2年生のオグリです。上棟式を終えて、お盆休みまでの1週間で屋根をこしらえます。今日は4寸角の太い垂木を載せました。4月に最初に追っ掛け大栓継ぎで繋いだものです。皆でよいしょよいしょと声を合わせて据えました。母屋にはコーチボルトで留めます。頭が出ないようにのみで座彫りをして、ドリルで先穴を開けて、インパクトにソケットレンチをつけて、ぎゅいぎゅい締め付けてやると、がちんとついて動きません。
夕方にタナカ棟梁が様子を見に来られました。高所作業でちゃんとヘルメットを着用して安全に作業しているかどうか、監督に来てくれたようです。垂木の出をどのくらいにするか、一緒に検討していただきました。
もともとのサノ先生の設計では、3尺の出でしたが、どうもバランスが悪いと、その後2寸ほど縮めてありました。現場で見ると、4寸角もそんなに太くないようです。先生、もっと伸ばしてもいいんじゃないですか?青いテープが3尺5寸です。
サノ:確かにこうして垂木だけを見ると、もっと伸ばしてもいいように見えるね。でも、おそらく出来上がったら、やっぱり太くて、長ったらしくならないかなあ。テープでは長いと思うよ。
生徒たち:もっと伸ばしましょう。伸ばしましょう。
サノ:わかった、わかった。棟梁、広小舞の位置を見たいので、貫を置いてください。その位置、3尺にしましょう。タダ君、それで切ってください。
翌日、どんどん垂木を置いて、すべて並べました。なかなか壮観です。面戸も防火を考えて、2寸の厚さの杉角材をはめていきます。明日から1寸厚の杉板を化粧野地に打つ予定です。
(岐阜は岩村出身のオグリでした)
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