はじめまして、京都建築専門学校に入学したメグメグです。よろしくいおねがいします。さっそく町家研究室に入部?、さの先生の設計された民家風の建物に取り付く照明の制作をお手伝いさせていただいています。放課後、友だちを誘って先生が加工された骨組みを組立てました。どんな灯りになるのか、コピー用紙を貼って、ああでもない、こうでもないと友だちと議論しました。実際に電球を入れてみると、まあ、きれい。でも、どんな空間に懸かるんでしょう?
連休の最中、先生にその民家に連れて行ってもらいました。大きな古民家の再生建築だそうです。回りの紅葉の緑が眼にとても爽やかでした。中に入ると、薄暗い土間が。工務店に勤める卒業生の先輩が試作品を天井に掛けてくれました。紙のちょっとした貼る位置や吊る高さでずいぶん印象が変わるのに驚きました。白木のままの方がきれいと思っていましたが、建物の梁や柱と同じべんがらで塗った方が自然な感じになると思いました。さの先生、塗りましょう!(新入りメグメグ つづく)
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冬休みに入ったところで、夏休みにできなかった教室の壁塗りをしました。学生たちも町家の土壁塗りを経験して、ずいぶん腕を上げたでしょうから、この時期でちょうどいいのかもしれません。コテを揃えて数を確認、まずは塗る面の養生をします。コンクリート打ち放し面にプライマーを塗り、下塗り用のサンド(モルタル)を薄く塗って目違いを埋めます。これで平らな面ができました。
いよいよ中塗り土による仕上げ塗りです。「こつち」と呼ばれる土3袋に砂を篩って、中塗りすさを加え、水でよく練ります。ざらっとした表面になるように、ちょっと砂とすさを大目にしています。出来上がりのこてむらが少しはマシかな~と。下塗りが出来次第、水が引かない内にどんどん塗って行きます。学生たちはみな真剣、休みもとらず、頑張ってくれました。最後に養生を取り払い、チリ掃除をしながら納めます。教室が泥だらけになっているので、これも掃除。ようやく出来上がりました。みなさん、ご苦労様。
学校には大学を出てから左官屋になった建築家、森田一弥先生がいますが、ちょうど今はスペインに留学して留守です。帰って来てから見てもらいましょう。しばらくしてから、この上に何か仕上げ塗りをしてもらってもいいですね。 (さのはるひと)
京北室谷(しったん)で恒例となっている茅刈りに行ってきました。「京北の木で家をつくろうネットワーク」のみなさんとともに室谷の茅葺き民家を修復するための茅刈りを始めて4年目になります。のんびりとした茅刈り作業にかこつけて、晩秋の山里の風景とおいしい料理を堪能しました。
修復しようという家は、京都市北区の山里に住んでおられる画家夫婦が所有されている茅葺き民家です。ふだん留守にしていることもあって、全体に傷みもあるのですが、とにかく屋根を何とか雨漏りしないように保たねばなりません。
朝、到着すると、妻面にある煙出しから薄く紫煙が立ち、何か家の生命感が感じられてじ~んと来ました。お母さんが土間にあるかまどを炊いているんですね。吹き竹で火を熾しているのを学生が興味深く覗いていました。ここでは水も山から引いているものをそのまま使っていて、昔のまんまです。
昨年、茅を刈った後に株をきれいに刈り揃え、翌年のいい茅を期待したのですが、若芽を鹿に食べられてしまったようで、茅が育っていませんでした。残念ながら収穫量は例年の半分ほどに。最近は山里での獣害報告が多々ありますが、滋賀県の別の茅刈りでも茅場がダメになってしまっています。近年冬の雪が少ないので、個体数が相当に増えてしまっているようです。鹿が食べなかった道端の茅を刈り、何とか軽トラック3杯くらいの量を確保しました。
