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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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jutak09198.jpg ミゾです。グループで決めたルールは、

 ①屋根に瓦をつかう
 ②庭に木をたくさん植える
 ③引戸を用いる

の3項目を守り、ほかは自由としました。設計にそれぞれの個性がそれなりに出ていると思います。

「模型はなんだか完成!と言えへん」
「白い模型はさびしい」
「色は想像におまかせちゅうことや」
「あら~、誰も木を植えてへん!」
「はじめての設計で、間取りや構造ばかり考えてた」
「外観にもっとエネルギーをかければよかった」

 これからは製図ばかりではなく、模型にも同じくらい大事にしようという反省の5人でありました。
(ミゾでした。)


 さの: かつては、建築模型と言えば、白一色でした。色や質感よりもフォルムを重視したかったからでしょうね。学生が模型をつくる意味は、プレゼン手ーションよりも、スタディ模型として、形やプロポーションがうまくいっているか?色や材料の選択の方針はどうするか?といった設計を詰めていくための模型という位置づけにより大きな意味があったように思います。彼らが言っているように、色は見る者の想像にまかせる、固定しないという積極的な意味もあるでしょう。
 ただ、最近は、より作者の思いを伝えたいということなのか、色や素材、質感に対する思いが強くなってきているように思います。それがマイナスにはたらく場合も多く見受けられますが、こうして眺める分には、ぱっと見では、色がついているものの方が主張がつよく、全体に楽しげな町に見えることは確かですね。
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jutak09197.jpg カツヒロです。よろしくお願いします。
<ルール>
・真中に内側グリーンスペースをつくる
・バルコニー、テラスを隣家のそれとつなげたい人はつないでよい
・グリーンスペース側に植栽する
・余ったスペースを共用の広場にする

 内側GSは住宅群の真ん中に、住人だけが使えるスペースをつくることができるというメリットがある一方で、GS側に開口をとるために、プライバシーを確保するための工夫が必要となります。ここでは、家の前に植栽するということで、向かい合う家同士を見えにくくするということを考えてみました。

 個々の設計では、たとえばセトウ君の解決が興味深いものでした。GSに面した1階部分をぐっと引っ込めて、外に面したアルコーブテラスを設け、コモンとプライベートとの緩衝エリアとするという工夫です。

 僕は、一軒の家の中にも、コモンとプライベートの関係があると考え、家族間の関係をコモンと完全プライベートと、中間領域とに分けて設計をしてみました。が、最後まで詰め切れず、とても満足には遠いものです。課題は終了したけれども、僕の中でまだまだスタディは続きます。  (カツヒロでした)

さの: 同じテーマのもうひとつのグループ(セキチーム)と比べて、積極的なコモンスペースの利用というところまで至っていないようですが、その分、落ち着いた雰囲気になっていますね。この内コモンスペースというタイプは、個々の家の部屋の配置に決定的な影響を与えることになり、とくに南側の家では、リビングやダイニングを北側に配置するという逆転が起きることになり、常識的なレイアウトが機能しません。また、現実的に、プライバシーを確保するという問題にどこまで対応できるか、悩みが多いですね。ただ、集合居住の場合には必ず起きる問題ですし、魅力もあると思いますので、もう少しこの問題を考たいですね。別にグループ研究発表という授業がありますので、この二つのグループに、このテーマをもとにいい議論の場を展開してもらいましょう。よろしく!


jutak09196.jpg ダーホン=ホンダです。わが洋風の家づくりチームで決めたルールは、

 ①煙突!
 ②白壁!
 
の二点で家並みを揃えてみようというものです。

 煙突の位置は全員がリビングに持って来ていて、家族のだんらんの場所になるはず!(というか、台所に設けるスペースが取れなかった?)

