タマダです。今日から夏休みが終わって、授業が始まりました。午後は卒業制作演習なので、メンバーが現場に集まりました。来てみれば、夏休み中とほとんど変わらない感じですが、夏休み中に一度も参加しなかった生徒も来ています。
この日は皆で立つ貫(間柱)を仕込みました。1人1枚入れればいいので、楽勝です。1寸厚の杉板に貫の欠き込みを入れて、上下にメチをとって、下は根絡み上は胴差しにはめ込むという仕事です。ついでに胴差しと根絡みにえつり穴を掘りました。
貫が邪魔でけっこう上向き仕事はたいへんです。前もってえつり穴を開けておけばよかった。後悔先に立たずですね。今回は通常とは逆に、縦の竹小舞を内側に組みます。薄く壁土を塗るので、貫の影響の少ない縦小舞側を内にするのだそうです。その方が外側に断熱材であるフォレストボードを貫に釘打して留めてやりやすいですね。
1階では10カ所あるので、10人なら1人1カ所でいいのです。やはり大勢でやっているといいものです。
1時間ほどで出来上がりました。
10人もいると、一人くらいは間違えてやりなおす子もいるだろうと話してましたが、やっぱり一人、メチほぞの位置を間違えて、やり直しです。貫との交差点は相欠きにしてありますが、ここを釘でしっかり留めます。
出来上がった1階を見るに、先ほどまであった横長の感じが方形に組まれています。ちょっと雰囲気が変わったような気がします。
次回は二階の立つ貫を仕込むことになります。 (タマダでした)
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