お昼はいつものおばあちゃんの美味しい芋粥と汁もの。薪で炊かれた地元のお米、野菜、水の料理の自然のおいしさはいいものですね。皆、動けなくなるほどたくさんいただきました。
陽も傾く頃に茅の束を20束ずつ「鉾」と呼んでいる立て干し塔に立てて行きます。こうして霜露に当て、雪に埋もれながら、春まで置いておくことで、癖をとって行きます。この日は全部で7基の鉾が立ち、記念写真を撮る頃にはすっかり薄暗くなってしまっていました。みなさん、お疲れさまでした。また来年、たのしく茅刈りしましょう!(さのはるひと)
修復しようという家は、京都市北区の山里に住んでおられる画家夫婦が所有されている茅葺き民家です。ふだん留守にしていることもあって、全体に傷みもあるのですが、とにかく屋根を何とか雨漏りしないように保たねばなりません。
朝、到着すると、妻面にある煙出しから薄く紫煙が立ち、何か家の生命感が感じられてじ~んと来ました。お母さんが土間にあるかまどを炊いているんですね。吹き竹で火を熾しているのを学生が興味深く覗いていました。ここでは水も山から引いているものをそのまま使っていて、昔のまんまです。
昨年、茅を刈った後に株をきれいに刈り揃え、翌年のいい茅を期待したのですが、若芽を鹿に食べられてしまったようで、茅が育っていませんでした。残念ながら収穫量は例年の半分ほどに。最近は山里での獣害報告が多々ありますが、滋賀県の別の茅刈りでも茅場がダメになってしまっています。近年冬の雪が少ないので、個体数が相当に増えてしまっているようです。鹿が食べなかった道端の茅を刈り、何とか軽トラック3杯くらいの量を確保しました。
お昼はいつものおばあちゃんの美味しい芋粥と汁もの。薪で炊かれた地元のお米、野菜、水の料理の自然のおいしさはいいものですね。皆、動けなくなるほどたくさんいただきました。
陽も傾く頃に茅の束を20束ずつ「鉾」と呼んでいる立て干し塔に立てて行きます。こうして霜露に当て、雪に埋もれながら、春まで置いておくことで、癖をとって行きます。この日は全部で7基の鉾が立ち、記念写真を撮る頃にはすっかり薄暗くなってしまっていました。みなさん、お疲れさまでした。また来年、たのしく茅刈りしましょう!(さのはるひと)
なにやらいいにおいが…。
そう、今夜は小塩で日ごろお世話になっているご近所さん方を呼んで、
美味しいご飯を食べよう!のパーティなのです。
余っている板をウマの上に渡して、即席の長~いテーブルが出来上がり。
椅子を並べるとちょっとした宮殿の会食席のよう?!(言いすぎ)
準備をしている間に、さっそくおばあちゃん達がやってきました。
テレビもラジオも無い小塩の家に、いつも読み終わった新聞を届けてくださるお隣のおばあちゃん。
本当にいつもありがとう!
お出迎えするのは、皆で作った灯りの道。「木匠塾」と彫ってある看板は木匠塾棟梁の奥ちゃんが作りました!
(すごく綺麗に彫ってある立派な看板なのですが…裏を見ると…実はそうめんの箱のフタ!!)
夜になるのが楽しみです。
さて、皆さん続々お集まりに…
毎年夏の間、学生達が賑やかにお騒がせしてしまっている感謝をこめて、
さの先生の特製パエリア、奥様の手料理、木匠塾の台所を預かるぜんけさんの特製メニューが並びます!
学校の話、京北町の地元話などから、祭りの話、真面目な林業の話まで
盛り上がり、大変楽しい夜となりました!
お越しいただいた皆様、簡単な席ではありましたが、本当にありがとうございました。
今後もこういう機会がもてれば嬉しいなぁと思いました。
小塩の皆様、今後とも、どうぞ学生達を暖かく見守ってやってください!
(木匠塾4年生 よしだれな)
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