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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 3日目は、大工組合葭塾のメンバーが応援に駆けつけてくれました。この日からレッカーを使うので、玉掛けの有資格者が必要だからです。学園の竹内副理事長以下、光田棟梁、澤井さん、片山さん、福井棟梁、田中棟梁に参加、指導していただきました。まずは朝礼から始まります。

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 作業班は材を玉掛けして配るチームと、上でそれを据える班とに分かれて進められて行きます。玉掛けには材の番付がわかっているナカニシリーダーにオグリ、タムラ、オオシタが回りました。光田棟梁がついて上の作業の様子を見ながら、てきぱきと指示を出してくれます。

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 上では片山さん澤井さんのベテラン二人がどんどん材を据付けて行きます。空中での安定感といい、掛矢の打ち込み方といい、さすが。下では福井・田中両棟梁がモミコ(仮筋交い)をつけて安定を確保して行きます。

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 午後に入った辺りでは二階床組はほぼできあがり、小屋組にかかっていきます。小屋組は前に地組みをやっているので、ちょっと安心です。それでも、ちょっとずつ水平レベルが合わないところが見えてきました。管柱のほぞにもいくらか問題があるところも出て来て、しまった! チェックが出来ていなかったと、反省すること頻りです。

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 1階部分。だんだん部屋の感じが見えて来ています。暑い日差しの中、一気に木材の乾燥が進んで、あちこちに乾燥割れが目立って来ました。

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 作業が終わり、片付けてやれやれと、生徒たちだけで記念撮影。写真嫌いのタダ君は逃げてしまいました。みんなよく頑張ったね。後は明日1日だ。
                           (さの)

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 8月1日、いよいよ建て方が始まりました。まず、側の通し柱を組んで建て起こし、次に中央の大黒柱の列を下で組んでおいて、ロープで起こします。が、なかなか簡単ではありませんでした。ロープの吊りところをもっと上に上げて、柱の頭を一旦逆側の足場に載せて、それから向きを変えて引っ張るという仕方で起こしました。通常はレッカーで吊り上げるのですが、生徒たちだけの人力で考えながらやってみようと、最初の2日はレッカーなしで挑戦しています。


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 ふ〜、何とか無事に起こせました。何しろ高い足場に乗るだけでも怖いのに、ロープで引き上げるのですから、こわごわ作業で力が十分に入りません。それでも少しずつ馴れて来ました。
繫の胴差しを入れます。が、小根ほぞが長過ぎるので、きちんと合いません。空中で鼻を切り落としたり、ほぞ穴を深くしたりの作業となります。福井棟梁から借りた引き寄せバンドが役に立ちました。
初日はここまで。みなさん、お疲れさまでした。

二日目。この日も生徒たちだけでがんばりました。でも、仕口がうまくフィットせず、思うように作業は捗りません。幾度もやり直しながらの作業となりました。今回のような土台がない石場建ての場合は、柱の足元が決まらないために、なかなかきちんと合わせられず、苦労が多いことを実感。

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暑い夏の日差しの元、汗びっしょりで、すぐに喉がからからに。結局、2日目の目標だった奥の間スパンの柱まで届きませんでした。う〜ん、このままでは5日の上棟式が迎えられないぞ。ちょっと不安になりつつ帰り支度をしたものでした。

                                    (さの)
                          
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7月26日、学校での刻みの最後の段階でフクイ塾長の指導の日。この日は、床柱に用いる北山丸太の加工について入念なチェックが行われました。通常は後で据付けられることの多い床柱ですが、今回は4段貫を受けて耐力壁を受けるので、普通の管柱と同様、建て込みとなります。

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7月28日、現場では石の周囲をモルタルで覆って固定する作業が終了。
29日は日曜日返上で残った刻み作業を。建て込みに必要な造作材の一部を必至で加工するタダ君。結局、刻みや口合わせを完璧にこなすことなく、搬出の日を迎えることに。

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7月31日、いよいよ搬出。材を2台のトラックに載せて、現場に出発。継手で繋いだ7m材もあるので、積み込みは結構たいへんな作業です。京北森林組合のみなさん、ありがとうございました。いよいよ明日から現場で建てて行きます。
                              (さの)


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塩小路の現場ではきれいに打たれた基礎コンクリートの上にタダ君とオ〜サワさんが芯墨を打っています。ところどころにアンカーボルトが見えていますね。これで根絡み材をアンカーして構造体を押さえつけることになります。

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午後からナガセ・ナカムラ両名が石を据付ける作業に。このみかげ石の上に柱が立ちます。レーザーでひとつひとつ高さを調整しています。結構きれいに仕上げられたベタ基礎ですが、やはり10mmほどの高低差があるようです。ボルトがあるので、コテで押える職人さんも苦労されたことでしょうな。眩しい夏の日差しなので、受光器を用いてセッティング。日差しががんがん暑い中、これが結構たいへん。いくら水を飲んでも追いつきませんな。

一方、学校では蟻落しの口合わせ作業が。こちらは日陰で風もあって、まあまあまだマシの様子。でもお茶を飲み続けなくては熱中症になりますな。

                            (さの)





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 塩小路の現場の様子です。べた基礎の配筋をやってくれています。今回の基礎は5年で解体撤去するモデルハウスということもあって、壊しやすい基礎にしようと、シングル配筋としましたが、D13@200なので、結構しっかりです。梁型に入る配筋も結構たくさんの鉄筋となっています。とくに大黒柱と小黒柱を結ぶ梁には上下で7本の鉄筋が。かなりびっしりとなりました。この程度なら、3人で1日で組めますということでした。

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 週明けに鉄筋検査。すべての梁型で写真を撮っていきます。右はアンカーボルとのセッティングです。アングルにボルトを溶接しています。これでボルトの位置と立ちをきちんとできるはず。溶接工さん1日分のセットとなります。まあ、これなら大丈夫でしょう。

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 夕方、木匠塾の1年生を送りに行くついでに、京北森林組合に立寄り、床柱に使う北山丸太と框に使うヒノキ材のチェックを。きれいな芯去りのヒノキ材を用意してくれていました。一部、芯を噛んでいるものは、裏側で背割りを入れてもらいます。
 ついでに出格子の柱と台輪も注文。床柱はタイコに落したものを使ってやろうと、5寸3分ほどの丸太を選んで製材指示を。いい具合に面皮が残ると嬉しいですな。きれいなものは面白くないので、ちょっとでこぼこした癖のありそうな丸太をわざわざ選んでいます。足元をうまくタケノコに削れるといいのですが。

                                      (さの)

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