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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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  この椋川の里には、田舎で子どもを育てたいと家族もろとも都会から移り住んだ青年がいて、この元気な家族から、村の年寄りたちの意識はいわば内側から少しづつ変わり始めていた。彼の熱意のもと、茅葺きの里に元気を取り戻したいと、幾度も幾度も現地に集まる内に仲間が増えて、どうしたらこの家を残せるか、意見を出し合った。村の人たちにとって、都会の他所もんが勝手なことを言ってるだけだと映るのは仕方ない。われわれはこの村をまもろうと、まず団体をつくり、活動を始めた。すでに、この地域で昔ながらの農業形態を復元し、その自然生態系を調査していた滋賀県立大学の先生やチームが柱となり、牛を使って田を耕す実験、焼き畑、茅刈りなどを行い、村の人たちとの交流を行った。他方で、くだんの家の実測調査を行った。


muku001.JPG 「椋川の里をまもろう会」会合風景

 この家の住人があきらめつつあった理由の一つに、合掌の倒れがあった。冬は雪に埋もれる地域であるが、山を回り込む強い西北の風で雪が偏り、屋根を歪めてしまったようだ。下の実測断面スケッチを見ればその歪みようがわかるだろう。すでに、危険な状態にある。そこで、まず、これ以上倒れない様に、応急の処置として筋交いを入れることにした。とにかく、信用してもらえるまで、よく通い込むことが大事である。そうこうしている内に、ついに、所有者氏はこの家を残すことを決意することとなる。

muku03.JPG

 かくして、村のシンボル的存在であった茅葺きの家は、高島市に寄贈され、村の交流拠点施設として、生まれ変わることとなった。改修工事費が市の予算に計上され、具体的な修繕、改修内容が検討された。工事は昨年の秋から、屋根の茅葺き作業、特に足元回りの耐震補強の作業などが行われ、この春に竣工した。町家研究室は実測調査から改修案の設計、工事の助言などを行ったが、別に、この家のもっとも重要な構造をよく理解するために、構造模型を制作させてもらい、竣工に際して納めた。次回の便で模型製作作業の様子を紹介しよう。(さの 3につづく)

muku08.jpg  4月24日竣工式を迎えた





 


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無題 by これなが
懐かしい写真ですね。。。昨日のことのように思い出します。
2009/06/15(Mon)01:00:40 EDIT TOP▲
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