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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 イワモトです。昨日、風邪で寝込んでいたら、サノ先生が版築のピースをつくったとブログに発見!これは寝てられんと、ふらふら現場に出て来ました。ちょうど先生が昨日のピースの型枠を外しているところ。写真の左がA、右がBです。石灰が多いAの方が白っぽく、中塗り土を混ぜたBの方がちょっと黄色っぽいかなというくらいです。まだ塗れているので、色は乾くに連れて変わっていくことと思います。

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 左がA、右がBです。裾が白っぽくなっているのは、型枠についていた石灰がついたためです。よく見ると、中ほどで締め固めた層の違いが見えています。かなりしっかり叩いてあるようで、それほどはっきりとした疎密の感じは見えていませんね。

 僕もつくりたいので、もう一つつくることに。今度は砂利を混ぜてやってみようと。

DSCN5067.jpg

 やや細かな砂利を2、まさ土を8、石灰を2で混ぜます。今日、たまたま奈良の建築士さんたちが見学に来られていて、その中の生駒のF設計事務所さんのお二人に指導をいただきました。空練りがまず大事と、丁寧に混ぜ合わせます。水は昨日は多かったという反省から、今度はカップ4杯。ぱさぱさしていて、水分が全体に行き渡らないという程度ですが、それでも多いかもとFさん。昨日と同じように締め固め作業を。なるべく細い搗き棒で、あまり力まないで叩くということのようです。唐招提寺の三和土では、径が5、6cm程度の丸太でそっと、最初は男性、後は女性が叩いたと。
 後半では全部入れず、同じくらいの量を入れて、叩き締め、最後に残りをすべて入れて叩きました。最終的には表に砂利が見えて、かんかんと音がする程度にまで締め固められました。サノ先生も、昨日よりもいい感じだと。ただ、全体の下がり量は15%ほどで、昨日の25%までは下がっていません。砂利が効いているのだろうかと。
 木曜日に型枠を外して、様子を見ることにしました。Fさんの話では、苦汁を入れるのは、水分を保つためなので、今頃の乾燥していない期間は絶対必要ということはないのではないかと。締め固めるためには、水分は押えた方がうまく行くようですが、石灰が十分に固化するには水分は多い方がいいということになります。すぐに固まるセメントとは違って、ゆっくり固まる石灰なので、そんなに直ぐには配合の善し悪しはわからないのでしょうね。
                       (風邪でイマイチ元気が出ないイワモトでした)

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