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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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ナベ:あついよ〜! もう梅雨も明けて、作業場は熱地獄だ〜!
サノ:じゃあ、京北に行こうか。研修棟の進入路をやってしまおうよ。
オ〜タ:その方が涼しそうっすね。

ということで、一同、京北へ向かいました。タダさんも、戸の調整が必要とかで、一緒です。

 kenshu07091.jpg

ナベ:京北も暑いじゃ〜ん!
オ〜タ:みたいっすね。

まずモルタルをこねて、ぐるりの石を固定します。それはサノ先生にまかせて、ナベとオ〜タはまた石を拾い集めに。もう、あせぐっしょり。

ナベ:石がごつごつしていて、車がパンクしそうです。
サノ:砕石を目つぶしに入れるから大丈夫だよ。

サノ先生、建材屋に行って、軽トラにいっぱいビリという小粒の砕石を積んで帰ってきました。
タダさんはもう自分の仕事は終えて、一服してます。みんなでビリを敷き詰め、もう、くたくた。
用意してきたお茶はすべて飲んじゃいました。

サノ:では、さっそく、軽トラで走ってみよう。
オ〜タ:え?もうっすか?早くないっすか?
サノ:砕石を敷けば、ちょっとくらい大丈夫だよ。

そんなわけないですよね。もう先生、強引なんだから...。おお、結構、幅がいっぱい。ミラーがぎりぎりだけど、ちゃんと入れました。ィエ〜イ!パチパチパチ。(こんにゃく王子拍手)


kenshu07092.jpg

これでながらくかかった研修棟の作業はすべて完了しました。みなさん、本当にお疲れさまでした。

ナベ:やっと一つ片付いた。次はウッドデッキをやってしまうんですね?
サノ:そうだね。明日、屋根を張ろう。床板もできるかな?
オ〜タ:鷹峯のショウギもやらなくちゃ。
サノ:雨で現場が出来ない日に家具ものをやるつもりが、案外、はやく梅雨が明けたね。
ナベ:昼は暑いので、晩にやろうかな。
オ〜タ:晩も変わらないっすよ。

(みなさん、熱中症に気をつけてください。暑さでよれよれの群馬出身こんにゃく王子でした)





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shikibu07044.jpg

さて、いよいよウッドデッキです。サノ先生の図面では、柱、桁を北山杉丸太でつくると。土台組みは桧で、すべてほぞ差し。よしやまちの作業場に長い桁丸太が搬入されてきました。先生に教わる通り、両端に墨付け、心墨を打ちます。丸太柱も同様に。丸太同志の仕口には、ヒカリ付けという合わせ方をします。放課後1日あれば、できるよと言われても、全然だめです。3日もかかってしまいました。

shikibutei07047.jpg

    

土台組みにも2日ほど。しかも間違えてしまって、新しい材でやりなおし。気を付けたのにな~。

桁には垂木を受ける堀込をつけます。どうやってつけるんだい?先生、わかりません。

原寸を引けって?図面見てもよくわからないんだもん。そうだ、タダさんに教えてもらおうっと。


shikibu07045.jpg

この土日でやってしまいます。柱の根元を基礎石に合わせて、建ててやると、おお、自立しています!!

感動の写真。

土台を差し込み、組み立てていきます。何だか堅くて入らないよ~。レイのばか~。

土台が何とか組みあがり、水平に調整して、束の長さを調整します。こうしてみると、結構、土間は斜めってますな~。平と思ったら大間違いなんだ。

既存テラスにアンカーを打って、ボルトで引っ張って固定します。ふ~ん、こんな風にやるんだ。

明日の日曜日は来れないので、レイ、頼んだよ。     (こんにゃく王子ナベでした)



shikibu07046.jpg

翌日曜日、ナベさんお休み。オ~タが代わります。まず桁丸太を載せます。うまく行きました。

次は垂木掛けを取りつけます。位置と高さを合わせるのがたいへん。邪魔な雨どいやら照明器具やらをはずさせてもらい、何とか付きました。

垂木を掛けて行きます。ところが、勾配が合わない。なんで??

あんなに苦労して付けた桁丸太の勾配彫りが、見事に失敗! 何のための原寸図だったのかな~?
ナベさんのばか~。もう一度墨付けからやり直し。そんなこんなで、小舞までやるつもりが、垂木でこの日もおしまい。残念。床板と屋根はまたもやお預けとなりました。なかなか思うようには進まないものですね。ふう~。

(こんなんじゃ宮大工は遠い... オ~タでした。)
shikibu07041.jpg

 ナベ&オ~タ+レイ、鷹峯3人組みは、サノ先生のお手伝いで、右京区にある家のウッドデッキをこしらえることになりました。ちょっとの間、鷹峯作業は中断です。ここは年末にべんがら塗りをした家です。

初日は、デッキの屋根を受ける柱の基礎と、レンガでつくる流し台の基礎を打ちに行きました。
  
基礎石はホームセンターで買ってきた御影石をカットしてつかいます。既存のテラスからはみ出てしまうので、まずは基壇のコンクリート打ちから。型枠をこしらえて、コンクリートを練り、流しました。

