忍者ブログ
| Admin | Write | Comment |
[学校内のあれこれをお伝えします!]
2024/04. 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30 
[62]  [61]  [60]  [59]  [58]  [57]  [56]  [55]  [54]  [53]  [52
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 卒業制作は設計作品を制作するコースと大工仕事を行う木工コースとに分かれる。今年は木工コースに15名ほどがいて、前期に手掛けた京北森林組合の製材工場製品倉庫と、近所の家の庭にお風呂を拵えるというチーム、それに学校のゲートをリフォームしようというチームとに分かれての作業となった。

gate001.JPG

 現在のゲートは校舎と同じ鉄筋コンクリート造で、これに伝統的な風情に合わせて、瓦屋根を載せよう、杉板を張ってみようというものである。全部壊してつくりなおすという案もあったが、費用がかかりすぎるので、リフォーム案が採択された。

gate002.JPG

 残念ながら、道路までの距離がほとんどないので、瓦の軒がほぼ壁面にそろってしまうという姿になるのであるが、仕方ない。皆であれこれ議論して、正面に目板張りの杉板竪張り、抱きの部分は土壁塗りとし、腰に伝統の納まりとすることにした。正面に現在ある植え込みを出窓風のショーウインドウにし、その屋根を大和葺き板屋根にしようと。

gate002a.JPG

 でも、どうも田舎臭いなあという意見があり、重ね板張りにすがる破風を添えたものでデザインし直している。やや框を低めにして、前面をガラス框戸で開けられるようにする。脇にポストを仕込むなど、結構難しいものになりそうなので、この出窓一式は、指導してくれる木村棟梁に頼むことになった。
 屋根の軸組については、次回に紹介しよう。 (さのはるひと)
 
PR
この記事へコメント
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
COLOR
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • 京都建築専門学校
京都市のど真ん中府庁前で、創立60年の伝統を誇る小さいけれど真面目な建築学校です。ユニークで色々な経験を持った先生たちが揃っています。平成24年度入学願書受付中!
  • 最新コメント
[07/15 井上建築デザイン]
[11/22 キタオカ]
[06/15 これなが]
[06/15 これなが]
[05/03 馬場 裕]
  • ブログ内検索
Copyright © 京都建築専門学校 ニュースレター All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics  Template by Kaie
忍者ブログ [PR]