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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 2月17日、1年生の終了設計「美術館」の最終提出日。めいめいがすべての図面とプレゼンテーションや模型を公開、皆で採点し合います。敷地は鴨川沿いと高台寺付近の小公園の2か所から選びます。図面は配置図、平面図、立面、断面、かなばかり図のほか、構造図を課しています。採点はこれらの図面がしっかり描けているか、計画や意匠の魅力を評価します。

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 今年はデザインを頑張りたい人は高台寺の敷地にチャレンジ、構造や図面をきちんと描きたい人は鴨川の敷地を選ぶ傾向がありました。鴨川敷地では、勾配屋根を設けたり、外壁の色合いに配慮するなど、京都市の新しい景観条例を意識してもらっていますが、僕の選んだ高台寺敷地では、割と自由にさせてもらいました。後半は優秀作品に選ばれた生徒たちによる発表会を行いました。

 上の画像の手前に映っているのが僕の作品です。優秀作品のひとつに選ばれ、嬉しいです。思いっきり地面を掘り下げて、上から低い窪地に立つ立体彫刻を眺めて、やがて自分もその彫刻たちと同じ空間に混じるというプロセスをテーマに盛り込みました。発表の結果、今年の準グランプリに選ばれ、とてもうれしかったです。これからもがんばります。  (何でもがんばるラチでした!)


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 2月16日、わが卒業木工チームは東寺の近くにある町家の改修現場に出動です。昨年から町家研究室の改修活動で、レナさんたちの手で行われていて、僕たちも手伝ってます。今日はサノ先生の指示で、ゲートのべんがら塗りの合間をぬってここでの作業。現場ではレナさんが壁塗り作業をしていました。

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 僕ことコーダイはキッチンの壁面、タイルを張る下地をこしらえます。ジュンはサニタリーのベンガラ塗り、ミウラリーダーはトイレの腰板の下地を担当。早くしないと引越し期限が迫っています。サノ先生も手伝ってよ。

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 サノです。僕は隣の棟の西面がひどく傷んでいるので、これを直す作業の段取りを考えなくちゃね。こちらはすでに知り合いの工務店に頼んで、足元回りの修繕と補強をしてもらったんだけれども、西面は学生部隊でやろうと提案。この春休みに1年生部隊でやっつけるんだ。ツタがいっぱいに生えてカッコよかったけれども、家にとっては大敵。ツタにとっては栄養がある土壁なんて最高だからね。昨年に根っこを切ってもらい、もうすっかり枯れてる。焼き杉板もぼろぼろになって、まったく保護になっていない。焼き板はおよそ40年くらいは何とか持つようだけれども、60年ほど経てば、どこもこんな具合だね。意外に下の土壁はしっかりしているけれども、足元が腐っているので、重さに耐えかねて下にずり落ちている。昔の荒壁には砂利がたくさん入っていて、塗りにくかったろうけれども、強いように思う。
 
 柱の状態もあまりよくないし、ひどい筋かいの入れ方がしてあるので、大きな地震が来たら、却って危ない壊れかたをするだろうね。何とか通し柱と胴差が使えそうなので、管柱を補強してできれば貫をかけて、土壁を健全にしてあげよう。焼き板は予算的に厳しそうなので、波トタンを張りましょう。
先ずは足場だね。丸太を京北の小塩から運んで、立てることにしよう。コーダイたちはレナさんの指示で東棟を頼みます。    

  (この町家の改修作業報告は「町家研究室のページ」を見てください。 コーダイでした。)



                

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 お茶部メンバー1年のオサキです。今日は伝統建築演習という授業の中で、キリサコ先生にお茶事の演習を指導してもらいました。先生は近代の茶室数寄屋建築の研究者ですが、お茶の師範のお免状ももっておられるそうです。演習では亭主をつとめるよう言われ、どきどきです。

 まず、お茶事の組み立ての説明があり、手水の使い方の演習を。神社でも同じ作法なので、覚えておくといいですね。ついで、二階の座敷に上がり、席入り、お床、お道具の拝見の仕方などが説明されました。ふだんわいわいやってるお茶目どもも、おとなしくしています。よしよし。


chaji01292.JPG お茶、にが~っ!

 お菓子をいただいてにんまり。子たちも、だんだん足がしびれて来てますね。キリサコ先生が生徒に気を取られている間にささっとお茶を点てました。二客に立て、後は裏から点て出しとします。お茶部の面々で点て、お運びをしてもらいました。

 二席目は、人数も少なく、落ち着いた雰囲気でいただけました。当初の予定では、次回に御所にある拾翠亭というお茶室で茶事演習を行うと聞いていましたが、日程の都合が合わず、残念。来年ぜひやりたいものです。(あ、留年しないとだめか!)もう少し時間をかけてゆっくりひとりひとり指導してもらえるといいですね。キリサコ先生には、もっと脇にゆとりをもって所作につとめるよう助言をいただきました。ありがとうございました。  (大工志望のオサキでした)

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 さて、がんばって作ってきた校門も大工仕事はすべて終了、いよいよ最終段階に来ました。白木のままがいいなあと思うのですが、1年でずいぶん日に焼けて黒くなってしまっています。先日からペーパーをかけて元の白い肌にしていますが、このままではまたすぐに黒く汚れてしまうので、当初の計画通り、ベンガラを塗ろうということになりました。まずは見本塗りです。柿渋のみのもの、ベンガラを薄く柿渋で溶いたもの、それに墨を注したもの、桐油で上掛けしたものなど、サンプル塗をしました。
さの先生の言う通り、ひのきは柿渋もベンガラも、木目の向きによる染み込みの違いから、斑になってしまいます。杉はきれいに染まるのですが。

 表のゲートに並べて、どの色にするか、検討です。うっすらとベンガラを薄く延ばして塗ったものがまだいいね、ということになりました。さの先生から、ペーパーをもっと丁寧にかけるよう指示が出て、また午後からペーパー掛けの仕事です。2,3日、本当に紅く染めていいのかどうか、頭を冷やして見直そうということにしました。僕にはわかりません。ミウラリーダーは紅くしたくないようです。コーダイは試験のことで頭がいっぱいです。はてさて、どうしたものか。  (ジュンでした)
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 クリ坊です。後期の木工授業は精度をあげようと、家具の製作をやっています。まずは風呂の腰掛をつくりましたが、それに続いて、学校に置く椅子とベンチ、ベランダのスノコを製作することにしました。僕は大工志望グループ5名とともに大きなベンチに挑戦します。さの先生の標準的な図面をもとに、作業場に残っている材木に合わせて寸法を見直し、部材を挽き割り、プレーナーで調整します。必要な部材が揃うまでがたいへんだということがわかりました。

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 もう残された授業回数が少なくなり、主要な部分は組立てができたものの、座板や背板などの取り付け作業がまだまだ手間がかかります。ほかのグループも同様ですが、さて、出来上がるのかなぁ?
(大きなベンチ製作グループリーダーのクリ坊)

さの:
 ふだん使ってくれる後輩たちに恥ずかしくないようにしよう。出来上がるまで授業はあると思って頑張ってね。




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