忍者ブログ
| Admin | Write | Comment |
[学校内のあれこれをお伝えします!]
2024/03. 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31 
[172]  [171]  [170]  [169]  [168]  [167]  [166]  [165]  [164]  [163]  [162
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

jikkenkaras.jpg

 実験で得られたデータを整理してグラフにしてみました。実験は各仕様1体ずつですから、本来はばらつき係数を入れないといけませんが、比較にはなかなかいい結果となっております。

 横軸は変形でmmで表示されています。全体の高さが2730mmですので、1/150radが18mm、1/60radが45mm、1/30radが91mmとなっています。
 縦軸は荷重でkN表示です。

 一番弱い(柔らかい)のは、試験体Aの5段薄貫(18*90)仕様です。楔はひのきです。
次に柔らかいのが、Eの5段厚貫(27*105)ですが、Aの倍ほどの強さがありますね。
DとFはほぼ同じ強さを示しています。DはEと同じ5段厚貫ですが、込栓で留めている分、動きが拘束され、強度が上がっているものと見られます。
 FはD、Eと同じ5段厚貫ですが、大壁仕様とするために、外側に4段の薄貫を柱に欠き込んで留めている分、9段貫と同じように強度が上がっていると見られます。

 すでに報告がありましたように、特定変形角1/150radでの荷重から、壁倍率を算定すると、

 A   0.6kN  → 0.34倍
 D  2.0kN  → 1.10倍
 E  1.2kN  → 0.67倍
 F  1.6kN  → 0.90倍

となっています。これから土壁塗りをして、後期の実験授業には各試験体の耐力結果が得られることでしょう。楽しみにしています。                 (さの)
PR
この記事へコメント
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
COLOR
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • 京都建築専門学校
京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
  • 最新コメント
[07/15 井上建築デザイン]
[11/22 キタオカ]
[06/15 これなが]
[06/15 これなが]
[05/03 馬場 裕]
  • ブログ内検索
Copyright © 京都建築専門学校 ニュースレター All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics  Template by Kaie
忍者ブログ [PR]