いよいよ待ちに待った夏休み、リーダーの1年生、スケタです。よろしくお願いしま~す。僕たちの今年の小塩木匠塾は庇の増築を行います。授業で刻み加工をしていた土台と梁、桁に加えて、手つかずの柱の加工を行うこと、1週間。何とかほぼ修了し、4日からの木匠塾に先駆けて、トラックを借りられる3日の日曜日、先発隊の出陣となりました。トラックはさの先生に運転をお願いしました。午前の学校説明会が終わってから、トラックを取りに行く間に、材木の準備をしました。大小いろいろな道具類やかんな屑、もろもろの木っ端も一緒に小塩に運びます。小塩の五右衛門風呂の燃料となります。
小塩に着いて木材を降ろし、家の中を一度ダニ退治の薬を焚きます。シュラフを干し、夕飯の用意。夕食はめぐさんが料理長で、リゾットを。京の料理店からいただいた鶏スープを用いたリゾット、白ワインも効かせて、まずまずの出来でした。ちょうど明日の下小屋のために用いる足場丸太を三間さんが届けてきてくれましたので、一緒に戸外で夕食会です。日中は暑かった小塩も、日が沈むと涼しい風が吹いて、とても気持ちがいいす。京都の地獄のような熱っぽい暑さとは別世界!さあ、明日から木匠塾前半の部、本番です。みなさん、よろしく!(1年リーダー スケタでした)
雨が心配された日曜日、何とか晴れて、夏の課外活動 木匠塾2008のための下準備、題して「プレ木匠」を行いました。今年の雪で壊れてしまった庇を制作します。報告はMiki.Tです。よろしく!
去年までの下屋は間伐材を番線で組みあげ、トタン屋根をふいたかんたんなもので、2年に一度は冬のあいだに雪の重みでつぶされてしまっていたのです。。。
夏の木匠シ-ズンには作業中の生徒たちを日差しから守って活躍し、秋冬を孤独に堪え、大雪に無残な姿と変わり、春には生徒たちに撤去されていった、かわいそうな下屋の丸太たち…彼らにはお風呂の薪にでもなってもらいましょう。合掌。
そんな過去の教訓をふまえ、雨にもまけず風にもまけず、雪にも夏の暑さにもまけぬ、丈夫な下屋をつくるのです!
さて、本日の目的は、施工予定地の実地測定と、一年生への小塩民家の下見です。
献立はちょっとお肉を焼いて、焼きそば、それにパエリアです。もうお腹ぺこぺこ。いただきまーす!
お腹いっぱいになったところであとは実測を残すのみの予定だったのですが、下屋の柱がくるはずの地点に思わぬ先客が!! 岩!!でっかい岩!!…やるしかないですね。このままでは基礎すら施工できませんから。丸太とコンクリートブロック、あとはみんなの腕っぷしを使って原始的に てこの原理 をつかいましょう。(というか、それしかありません。)支点力点作用点、なんて復習してる余裕はなく、岩の下を掘りさげて丸太をつっこみ、ブロックを効かせて押したりひいたり、もうてんやわんやです。
1年生のみんなと一緒に、読書会やらお茶部のお稽古やらで結構いそがしい毎日を送っています。となりの町家ではさの先生がランプが直接見えないようにと、下面に紙を貼っているようです。ふふ、曲がっていて、あれではやり直しね。ツチヤネーサンと一緒に、全部剥がしてしまいました。ついでに、紙を裏返しにしてやろうっと。(メグメグ)
ありゃ、今日これから現場に運んで取り付けようと工務店に頼んでいたのに...。ま、現場で貼ればいいか。めぐさん、下面に付けた桟は白木のままでいいね?(さの)
卒業生のサガミさんにていねいに照明を運んでいただき、土間の高い天井に懸けていただきました。最初は天井面から60cm下げて吊してもらいましたが、何だか圧倒的な印象ですよ。もうちょっと高い方がいいかも。幾度も吊り直してもらっている内に、ついに梁に当たるほど上がってしまいました。う~~ん、大きすぎなんですかね~、先生?(メグメグ)
皆さんの協力で何とか照明ができあがりました。大きさは120cmにしたり、90cmにしたりでしたが、結局、今の120cmにしました。最終的に付けてみて、やはり大きすぎたようです。圧迫感を和らげようと、最大限高く上げてみましたが、大きすぎの印象は変わりませんでした。
直下から仰ぎ見た画像でわかるように、真ん中を抜いて、四方に灯りを回した格好になっていて、一つ一つはそれほど大きくないのですが、全体として一体のスケールがあり、かなり強い印象となっていますね。例えば、四角でなく、上を絞ってやれば、その印象はずいぶん弱まるのでしょう。形自体はなかなかきれいで気に入っていますが、大きさを90cmほどにしてやるか、あるいはほかの手があるのか、ちょっと考えてみたく思います。
ここまで皆さんのご協力に心から感謝いたします。まだ続きがありますので、またよろしく。(さの)
こんにちわ、熊本出身のトモチーです。よろしく!さの先生のお手伝いで、ツチヤネーサンやメグメグと一緒に照明をつくってます。学校、楽しいです!連休の間に照明器具が付きました。紙貼り作業は先日、ユ~キとラチクンが頑張ってくれました。今日はそのつづきです。午後から山荘の建物を見に行き、夕食後に上面の紙を貼りました。
やっと貼り上がり、椅子に載せて試験点灯!やった~!って、嬉しくなりました。光が灯ると、全然違うものに変わるんですね。先生、透けた光がきれいということから、美濃の和紙を選んだそうです。
ふ~ん、見る方向によって、ずいぶん違う見え方をするんだ。私は横から見るのが好き。下からのぞき込むと、電球がまぶしいね、先生!何とかしましょう。 (陣太鼓大好きトモチでした!)
この日、授業中にさの先生からメールが。べんがら塗りするからおいで!授業後、仲間に声を掛けてよしやまちに行くと、先生がべんがら塗りをしています。赤いべんがらに墨を混ぜて柿渋で溶くだけだよ。服に付くと落ちないぞと、脅されて、恐る恐る塗ってみました。よく見ると、結構ムラだらけ。でも、この後、油で拭くと、落ち着くのだそうです。こんな自然なムラが、柔らかな印象につながっているのかしら。
べんがら塗りが終わって、記念写真。これが新入生の仲間たちです。このメンバーはとっても気に入っています。これから町家の改修のお手伝いなど、いろんな活動をどんどんやって仲間を増やして行きたいです。みんな頑張ろうね。次は先生、和紙を張るの?(メグメグ)
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