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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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あと10日しかないというところで、一気に仕上げのための工事業者さんたちに声をかけ、最後の仕事を詰めてやってもらう段取りに。まずは通り庇の雨樋を。ここだけは昔ながらの銅製でと、卒業生の熊川君に登場してもらった。卒業して10年にもなるだろうか、ずいぶんたくましくなったね。ありがとう。

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いつも町家や民家を改修する場合にお世話になる古建具を専門に扱う井川建具店さん。今回は微妙に寸法が合わず、残念ながら4枚の片引き戸しか使えなかった。中間にガラスの入った見栄えのする格子戸と簡素な格子戸各2枚ずつをお願いした。ともに5寸ずつ高さを足さねばならないのだが、あの味わいは古くてよい建具にしか求められない。

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厄介な注文を淡々とこなして行く木製建具の北村さん。この日は工場にお邪魔して仕事ぶりを見せていただいた。整然と置かれた昔ながらの機械を次々と渡りながら、淡々と作業を進めている姿に、寸分の狂いも許さぬプロの仕事振りを見させていただきました。

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大工組合の葭塾から応援部隊が到着。中堅、ベテラン大工さんたちが、床板張り作業を進めてくれます。ただ寸法を取って張って行く学生たちとは雲泥の差。まずは割り付けに時間をたっぷりとる。素材の痩せも考慮して、張り仕舞いにどのくらいの材が残るか、見当をつけて、作業に入る。張り始めれば、作業は早い。でも、端部はきちんと仕舞いをつけていく。そのコツがちゃんとわかっている。写真は林さん。井川さんから購入した建具も直してもらいました。

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写真は卒業生の山内君。床張りの他にも電気配線シャフトのカバーをお願いした。簡単なようで、点検口を格好よく配置するのは、それなりにきちんと下地をこしらえてやる必要がある。学校時代はこんなに頭を使える人だったかな?確実な仕事振りに感心させられました。

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こちらは佐々木君。山内君と一緒に建て方の時も応援に来て大活躍してくれた。あの時は背の高さを生かした掛矢の力強さが印象的だったけれども、ここでは頭脳的な仕事ぶりに驚かされた。常に、もっとよい方法はないか、と思いをめぐらせる姿勢には敬服。

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中堅大工の域にある松岡君。13年前のよしやまち町家改修工事の時はずっと頑張ってくれた。13年間の成長を見せてもらいましょう。

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出格子の地板を納める板野さん。夏にこの出格子を担当していただいた。またその仕上に来てもらいました。相変わらず、繊細な仕事振りを見せていただきました。ありがとう。

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本当に気持ちのよい若大工たち。多田君の仕事にも温かな眼で気遣ってくれています。いい仕事をしているという充実感を感じました。忙しい中、応援に駆けつけていただき、心から感謝します。おかげさまで竣工予定日に何とか間に合いそうです。
                                 (さの)











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