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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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  1年のフミです。ここ小塩のお祭りは上松(あげまつ)です。京北では松揚げと呼んでいるそうですが、小塩では上松です。毎年、学生たちも参加させてもらっています。昔は余所者にはさせてもらえなかったそうですが、最近は段々高齢化が進んで、松明を放り上げられる元気な者が減ってきたということもあって、特別に、僕たちに参加させてもらえることになったようです。

 もともと上松は、この辺りに残っている風習で、地蔵盆の頃の送り火の意味合いもあるのかと思いますが、日吉神社の神事として行っているのですから、もともとは、火之神である愛宕信仰に端を発しているものに、神仏習合となったのでしょう。(えへん、比較文化専攻のカネモトでした。)

 朝から学生たちも参加して、準備の手伝いをしました。15mほどの大きな柱に2m以上もある大きな松明(たいまつ)を村人がこしらえます。太いものやら細いものやら、竹を入れたり、杉の枝を入れたりしています。その周りには、たくさんの地松明を立てて行きます。夜に、これに火をつけると、辺りは神秘的な光の空間になります。萬灯会(まんとうえ)の光景に近いものがありますね。


moku090822.JPG

 さて、8時頃になると、観光バスやら自家用車でたくさんの人たちが集まって来ました。僕らは神域に入り込み、大きな焚き火を囲んで、小さな投げたいまつに火をつけます。合図とともに、これをぐるぐる回し、勢いをつけてセイ!と投げ上げます。でも、悲しいかな、手を離れたたいまつは後方に飛んで行って、人に当たったり、背後の杉の枝に引っかかってしまたり。棒で叩いて落とし、水をかけて火を消してもらいました。

 はじめはなかなかコツがつかめませんでしたが、そのうち何とか前に飛ぶように。でも、なかなか届かないです。火をつけると、ぼうぼうと、抵抗が大きくなって、あまり飛ばないみたい。鉦の音に混じって、焚き火の音、掛け声が谷間に響きます。自分で投げたたいまつは拾いに行きますが、頭上から松明が降って来て、危ない危ない。やがて、誰かの一投が大松明に入り、よかったよかった。それでもまだ投擲は続きます。最後のあたりで僕の投げた松明が燃え盛る籠に入ったようです。嬉しいですね。ひそかに誇らしくしてました。

 火はどんどん大きくなり、中に仕込まれた竹がはでて大きな爆裂音とともに、火の粉が暗闇の中に勢いよく散りこぼれます。最後には、どどーっと、大きく火が崩れ落ち、大きな火の粉が天高く舞い上がり、歓声があがります。なるほど、火之神への信仰の表現になっていますね。柱を支えていたロープを放ち、柱はどーんと倒れ、周りは火の海になります。さっそく、消防が出て、散水、火の勢いを押さえ、神事は終了しました。

 有名なのは花背別所や広河原の松上げで、倒れた後、皆で火の中に飛び込んで火の粉を舞い上がらせるパーフォーマンスがあったり、引揚げてから下駄を履いて踊り堂で念仏踊りを夜通し踊るという神事が続くそうです。小塩では、片付いてから、関係者が公民館に集まって、酒宴となります。

                      (感動でいっぱい、東京育ちのフミでした)




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