流し台の基礎は勾配に合わせて、水平になるよう、周りに簡単な板を置いて、モルタルを流しました。

shikibu07042.jpg

 2日目は、型枠を外して、基礎石のレベルを正確にレーザーで測定し、図面に落とし、柱の長さを決定しました。その後、いよいよレンガを積んでいきます。やってみると、なかなかレベルを出すのがたいへん。目地を詰めるのにもてこずります。途中で、レンガを浮かすところは、アングルという鉄材をカッターで切断して、並べた上にレンガを置いていきます。なるほど。

shikibu07043.jpg

 3日目、ようやくレンガが積み終わりました。たいして大きくないのに、大変でした。思ったよりもモルタルが必要で、何度もセメントと砂を買いに走りました。夏の日差しが容赦なく照りつける中、とにかくお茶をひたすら飲んで、熱中症にならないように頑張りました。レンガは240箇くらい使いました。設計よりも、目地が太くなった分、5cmほど高くなってしまいましたが、ずいぶん丈夫な流し台ができあがりました。次はウッドデッキです。
がんばって刻みをやるぞ。                 (宮大工を目指すオ~タでした)

 ふう〜〜、暑いです、2年のイデッチです〜。木工コースの3つの町家改修の最後に登場したのは、上京区、西陣にあるIKG長屋チームです。よろしく!僕たち2年生3人がこの長屋にシェアして住むということで、春休みから改修作業を始めました。すべて覆っていたベニアをはがして土壁を塗るだけと思ったのが間違い。何と屋根や骨組みは腐りまくっていて、その修繕にタダさんに苦労してもらい、6月も終わりごろになって、やっと土壁をこしらえています。

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よしやまちの作業場はとんでもない暑さ!鷹峯チームが土台をつくっている横で、わがIKG長屋の二人が床板のアイジャクリ加工をしています。二階の床に杉の1寸板を使うんです。早くこれを張りたい!

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IKG長屋は学校から西に5分ほど歩いた辺りにあります。この辺りはかつて大内裏のあった場所で、あちこちに◎◎殿跡という道標が立てられています。長屋の辺は仁寿殿の建っていたところになるそうです。昔なら、僕らは近づけもしなかったでしょうね。
この辺は路地も狭くて、軽トラがやっと通れるくらい。火事になったらこわ〜い。長屋に入ると、写真のように、床がありません。すべて腐っているかレベルが狂っていて、撤去しました。揚げられる柱を揚げて、今は隣家との境の崩れ落ちている壁を拵えています。

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ちょっとした通り庭の上部で、屋根が腐っていたために、この辺もだめになっていました。貫を仕込んで、えつり竹、小舞竹と編み込んでいるところです。今日で小舞編みは終えて、荒壁付けをして行きます。
その後ろ側の部屋の床組がシロアリでぼろぼろになっていました。すべてタダさんに組み直してもらい、先ほどの一寸板を上に張っていきます。もうそろそろ、この部屋に入る予定のオ〜タ君が引っ越して来るので、何とかしなくては。(でも、まだ窓もついてないもんね。へへへ。 滋賀県から通っている建築科2年のイデtッチでした。)


 サノ:この長屋はレナさんのお世話で学生たちが住むことになりました。でも、覚悟していた以上に傷みがひどく、いつ崩壊しても不思議はないような状況でした。中くらいの地震でも危ないかも。慌てて仮筋交いやら腐った梁の取り替えをタダ君に応急措置的にやってもらったものです。ほとんどすべての柱、梁を取り替えたいくらいですが、そうも行かず、ひどいところから順に直してもらっています。たいへんな工事にもめげず工事に向かう生徒たちをほめてあげたい!頭がぼ〜っとする暑さの中、気をつけて頑張ってください。お茶も飲むんだよ。


 建築科二年のナベです。鷹峯の小さな町家の改修を担当しています。6月4日の土曜日は梅雨間の晴れ。とっても暑い一日でした。この日、いつものように鷹峯に出動する予定が、突然、サノ先生に今日は京北に行くんだぞと言われ、軽トラに相棒のオ〜タと道具を載せてえんやこら京北に走りました。京北は久しぶりです。

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何でも研修棟の土間に上がる進入路をつくるのだそうです。それを現地にある石を積んでつくるのだそうです。しかも、その石は林道をつくった崖の石を崩して採取するのだと!おそるおそる崖によじ登って飛び出たところの石を切り出しました。これは泥が固まっただけの石で、もろく、隙間だらけなので、すぐ崩れてくれました。
僕も一緒に崩れ落ちるんじゃないかって?そうなんです。これジョークじゃないんです。とっても怖い仕事でしたから、真剣に頑張りました。いっぺんに眠気が覚めました。こんな仕事、オ〜タには無理です。な、オ〜タ。
>ハイ。

で、がらがら落ちた石を拾って軽トラに積んで運びます。大きめなのを進入路のサイドを固めるために、選んでいきます。お昼はサノ先生がパエリアをつくってくれました。卒業生のミヤタケネ〜サンも駆けつけてくれました。みんなでお昼。♪

keihoku06042.jpg

昼食後、モルタルを練って、サイドの石を固めていきます。
こんな柔らかい石で大丈夫かな〜。
>さあ、もたないかもしれないね〜。軽トラックが通るところは砕石を敷くつもりだがね。
なるほど。石の形を見て、合うものを合わせて行きますが、なかなかたいへんです。

keihoku06043.jpg

夕方近くなり、陽も傾いて来る頃には汗だくだく、お茶がぶがぶ。
サノ先生、何だか石の線が建物とゆがんでませんか?
>そうだよ、真っ直ぐじゃおかしいだろ。
そうか、侵入方向に合わせているのか。柱の間大丈夫すか〜?
>軽トラならいけるさ。
先輩たちがつくったきれいな丸太の柱です。どうかぶっつけられませんように。

もう一度来て、残りの石を並べて、砕石を入れる作業が残りました。色的には、黒い砕石よりも、今の泥岩を敷き並べたいところですが、トラックの重さでこなごなになって、すぐ泥にもどってしまいそうです。仕方ないかな〜。みなさん、お疲れさまでした。   
(本来は鷹峯でがんばってるはずのナベでした。)








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