お盆過ぎていよいよ鉾杉塾さんの茅葺き作業が始まりました。とはいっても、まだ下地となる構造材である垂木をきちんと留めるところからです。午後、この日から参加する生徒たちを連れて現場に向かいました。
にわか雨の後、新参者は茅の整理作業です。すでに午前中から作業をしていたババッチが手本を示してくれます。茅は鉾杉塾の河原林会長さんの茅葺きの家に置かれていたものを使います。長くて粒の揃ったもの、長いがそれほどでもないもの、短く切られた穂先の束、株側の束、という風に整理されていきます。
小さく可愛い屋根ではありますが、それでも驚くほどの茅の量が必要となります。
5時になり、本日の作業はここまで。みなでお茶をいただきながら、この後の作業の段取りの話をしています。明日は垂木を切り揃え、広小舞を打ち、横竹を編み始められるそうです。心配なのは天気です。この頃は大気の状態が不安定で、雲が来たかと思えば雷雨が始まるので、その度ごとにシートを掛けたり外したりしなくてはなりません。日差しはとても熱いけれども、雨が降りませんように。
(さの)
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