 壁の色を白にしたのは、雑誌などを見ながら、皆で決めたことで、パステルカラーやレンガでもいいかなという意見もありましたが、白で統一したかったということ、あまり派手にならなくていいのではないかと考えたものです。

 でも、かく言うダホンは、模型が間に合わず、哀しい家並みになっております。 (反省のダーホンでした。)


 ヤマグチです。やってみて、一番難しかったのは、煙突の扱いでした。どうすればうまく生かせるのか、いろいろと考えました。
 また、そもそも洋風とはどんなものを指すのか?というところから始めなくてはならず、皆で悩んだ結果、試みたのがトラス構造を見せるという解決でした。煙突やトラス、レンガなど、色々な工夫がそれぞれの味わいを出しているようで、面白い結果となったと思っています。


さの: いい勉強をしてくれたようだね。煙突のあるまちなみを見たことが無い若い子たちが、思い思いにデザインに取り込んでいるのがなかなか新鮮でした。確かに、和風の家並みとは違ったものになっていますね。
jutak09195.jpgラガー=シンタニです。和風の家が並ぶまちをつくとうと、5人が集まりました。

グループで決めたことは、

総二階はだめ、
瓦屋根にする、
玄関は引戸とする、

などの工夫で、町並みに馴染む家をつくるとしました。それ以外のことは、できるだけあまり決まりを設けず、各家の特徴を生かしてもらうということにしています。

 出来上がったものを見ると、池や庭、塀などに気をつかっているようです。屋根の色も自由にしてもらっています。              

                (ラガーでした。)

さの: 一段低い下屋を設けるというのは、京都市などが風致地区で規定している方法ですが、こうしてみると、それなりに有効ですね。それにしても、最近の若い子は伝統のいぶし銀の和瓦は好きではないのかな?







 
 
jutaku09094.JPG   私たちのテーマは、「塀のあるまち」。では、どういったものが「塀のあるまち」と言えるのだろう?塀のデザインをある程度統一して、一体感を出せば美しい景観となるだろうか?内側の隣地境界はどうなるのだろう?グループ内で話し合い、いくつかのルールを決めながら、各自の住宅の設計を行った。ルールとは、次の5つ。
 
1 敷地をすべて塀で囲む。そして、車、人の出入り口は門などを設置して、オープンにしない。
2 道路境界の外壁の高さは1.5m~1.7m、土壁とし、下部30cm程度は石積み。
3 隣地境界の内壁は、木製で高さ1.5m。約15cm幅の板を、板と板の間を10cm程度あけて、各敷地境界ぎりぎりに設置。2つの敷地分が合わさって1つの壁となるようにした。
4 隣同士で外壁の雰囲気が大きく変わる場合は、ガレージ、門などを設けて壁を区切り、隣同士が違和感のないようにする。お互いが相談しあって決めること。
5 上記4点さえ満たせば、敷地内の家の位置、外観などは各自の自由としてよい。
 
 ルールの根拠として、1は壁が続く美しさを出すために、2の壁高は、「まち全体を塀で囲むと閉鎖的になりがち」、「圧迫感を与えないようにしたい」との意見を考慮して、目線程度の高さとした。また、3の内壁については、塀の所有者をはっきりさせるためのルールである。実際生活すると、共有物だった場合の壁は、壊れたときの修理費、隣の家が勝手につたなどを這わせてうっとうしいなどがトラブルの原因だったりする。4は、隣同士の違和感緩和を目的とする。5は、あってないようなルールだが、各自が設計する家のイメージが様々であり、それぞれの「やりたい事が、出来なくならないように」あえて厳しいルールは設けなかった。
 
 そして、それぞれの住宅が出来上がり、模型を並べてみると、和風あり、洋風あり、国籍不明?のものあり、モダンあり、民家風ありのばらばらな住宅郡となった。外壁も、それぞれの家の雰囲気に合わせて洋風、和風と様々だが、とりあえず全員が、上記5つのルールをクリアしていた。
製作途中お互いの図面を見ながら、「すごいバラバラ。一体どんなまちになってしまうのだろう?」と不安に思っていたが、ある程度統一された塀が続くことによって、以外にもまちとしての統一感が保たれていた。そして、様々な雰囲気の家があることによって、和風一辺倒、洋風三昧より、変化のあるおもしろい景観になったと思う。
 
結果として、今回の課題は、「模型を見る限りは、予想に反して成功した」と感じている。実際に建つと、素材の質感などの印象で、当然違う雰囲気に変わるに違いないが。実験的に、もっとバラバラの住宅、例えば一軒は和風、一軒はヨーロッパ風、一軒は東南アジア風などまったく統一感のないものをならべても面白かったかも知れないと思う。(リーダーカネモト代理ナカちゃんでした!)
 
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