模型写真
与えられた条件に対して僕たちのグループは、各家庭の内外に対する関係性が希薄になっていることを問題とし、「縁側を設けること」、「集まる家がそれぞれにつながりが持てるような住宅をめざすこと」をテーマとして設計に取り掛かりました。縁側を設けることで意識が自然と外に向きやすくなるはずである(自分以外との関わり)と考えたからです。
与えられた条件に対して僕たちのグループは、各家庭の内外に対する関係性が希薄になっていることを問題とし、「縁側を設けること」、「集まる家がそれぞれにつながりが持てるような住宅をめざすこと」をテーマとして設計に取り掛かりました。縁側を設けることで意識が自然と外に向きやすくなるはずである(自分以外との関わり)と考えたからです。
僕の住宅では明るく開放的な空間を創るために南側に大きな窓と少し広めの縁側(ウッドデッキに近いですが)を設け、家族が陽ざしと団欒を楽しめるようにし、西面につながる縁側では、近隣の人と腰をかけてゆっくりコミュニケーションがはかれるようにしました。これらは外に向けてオープンなものとしましたが、屋内でも「明るさと開放」を取り入れたかったので玄関の左手側に坪庭を設けました。個人の時間を過ごしやすい浴室、洗面室、老人室、廊下、階段から常に感じられるようにし、それぞれが完全な「個」(閉じた空間)にならないようにしました。
外観では、色味のやわらかさと横のラインを強調したかったので化粧材でのラインの強調と、屋根下端部の高さを一定にすることで強弱を表現できたのではないかなと感じています。横のラインを見せることで「独立して建っているだけ」ではなく、「周囲につながっている」ことを何気なく気づいてもらえるようにしたかったのです。一つの街並みを創るうえで各住宅の存在が「点」ではなく「線」でつながるように、一つ一つの住宅が互いに結びつき合う景観を目指した結果でした。
1年 西野 隆雅
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