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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 よしやまち町家研究室のセキです。夏休みに入る最後の授業日が台風第6号の影響で休校となりましたが、昼頃には台風は東に移動して、普段と何一つ変わらぬ京都でした。この日は東京の女子中学生4人が荒壁塗り体験にやってきます。

seisin07201.jpg
荒壁塗り体験は、通常は壁塗り練習用のフレームに竹小舞を編みんだものに塗ってもらうのですが、今回はちょうど近所にあるIKG町家に塗れそうな壁があったので、そこで体験をさせてもらうことに。前日、ここの作業担当の男の子たちと片付け作業。余分な土を剥がし、水合わせして捏ねてもらいました。台風の運んで来る南の熱っぽい空気の中、汗と泥でぎとぎとに。みんな、お疲れさまでした。

さて、翌日、この辺りの古い町家が立ち並ぶ風情にすっかり喜んだ、 可愛らしい女の子たちが登場。改修中のぼろ長屋に足を踏み入れて、...。でも、逃げ出さなかったですね〜。サノ先生の説明を受けて、まずは塗る小舞と土をブラシでよく洗い、濡らし、土がよく馴染むようにします。コテ板とコテを渡され、荒土を塗り付けていきます。誰でも最初は驚くのですが、土を載せたコテ板がずっしり重い!
蒸し暑い中、かがんで土をつけて行くのはたいへん。でも汗びっしょりになりながら、投げ出さず、一生懸命塗ってくれました。段々、無口になって行きます。疲れたのかな?





seisin07202.jpg
1/3ほどを塗ったあたりで、サノ先生とタロちゃんが替わりました。中学生たちは一旦、手を洗い、 お茶を飲んで休憩タイム。先生たちがどんどん塗るのを見学し、2/3まで進んだところで、交替。残りをがんばって塗り上げました。
やったね!

ちり掃除をして、道具を洗ったところで、記念写真です。みんないい顔!私たちスタッフも加わって、撮影。みなさん、本当にお疲れさまでした。


よしやまち町家に戻り、しばし、お茶と質問タイム。女の子たち、町家改修体験とよしやまち町家がすっかり気に入ったので、また来たいとのこと。嬉しいですね。スタッフも苦労した甲斐がありました。IKG町家の改修が終わる頃に、ぜひ遊びに来てくださいね。
「いつ頃になりそうですか?」
「さあ、冬になりそうです。」
冬休みか、卒業旅行か、その頃にまた来ま〜すと、元気よく帰って行きました。
(私もあんな時代があったと振り返るセキでした)
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