忍者ブログ
| Admin | Write | Comment |
[学校内のあれこれをお伝えします!]
2024/12. 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31 
[229]  [228]  [227]  [226]  [225]  [224]  [222]  [220]  [219]  [218]  [217
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

juutaku20101.JPG 模型写真

 与えられた条件に対して僕たちのグループは、各家庭の内外に対する関係性が希薄になっていることを問題とし、「縁側を設けること」、「集まる家がそれぞれにつながりが持てるような住宅をめざすこと」をテーマとして設計に取り掛かりました。縁側を設けることで意識が自然と外に向きやすくなるはずである(自分以外との関わり)と考えたからです。
僕の住宅では明るく開放的な空間を創るために南側に大きな窓と少し広めの縁側(ウッドデッキに近いですが)を設け、家族が陽ざしと団欒を楽しめるようにし、西面につながる縁側では、近隣の人と腰をかけてゆっくりコミュニケーションがはかれるようにしました。これらは外に向けてオープンなものとしましたが、屋内でも「明るさと開放」を取り入れたかったので玄関の左手側に坪庭を設けました。個人の時間を過ごしやすい浴室、洗面室、老人室、廊下、階段から常に感じられるようにし、それぞれが完全な「個」(閉じた空間)にならないようにしました。

juutaku20102.jpg

外観では、色味のやわらかさと横のラインを強調したかったので化粧材でのラインの強調と、屋根下端部の高さを一定にすることで強弱を表現できたのではないかなと感じています。横のラインを見せることで「独立して建っているだけ」ではなく、「周囲につながっている」ことを何気なく気づいてもらえるようにしたかったのです。一つの街並みを創るうえで各住宅の存在が「点」ではなく「線」でつながるように、一つ一つの住宅が互いに結びつき合う景観を目指した結果でした。
 
                                                                                   1年  西野 隆雅
PR
この記事へコメント
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
COLOR
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • 京都建築専門学校
京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
  • 最新コメント
[07/15 井上建築デザイン]
[11/22 キタオカ]
[06/15 これなが]
[06/15 これなが]
[05/03 馬場 裕]
  • ブログ内検索
Copyright © 京都建築専門学校 ニュースレター All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics  Template by Kaie
忍者ブログ [PR]