギャラリーを設ける
・職住一体タイプを設け、ワークスペースは道路側に配置
・集合住宅であっても刺激のある住まいとするプランに
・周囲の環境(自然の風と光)に触れる機会が少ないため、
これらを自然と感じとれるようにすること。
北から中庭を望む
リビング、ダイニング、キッチンは1Fにあり、一番広い空間にしました。
ここが家族だんらんの場で、家の中で一番多くの時間を過ごす場です。
家に着いた時、家の灯りが柔らかく漏れていて、ほっとしてこの家にまた帰ってきたいと感じるように、玄関側は格子窓にしています。
寝室を極力狭くしたのは、家にいるときに多くの時間を家族と過ごしてほしかったため、寝室は「寝るためだけの空間」にしたかったのと、家の外にあるものに目を向けて、外に出たいと感じてほしかったためです。
また、職住一体タイプも設計しました。居住者はものづくりや、アート等、人に魅せる職業や趣味の方。または外部の方にアピールしたいことがある方と設定しています。ワークスペースを街路側に設けることで、作業工程をプレゼンテーションすることができます。ギャラリーを設けたので、そこで個展を開くことも可能です。
コモンスペースは、子供たちが走り回っていて、お母さん方が立ち話をしているイメージ。
南側から中庭を望む
多目的室は雨の日の子供たちの遊び場になったり、ギャラリー関連のイベントやマンション内または近隣の方の集まりが行われたり。そして、その雰囲気が外から感じとれるように街路側に配置しました。
ギャラリー及び多目的室、管理人室の屋上は上がることも出来て、のんびりお昼寝や、ひなたぼっこをすることができます。夏は住人や近隣の方とバーベキューして、ビール飲めたら最高だなー!と思っていました。(笑)
全体的には家と家族のあたたかさや、近隣の方とつながりを持つことを重視して設計しました。
この課題に取り組みながら京都建築スクールに参加し、京都市内の現状や、未来の京都について考えてきました。その中で、現在一般化している集合住宅のカタチは京都には似合わないのではないかと思いました。
そして、京都の集合住宅の進化を願いながら設計しました。
今後も新たなカタチを提案していけたら、とでっかいことを思っています。笑
学校で学ぶのも残りわずかですが、もっと多くの知識をつけ、自身の思想を広げ、卒業設計もがんばります!
(くさかべさとみ)
西面ファサード
京都は都市でありながら、他の都市とは違う独特の雰囲気があるように感じます。
それは京都に昔から住むひとたちの間にある「つながり」を感じとっているからではないでしょうか。
しかし現在の集合住宅は、一つの建物としての独立性が高く、地域から孤立しているように思います。
また、集合住宅といえば賃貸が多いです。固定的な者(京都に住まう人)と流動的な者(それ以外の人)が、繋がりをもち、自然と関わりあうことで、互いにいい刺激になりうるのではないかと考えます。
以上の考えのもとで、「地域との関係性」「生活環境の向上」について重視した集合住宅を提案します。
配置図
コンセプトは「表現する住まい」、「風と光と緑」としました。
・地域に開けた存在にするため、街路側にギャラリーを設ける
・職住一体タイプを設け、ワークスペースは道路側に配置
・集合住宅であっても刺激のある住まいとするプランに
・周囲の環境(自然の風と光)に触れる機会が少ないため、
これらを自然と感じとれるようにすること。
北から中庭を望む
リビング、ダイニング、キッチンは1Fにあり、一番広い空間にしました。
ここが家族だんらんの場で、家の中で一番多くの時間を過ごす場です。
家に着いた時、家の灯りが柔らかく漏れていて、ほっとしてこの家にまた帰ってきたいと感じるように、玄関側は格子窓にしています。
寝室を極力狭くしたのは、家にいるときに多くの時間を家族と過ごしてほしかったため、寝室は「寝るためだけの空間」にしたかったのと、家の外にあるものに目を向けて、外に出たいと感じてほしかったためです。
また、職住一体タイプも設計しました。居住者はものづくりや、アート等、人に魅せる職業や趣味の方。または外部の方にアピールしたいことがある方と設定しています。ワークスペースを街路側に設けることで、作業工程をプレゼンテーションすることができます。ギャラリーを設けたので、そこで個展を開くことも可能です。
コモンスペースは、子供たちが走り回っていて、お母さん方が立ち話をしているイメージ。
南側から中庭を望む
多目的室は雨の日の子供たちの遊び場になったり、ギャラリー関連のイベントやマンション内または近隣の方の集まりが行われたり。そして、その雰囲気が外から感じとれるように街路側に配置しました。
ギャラリー及び多目的室、管理人室の屋上は上がることも出来て、のんびりお昼寝や、ひなたぼっこをすることができます。夏は住人や近隣の方とバーベキューして、ビール飲めたら最高だなー!と思っていました。(笑)
全体的には家と家族のあたたかさや、近隣の方とつながりを持つことを重視して設計しました。
この課題に取り組みながら京都建築スクールに参加し、京都市内の現状や、未来の京都について考えてきました。その中で、現在一般化している集合住宅のカタチは京都には似合わないのではないかと思いました。
そして、京都の集合住宅の進化を願いながら設計しました。
今後も新たなカタチを提案していけたら、とでっかいことを思っています。笑
学校で学ぶのも残りわずかですが、もっと多くの知識をつけ、自身の思想を広げ、卒業設計もがんばります!
(くさかべさとみ)
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