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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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  2年のラチです。お盆前に出身地で大きな地震があり、家の近くの東名高速が崩れました。さいわい、大した被害はありませんでした。本当に震度6だったのかなあ?
 さて、わがE班の試験体は5段厚貫を見せる真壁工法で、関西の民家によくある壁と思います。土壁の厚さを75mmにすべく、やや貫を部屋内側に振っています。

jikkenE0811.JPG

 結果は、ほぼ予想通りで、薄貫のA班と9本貫のF班とのほぼ中間になりました。1/150radで1.2kNですから、壁倍率で0.67倍、最大耐力は1/30radで2.5kNでした。これに土を塗るとどうなるか、楽しみです。   (学生棟梁のラチでした)


 
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  クリです。わが実験D班は、5段貫で真壁土塗りという壁を担当しています。でも、うっかり貫の欠き込みを忘れてしまい、込み栓(カシ15*15)留めに変更しました。楔と併用ですから、どれだけ強いか、楽しみです。

jikkenD0730.jpg

 結果的には、結構強くて、薄貫を余分に打ち付けたF班のものよりも初期耐力は大きいのに驚きました。込み栓は効くんですね。1/150radで2.0kNですから、壁倍率では1.1倍になります。1/60radあたりから、Fに劣りますが、それまでは優勢でした。上の写真で見られるように、込み栓が大きく撓みながら耐えています。                     (京都のクリ坊)

 2年のコバです。浜松出身です。ちなみに、同じく大工希望のラチクンは吉田、フジくんは伊豆と、静岡県出身が揃っています。僕たちの班は5段厚貫の上に、大壁仕様のために外面に薄貫を欠き込んでいれてありますから、きっと一番強いはずです。確かに、最大荷重は1/30radで4.0〜4.5kNありましたから、まずまずです。特定変形角1/150radで1.6kN、壁倍率にして、0.90倍ほどになりました。土壁塗りが楽しみです。
                          (コバでした)


 jikkenF0728.JPG







 
 昨年に引き続き、今年も伝統構法の耐力試験を授業で行います。今年のテーマは、貫の強さを調べようというものです。京北の管理棟でちょうど制作している貫構造の耐力を比較実験で見てみたいというものです。試験体は、6つのグループで制作、実験を予定しています。

 A 薄貫5段 真壁     塗り厚7cm  設計コース リーダー:なるなる
 B 薄貫5段 貫表わし塗り 塗り厚7cm  同          くりばやし      
 C 薄貫5段 貫表わし塗り大壁 厚7cm  同          にし
 D 厚貫5段 真壁     塗り厚7.5cm 木工コース      くりぼう
 E 厚貫5段 貫表わし塗り 塗り厚7.5cm  同          らちぼう
 F 厚貫5段 貫表わし塗り大壁 厚7.5cm   同          こば


実験授業は後期からですが、土壁は試験体の制作に時間がかかるために、夏休みから作業を開始します。それぞれ、まずはフレームをつくり、貫を仕込んだ時点で耐力試験をします。土を塗る前の状態でどのくらいの強さがあるのか、見ておこうというわけです。


 jikkenA0724.JPG

 7月24日は、設計チームAのなるなるチーム。薄貫は昨年のフレームと貫をそのまま再利用します。このフレームは昨年、1/10radまで経験しているので、込み栓は折れていて交換しますが、柱はほぞの確認をして、致命傷的な破損がなければ、そのまま使います。確かに、ほぞは大分傷んでいますが、大きく破損しているわけではなかったので、そのまま使う事にします。

 このタイロッドによる固定空フレーム実験は、1/300、1/150、1/60、1/30radの正負交互繰り返し截荷試験を行い、この状態での壁倍率をも求めておきます。結果は後日、まとめて紹介しますが、このA試験体は、さすがに柔らかく、0.34倍程度でした。学生たちは、楔をあんなに固く打ち込んだのに、とがっかりでしたが、まあ、そんなものでしょう。それでも通常の3段の薄貫よりも1.5倍くらい強いです。次は木工3チームによる厚貫シリーズですから、楽しみです。(さの)




jutak090619.JPG  建築科1年生のタロちゃんです。住宅設計は6戸からなる敷地の家並みテーマごとにグループをつくり、今日は家並みルールの発表会です。グループは、

 和風の家並み      2グループ

 洋風の家並み      1

 塀の家並み       1

 外側にグリーンスペース 1

 内側にグリーンスペース 2

という7つのグループが結成されました。(ちなみに私は塀チームです。)

 

 今日発表された中から、内側グリーンスペースの2チームを紹介しましょう。

 

チーム・セキ

 1 道路側に家を建てて、内側にGS空間を設ける

 2 内側GSは6軒共同のプライベート空間で、
   外部から進入できない

 3 4軒がGSにウッドデッキを設け、
   全体で一つの大きなデッキとする

 

チーム・カツヒロ

 1 GSには適宜、樹を植える

 2 フェンスを内側には設けない

 3 ウッドデッキを繋いでもよい

 

 2チームとも、従来の常識を破る新たな近隣関係を提案しているようですが、うまく行くのかしら?

 

 さの:すでにこうした試みが、コーポラティヴハウスという集合居住体つくりの活動には行われています。ただ、このような分譲住宅地では、例がないでしょう。それぞれのチームの人たちは、本当に、こういう仕掛けの中に住めるかどうか、どうしたら互いの負担なしに心地よい近隣関係を伴った住空間ができるか、真剣に考え、議論していって欲しいです。

 

 他では得られない近隣関係を持てるというのは面白そうだけど、現実問題として、一戸の家の中でも、時々長期滞在するおばあちゃんと家族との間に一呼吸置くなど、お互いのプライバシーを保つ建築的な工夫をあれこれ考えているようなレベルで、家のリビングのすぐ前庭に近所の人が歩いて来れるというのは、私にはどう考えていいかわからない。部屋の配置で対応できるのかしら。でも、面白そうです。結果がどうなるか、楽しみ!(社会人出身のタロちゃんでした。)

 

 


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